県埋蔵文化財センターが発掘調査を進める小鍋内Ⅱ遺跡(同市鹿子畑)で、平安時代とみられる集落内の大型の掘立柱建物跡があることが分かった。
発掘調査は約6400㎡で実施。古墳時代後期から平安時代の竪穴住居跡28軒、掘立柱建物跡10数棟を確認したほか、旧石器・縄文時代の土器・石器、中・近世の陶磁器・銭貨などを発見した。
掘立柱建物跡のうち、大型の3棟は丘陵地の上部に南北に並んでいる。大型の掘立柱建物跡が集落で見つかるのは珍しく、力のある有力者が建てたと考えられている。
別の掘立柱建物跡の隅柱底から宋銭「紹聖元寶」が1枚見つかった。水はけの良い火山灰層にあったため、腐食を免れたらしい。宋銭は地鎮の儀式が行われていた証拠とされ、全国的にもまれな発掘例とみられる。
29日午後1時半から現地説明会が開かれる。
[参考:下野新聞]
備考:紹聖元寶の初鋳は紹聖元年(1094年)
発掘調査は約6400㎡で実施。古墳時代後期から平安時代の竪穴住居跡28軒、掘立柱建物跡10数棟を確認したほか、旧石器・縄文時代の土器・石器、中・近世の陶磁器・銭貨などを発見した。
掘立柱建物跡のうち、大型の3棟は丘陵地の上部に南北に並んでいる。大型の掘立柱建物跡が集落で見つかるのは珍しく、力のある有力者が建てたと考えられている。
別の掘立柱建物跡の隅柱底から宋銭「紹聖元寶」が1枚見つかった。水はけの良い火山灰層にあったため、腐食を免れたらしい。宋銭は地鎮の儀式が行われていた証拠とされ、全国的にもまれな発掘例とみられる。
29日午後1時半から現地説明会が開かれる。
[参考:下野新聞]
備考:紹聖元寶の初鋳は紹聖元年(1094年)