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共用品という思想(岩波書店)を読む

2011-03-08 | 読書
共用品という思想――デザインの標準化をめざして
後藤 芳一,星川 安之
岩波書店

  読売のネットニュースにこんな記事があった。 そして先に買っていた岩波の『共用品という思想』を引き出してきた。

  こんなことが書いてある

  「不便さに耳を傾けるよう先に、何らかの対応策を講じることがあり、さらにその先に不便さが解消・緩和されることがある。課題を認識する目的は、行動することであり、行動するもっく敵は課題を解消することである。その意味で、本当に耳を傾けているかという問いは、課題の解決までつなげられるような認識をしているか、という問いである。

  たとえば、視覚障害者が街を歩きにくいという課題に対しては白杖、誘導ブロック、介助犬、音声ガイド、触知案内板などがある。いまは、法律や制度もあって、こうしたハードやソフトの整備が進んでいる。ただ、手法が共有され、設備が整備されることによって『対処済み』とされて、その本来の目的が途中で抜けてしまう恐れもある。…」

 

   手話通訳もそうだろう。通訳をつけてください。はいつけました。通訳はどこから派遣されていますか? はい、ろう団体に依頼しました。はい、よろしい…てな具合で本来手話通訳は何のためにつけるのか、だれのためについているのかが抜けてしまうことも多い。

   情報を必要としている人、コミュニケーションを求めている人にきちんと情報が伝わっているか、コミュニケーションが保障されたのか 常に 求め続けていくべきでしょう。

 

視覚障害者守る点字ブロック

 駅のホームにある、でこぼこの黄色いブロックはなに? どんな役割があるのかな。

破損や摩耗 危険な場所も

 正式名称は、「視覚障害者誘導用ブロック」で、一般的に「点字ブロック」と呼ばれる。駅のホームだけでなく、歩道や公共の建物内にも敷かれ、視覚障害者は足や白杖(はくじょう)で凹凸を認識しながら歩く。

 点状の突起により、近くにある横断歩道や階段などに注意を促す「点状ブロック」と、線状の突起で進む方向を示す「線状ブロック」の2種類があり、これらを組み合わせて歩行を助ける。

 
作図 デザイン課 大倉暁雄

 

 点字ブロックを巡っては、今年1月にJR山手線で発生した全盲の男性のホーム転落事故後、因果関係ははっきりしないものの、視覚障害者団体から、「点字ブロックの突起の数が多すぎ、凹凸を識別しにくい」などの意見が寄せられた。JR東日本は、事故の起きた駅ホームの点字ブロックをすべて交換し、首都圏を中心に約330の駅でも点検を行っている。

 点字ブロックは日本が発祥で、1967年、岡山市内の盲学校近くに初めて設置された。考案したのは、同市の発明家、故三宅精一氏。「目が不自由な人も、安全に街を歩けるように」との思いを実らせた。

 その後、急速に普及し、国も90年代以降、新設の駅などでの整備を義務づけた。昨年3月時点で、駅や空港など、全国の旅客施設の約95%に設置されている。韓国、オーストラリアなど海外にも広がり、国際規格を作る動きもある。

 だが、ブロック上に自転車が置かれたり、ブロックの近くに柱があったりして危険な場所は多い。突起の形や配列など、日本工業規格(JIS)以外のブロックも多く、視覚障害者が戸惑うケースもある。

 福岡県人権擁護委員連合会が昨年9月、県内12市町で、公共施設などの周辺の点字ブロックを調べたところ、約4割に破損や摩耗、設置が不適切で目的の場所へたどり着けないなどの問題があった。設置されていることが望ましいのに、点字ブロックがないところも約3割に上った。

 視覚障害者の5割が、駅のホームから転落した経験を持つとされる。点字ブロックの整備を適切に進めるだけでなく、転落防止の可動柵の設置などの抜本的な安全策も講じる必要がある。(安田武晴)                         2011年3月8日  読売新聞)

 

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シンポジウム『医療通訳における「正確性」と「公平性」について考える』

2011-03-08 | まいにち

こんなご案内をいただきました。残念、行事がぶつかってます…

シンポジウム『医療通訳における「正確性」と「公平性」について考える』


日時:2011年3月20日(日)14時~16時30分  (開場:13時30分)
場所:大阪大学中之島センター  
大阪市北区中之島4-3-53  TEL 06-6444-2100 
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/


会費:1000円 (mcinet, MEDINT, JAMIの会員は無料)
定員:50名(要申込) 
主催:多言語コミュニティ通訳ネットワーク(mcinet) http://mcinet.info/
共催:医療通訳研究会(MEDINT) http://medint.jp/ 
医療通訳士協議会(JAMI) http://jami.hus.osaka-u.ac.jp/


プログラム:
 主催者挨拶     多言語コミュニティ通訳ネットワーク共同代表 飯田奈美子
 基調講演  「通訳理論からみる「正確性」と「公平性」とは(仮)」
                   武田珂代子  米国モントレー国際大学大学院准教授
 話題提供  「医療通訳の「正確性」と「公平性」を考える―医療通訳倫理規定を踏まえて」
          飯田奈美子 多言語コミュニティ通訳ネットワーク


 パネルディスカッション
               司会:村松紀子 医療通訳研究会

 
申込方法:必要事項を記入の上、下記までメールでお申し込みください。 
多言語コミュニティ通訳ネットワーク Email:mcinet@mcinet.info
         必要事項:所属先・名前・ご連絡先(ご住所・メールアドレス)
mcinet, MEDINT, JAMIの会員はその旨をご記入ください。

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夜に3度も目が覚めて…

2011-03-08 | まいにち

  おとといの夜は3度も目が開いてしまって…おかげで久しぶりのお仕事中も眠くて眠くて…。

  何かいい方法はありませんか? お教えください。

  寒いですが、今日は少しは暖かくなるんですか?

 

  前原外務大臣がお辞めになりました。

  先にも「重箱の隅の隅を」とか書きましたが、知れば知るほどおかしな事件です。寄付されたおばちゃんはずっと使ってる通名で忌避寄付しとったと言われてるし、どこか「こんなことばっかり」探しまわっている人がおってんでしょうか?

 

  世論調査で人気の高かった前原誠司氏を外相辞任に追い込んだことは、自民党の政権奪還戦略にとって大きな意味を持つ。「ポスト菅」の本命をつぶし、不人気の菅直人首相のまま、解散・総選挙に追い込むことが、理想的な展開だからだ。

 自民党は今国会、野田佳彦財務相、蓮舫行政刷新相、枝野幸男官房長官ら、ポスト菅世代を狙って次々とスキャンダルを追及した。中でも力を入れたのが、前原氏だった。

 先月21日の衆院予算委員会。保守派論客である稲田朋美氏は、前原氏が1992年と99年に北朝鮮を訪れていることを指摘。前原氏に「よど号」乗っ取り事件の犯人と「平壌市内のホテルでばったり会った」「(一緒に)写真をとった」と認めさせ、北朝鮮と前原氏の親密ぶりを印象づけることに成功した。

 そんな中、西田昌司参院議員のもとに京都の支援者から「前原氏を熱心に応援している飲食店がある」との情報提供がもたらされた。調べると経営者は在日韓国人であることを公言し、前原氏に献金をしていた。「これはいける」。西田氏は直感したが、女性が日本国籍を得ているかどうかについては詰め切れなかった。

 4日の参院予算委。「その方は日本国籍はお持ちなんでしょうか」。西田氏はかわされるのを覚悟で聞いたのだが、前原氏はあっさりと認めた。「在日の方であります」

 前原氏が辞意を表明したのはその2日後だった。(渡辺哲哉) (朝日新聞)

 

むしろこっちの発言のほうが大問題やで

ゆすり発言「米国の本音か」 沖縄県議会が抗議決議へ

  

 沖縄は「ゆすりの名人」、「怠惰でゴーヤーも育てられない」。米国務省のケビン・メア日本部長(前在沖縄米総領事)が昨年12月、米国の大学生相手の会合でした発言に、沖縄で一斉に抗議の声が上がった。県議会は8日に米政府に対する抗議決議をする方針だ。「これが米国の本音か」。米軍統治下で強制的に基地をつくられ、今も負担を強いられ続ける沖縄の人たちの不信は深まるばかりだ。

 県議会の決議は発言撤回と謝罪を求める内容で、全会一致で可決する見通し。県政与党の自民党県連の新垣哲司会長は「許せない沖縄差別発言だ。こんな人物は日本部長を辞めてほしい」と批判した。

 メア氏は2009年まで3年間、在沖縄米総領事を務め、いまは米政府の対日政策責任者。講義では、普天間飛行場については「(住宅地に近い)福岡空港や伊丹空港と同じ」と特段危険性はないとの認識も示したとされる。

 普天間の危険性除去と県外移設を主張する仲井真弘多知事は「何を一体沖縄で見て、聞いていったのか」と反発する。県幹部も「同盟国で基地を置いている地域の住民を差別するのが米国外交なのか」と不信を隠さない。

 普天間飛行場の地元、宜野湾市の安里猛市長は、米軍が普天間飛行場周辺で騒音規制などについての日米合意を守っていないことを指摘。「前総領事としてわかっているはずだ。それをないがしろにして、こういう発言は県民への冒涜(ぼうとく)だ」と反発した。

 04年に起きた米軍ヘリ墜落事故で現場となった同市宜野湾の自治会長の仲村清さん(52)は「とにかく危険な状態を何とかしてくれというのが住民の願い。金の問題ではない。いまだにこの程度の認識しか持たれていないのが残念だ」。

 普天間飛行場の周辺住民が起こした爆音訴訟の原告団長で牧師の島田善次さん(70)も「これが米軍統治下の時代から変わらない米国の本音だろう。占領意識を変えさせない限り、沖縄基地問題もいつまでたっても解決しない。政府は沖縄だけの問題として考えるのではなく、きちんと米国に抗議して、やめさせるべきでないか」と語った。 (こっちも朝日の記事)

 

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神戸・瓦煎餅(せんべい)・湊川神社・手話

2011-03-08 | 手話

  お土産に神戸亀井堂の瓦煎餅の柔らかいのをもらいました。

  大きく「菊水」が描かれています。

  手話『神戸』の意味はこれ湊川神社です。

  「言語に語源はないのだから…」と言われる方がありますが、私は一つ一つのことばの意味、そのことばが生まれてきた背景が分かれば手話学習はもっともっと楽しく、分かりやすくなると思っています。

  戦前のろう教育の広がりの中で、生まれ育まれた表現だと思います。

  でも、最近の若い地元のろう者に尋ねてもそれこそ「分からない」「必要ない」と言われるかもしれません。

  で、一つ疑問、「湊川神社」は手話ではどう表現するんですか? 兵庫の方お教えください。

    

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