豊岡市教委が30日、奈良時代後期(8世紀後半)の但馬国分寺跡(同市日高町)から、仏具や鐘など銅製品を鋳造した「鋳所(いものどころ)」(鋳造工房)とみられる遺構が新たに見つかったと発表した。
調査は史跡の東端約250㎡で実施した。 見つかった鋳造遺構内には石を敷き詰めた1.1m四方の区画があり、中心部に高温で熱して銅を溶かしていた炉とみられる跡があった。 また、坩堝(るつぼ)(直径約15cm、高さ約10cm)と呼ばれる土器が2個見つかっている。
同跡からは、1977年の調査で「鋳所」の文字がある神護景雲2年(768)の木簡が出土しており、実際に「鋳所」の存在が確認できた全国初のケースとなる。
現地説明会が12月4日(土)午後1時半から開かれる。
[参考:神戸新聞、産経新聞、毎日新聞]
調査は史跡の東端約250㎡で実施した。 見つかった鋳造遺構内には石を敷き詰めた1.1m四方の区画があり、中心部に高温で熱して銅を溶かしていた炉とみられる跡があった。 また、坩堝(るつぼ)(直径約15cm、高さ約10cm)と呼ばれる土器が2個見つかっている。
同跡からは、1977年の調査で「鋳所」の文字がある神護景雲2年(768)の木簡が出土しており、実際に「鋳所」の存在が確認できた全国初のケースとなる。
現地説明会が12月4日(土)午後1時半から開かれる。
[参考:神戸新聞、産経新聞、毎日新聞]