司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

京都、最高の2泊3日を教えます

2004-05-05 17:11:27 | いろいろ
「CASA BRUTUS」5月号に特集「東京・京都、最高の2泊3日を教えます。」がある。「最新&必見建築・デザインを巡る旅」という設定。京都編は、近現代から数寄屋造りまで確かに知る人ぞ知る有名どころ(明治・大正建築から、中村外二、高松伸まで。)を押さえてある。しかし、「俵屋」に泊まって、「イル・ギォットーネ」や「和久傳」等で食事というのでは、まさに20万円コース、贅沢の極みといえる。「じもぴー」としては5~6万円で堪能できそうであり、暇を見つけてぼちぼち廻ってみよう(私にとっては一通り知っているところばかりであるが、ゆっくり廻れば、また違う発見があるかもしれない。)。司法書士は、不動産のプロを自認しつつ、当該取引物件をまったく見ることもなく関与しているケースが殆どであり、もっと現場を見ておく必要がある。自戒、自戒、自戒。別稿「おいしい京都」は、逆にリーズナブル路線で◎。

ところで、文中しばしば登場する「リノベ」。最初は、「?」であったが、「リノベーション」の略語らしい。京都市内は最近いわゆる町家改造型の店舗が増えているが、これらが「リノベ」物件というわけである。

「リノベーション」(renovation)
「〔刷新,修繕などの意〕既存建物を大規模改装し耐震性や省エネ性能など,用途や機能を刷新・高度化し,建築物に新しい価値を加えること。事務所用ビルの居住用へ,また,倉庫の事務所用への転用など。
〔改装の意であるリフォームに比べ,用途変更や市場ニーズにあわせた機能向上により建物の価値を高める意味で用いられる〕

 司法書士界も「リノベーション」が必要であるな。
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生体認証(バイオメトリクス)

2004-05-05 10:59:47 | 司法書士(改正不動産登記法等)
 指紋や顔の形といった人間の身体的特徴を鍵に、情報を不正な閲覧や複製から守る生体認証(バイオメトリクス)技術が実用期に入りつつあるとのこと(5月4日付日経朝刊)。
 さて、司法書士界の喫緊の最重要課題は不動産登記法改正による登記オンライン申請である(商業登記に関しては、本年6月21日からスタート。)。中でも、オンライン申請時における本人確認作業をいかに行うか、不安視する向きが多い。電子署名、商業登記に基礎を置く電子認証制度を利用するとはいえ、さしあたり従来の本人確認作業を継続することが必要であろうが、近い将来、生体認証(バイオメトリクス)が普及すれば、オンライン申請(不動産登記に限らない)における本人確認にぜひとも導入すべきであろう。未だ認識率は90%程度とのことであるが、まったくの他人の「なりすまし」に対して充分抑止力となりうる。もっとも、指紋等の生体情報を登録することに対する心理的抵抗感は根強いものがあろうから、普及には時間がかかるであろう。しかし、実務におけるニーズが普及に拍車をかけるであろうこともまた事実である。
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