歴歩

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高槻市・高槻城跡 高山右近が城主時代の障子堀が出土

2019年01月31日 | Weblog
 大阪市教育委員会が30日、高槻城跡(大阪府高槻市)の江戸時代の二の丸跡に当たる城跡公園野球場跡地の発掘調査で、キリシタン大名・高山右近(1552~1615年)が1573年に城主となった時代に掘られたとみられる障子堀跡(幅約16m、深さ約4m、長さ70m)と石垣(長さ約45m)が見つかったと発表した。障子掘跡は堀底を泥で覆って隠し、落とし穴のような機能を持たせていた。 障子堀は東国を拠点とした戦国大名の北条氏が小田原城(小田原市)や山中城跡(三島市)で取り入れた技術で、西日本では松江城下町遺跡(松江市)など数例しか見つかっていないが、秀吉の大坂城の障子堀より古く、近畿で最古級とみられる。
 また堀の中から「元和三年(1617)」と墨書された石材が見つかり、江戸時代初期の修築時に埋められたことも分かった。
 現地説明会が2月2日(日)午前10時~正午に開かれる。
[参考:共同通信、毎日新聞、産経新聞、高槻市HP]

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高槻城に高山右近の障子堀、大阪 築城の名手、泥で落とし穴

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奈良市・富雄丸山古墳 国内最大、直径109mの円墳を裏付け

2019年01月24日 | Weblog
 奈良市埋蔵文化財調査センターは23日、2017年の航空レーザー測量で、これまで国内最大の円墳とされてきた行田市の丸墓山古墳(直径105m、6世紀前半)を上回る円墳と判明した奈良市の富雄丸山古墳(4世紀後半)について、発掘調査の結果を発表した。
 今回の発掘調査は昨年12月に開始し、墳頂部や、北東の造り出しなど4カ所で実施した。
 直径は約109mであった。墳丘は3段構造だが、レーザー測量で幅約2~3mとみられた平坦面は、1段目が幅7.2m、2段目が幅8.8mであり、平坦面には、円筒埴輪列が円墳の中心を囲むように並んでいた。
造り出し部分も2段以上の構造になっており、平坦面の中央に円筒埴輪列が見つかった。
 また、墳頂部を再発掘したところ、装飾品の鍬形石の破片や、管玉などが見つかった。鍬形石の破片は、京都国立博物館所蔵の「大和富雄丸山古墳出土品」(国重要文化財)に含まれる鍬形石の一部とみられるという。
 現地説明会が26日午前10時~午後3時に開かれる。
[参考:共同通信、朝日新聞、産経新聞、毎日新聞]

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