京都府埋蔵文化財調査研究センターは23日、大山崎町円明寺松田、下植野一丁田の松田遺跡で、弥生時代中期~古墳時代後期の竪穴式住居跡5基と、奈良時代~中世に掘られた溝4本などが見つかったと発表した。 小泉川沿いで広い時代の遺構が同時に出土し変遷をうかがうことができるとしている。
見つかった竪穴式住居跡5基のうち、古墳時代前期の住居跡は縦5m、横6・2m、深さ0・8mと大型。北東隅には石を敷いた貯蔵穴や、中に石を多数詰めた用途不明の穴を備えている。
同じ場所から、13世紀ごろに掘られた幅1・7m、深さ0・5mの大型溝も見つかり、中からは13世紀の中国製の青磁片や瓦器碗や土師器皿などが出土し、杭を打って護岸工事を施した跡もあった。
このほか、奈良時代後半~平安時代前期に掘られた溝2本も出土した。
近隣ではこれまでに弥生時代の方形周溝墓群や、13~14世紀の建物跡が見つかっている。
現地説明会は26日午前10時半から開かれる。
[参考:2011.2.24京都新聞、2011.2.25毎日新聞]
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2008.8.1 松田遺跡 継体天皇ゆかりの地で古墳時代後期の集落跡
見つかった竪穴式住居跡5基のうち、古墳時代前期の住居跡は縦5m、横6・2m、深さ0・8mと大型。北東隅には石を敷いた貯蔵穴や、中に石を多数詰めた用途不明の穴を備えている。
同じ場所から、13世紀ごろに掘られた幅1・7m、深さ0・5mの大型溝も見つかり、中からは13世紀の中国製の青磁片や瓦器碗や土師器皿などが出土し、杭を打って護岸工事を施した跡もあった。
このほか、奈良時代後半~平安時代前期に掘られた溝2本も出土した。
近隣ではこれまでに弥生時代の方形周溝墓群や、13~14世紀の建物跡が見つかっている。
現地説明会は26日午前10時半から開かれる。
[参考:2011.2.24京都新聞、2011.2.25毎日新聞]
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