19日・20日の広島県手話サークル連絡協議会の一泊研修会に少しだけ参加をして、
改めて手話通訳者はろう者の代弁者であってはならないと強く感じました。
手話通訳が、聴覚障害者の福祉から始まった(40年あまり前にはそれがとても必要だったのですよね)こともあって (いや今もそうなんですが)聴覚障害者と健聴者のコミュニケーションの仲立ち=通訳者との位置づけにはなかなかなっていません。
さまざまな福祉制度が、やれ「契約」だとか「対等だ」とかいわれながら実は障害者の金銭的負担を強いる中になって、その時だけは「通訳によってメリットがあるのは聴覚障害者だけではない」と言われるのです。
と書いていたら 医療通訳研究会のブログに、板挟み通訳と書かれているのが目に付きました。
通訳を利用する双方が自分の都合のいいように使おうと思っている。
そんな中やからこそ、手話通訳者はしっかりと自らの立つ位置を持たんとあかんで…と思うたんです。
昨日午後から、八丁堀シャンテで、広島弁護士会主催の「刑事弁護人と司法通訳者の意見交換会」が開かれ参加させていただきました。
まず、弁護士会研修部会の岩崎正さんが 外国人事件の通訳の現状について報告されました。(「人数の関係で」と言われてましたが、なぜか手話通訳者は調査の対象にはされてなかったんです,人数は関係ないと思うんですけど。)
通訳経験 なし 15名 1~4件 9名 5~9件 2名
10~29件 4名(うち裁判員裁判2名) 30件以上 3名
で、警察、検察、裁判所の2か所以上の通訳を継続して担当された人も7名おられました。
また、弁護士からの回答のうち、接見時と取り調べの通訳人に重複はあったかとの質問に32件中8件が重複だと回答しておられました。
長尾ひろみ先生のお話は約20分と短いものでしたが、メルボルン事件の概略、会議通訳と司法通訳の違いについて話されました。
この中で印象に残ったのは、最高裁は同時通訳を禁止しているというお話でした。
パネルディスカッションでは、
長尾先生は先日の朝日新聞記事の中で大阪地裁での通訳のうち60%が誤訳出合ったとの新聞報道には少し疑問がある、言い淀みや、通訳者がセレクションの間違いをしているところはいろいろあるが、「誤訳」と言い切っていいものかどうか、私たちはこのことから何を学ぶのか、どこが変わればより正しい通訳が可能となるのかを考えることだ…
広島でのペルー人事件を担当された久保弁護士は 公判での質問時にはできるだけ短いセンテンスで質問し主語述語を入れるように気をつけた。また一センテンスごとに訳してもらったと話されました。
この意見交換会(というよりも研修会でしたが)では、短い時間でしたが、たくさんのことを学びました。このような場がたくさん積み重ねられていくことが司法・通訳双方にとって相互理解を深めていくここにつながると思います。
関連して、3月26日27日には、広島県手話通訳問題研究会主催のコミュニティ通訳研修会が開かれます。お時間の取れる方は是非ご参加ください。
創ろうや 住みたくなる広島~2010年度 コミュニティ通訳研修会~
○日 時 3月26日(土)~27日(日)いずれも10時~16時
○対 象 地域でボランティア通訳として活動している人、または活動したい人
○定 員 30名
○受 講 料 2000円 (広通研会員は半額を広通研が負担します)
○会 場 広島市東区地域福祉センター4階・ボランティア研修室
○申込方法 下の「受講申込欄」に必要事項をご記入の上、郵送またはFAXでお申し込みください。*応募人数が定員に達した場合、申し込みをお断りする場合がございます。ご参加いただけない場合のみ連絡をいたします。
時 間 |
テ ー マ と 講 師 |
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2 6日(土) 10:30~12:00 |
不 眠 と う つ 県立広島病院・精神科主任部長( 精神保健指定医) 高畑伸一さん |
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13:30~16:00 |
通訳者の役割ってなんでしょう 広島女学院大学学長・ ソーシャルサポート通訳翻訳学会会長 長尾ひろみさん |
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2 7日(日) 10:00~12:30 |
通訳の正確性を求めて ~司法・医療通訳の中から~ スペイン語通訳者 西松鈴美さん |
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12:30~13:30 |
~弁当を食べながらの交流~ |
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13:30~15:00 |
広島での通訳活動の中から発表とアドバイス |
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医療費ゼロの会というのがあって、窓口での自己負担をなくそうという運動をやっておられるようです。
妻と私、2人とも定期的に医院にかかっている我が家には2カ月に一度、区役所から「広島市国民健康保険から医療費のお知らせ」という葉書が届きます。
個人ごとに月別に受診医療機関ごとに医療費の総額表示がしてあります。
無駄遣いをなくそうとの趣旨だとは思うのですが、医療を離れるわけにはいかない者にとっては「あんたはこれだけ使ってんだよ!」と言われているようで…心苦しい限りです。
昨日・今日と広島県手話サークル連絡協議会の総会と一泊研修会が開かれています。私は昨日だけ参加させてもらいました。
この研修会に参加するために古い資料をめくっていたら広通研の83年10月総会の資料が出てきました。
82年の活動報告の中で「手話通訳派遣」が出てきます。いつからかは分かりませんが、すでに82年には広通研は手話通訳派遣を行っていたのです。そうかそんな前からやってたんだ。 古ーい歴史があるんだなあと改めて感心しました。
手話コミュニケーションと聴覚障害児教育 (手話を学ぶ人たちの学習室―全通研学校講義集) | |
本名 信行,若狭 妙子 | |
文理閣 |
全通研学校の講義記録が出版されました。本名先生の講義はいつお聞きしても分かりやすいです。 私はまだ購入してはいません。今度 手話センターひろしまへ行った際に購入しようと思っています。
そういえば、コミュニティ通訳研修会の申し込みは住まれましたか? まだの方は上のHPを開いてすぐにお申し込みを。 広島女学院大学の長尾ひろみ学長や県立広島病院精神科部長の高畑伸一先生がお話し下さいます。
菅内閣の「税と社会保障の一体改革ですが、小泉時代のブレーンがすのメンバーに加わっていること自体、すでに方向性は見えている。私はノーだ。
社会保障改革:基礎年金、消費増税で財源 労使4団体一致--集中検討会議
税と社会保障の一体改革を議論する政府・与党の集中検討会議(議長・菅直人首相)の第2回会合が19日、首相官邸で開かれ、日本経団連、経済同友会、日本商工会議所、連合の労使4団体からヒアリングを実施。4団体の意見は、各年金共通の基礎的な年金の財源不足には消費税増税で対応すべきだという大枠でおおむね一致した。
改革の具体案を示した経団連、同友会、連合は、現在保険料と税で折半している基礎年金の財源を、税でまかなう方式に切り替えるべきだと主張した。経済団体にとっては、税方式になれば企業の保険料負担が軽くなるとの狙いもある。ただ、基礎年金の安定財源が確保されていない現状を受けて、経団連は当面は折半方式を維持しながら消費税の10%への増税で対応すべきだと主張した。
このほか、同友会は「(17年度に消費税率を17%まで引き上げたうち)10%分を年金に充てるべきだ」と説明。連合は「基礎年金の財源だけで15年に3%分、25年に4%分の増税が必要」との案をまとめており、いずれも社会保障の安定財源確保のためには消費増税が必要だとしている。【久田宏、中井正裕】
上の記事を読むときに和田春樹さんのブログも一緒に読んでみましょうか
やめてください、米軍協力、戦争協力、殺人協力は。
米からアフガンへ供与の軍用機、防衛省が部品提供へ 2月20日3時8分
防衛省は、米政府がアフガニスタン空軍に供与する中型輸送機のプロペラに使う羽根を米側に売却する方針を決めた。輸送機は古い機種で、羽根は現在生産されていない。世界中で流用できるのは海上自衛隊の救難飛行艇用の羽根だけだという。
防衛省は、普天間問題などで米国との関係が揺らぐ中、「目に見える対米貢献」と位置づけている。
米政府はアフガン空軍に中型輸送機C27Aを供与する予定で、課題となっていたのがエンジンのプロペラの羽根だった。1970年代から飛んでいる同機種の羽根はすでに生産されていない。このため、米政府は昨年8月、海上自衛隊の救難飛行艇US1Aの羽根の提供を日本政府に要請した。
岩国航空基地(山口県)などに保管されている羽根は使用済みだが手入れが行き届いており、整備すればそのままC27Aに流用できるという。羽根60枚で百数十万円となる見通しで、スクラップに出すより高い価格だという。米軍の受け入れ準備が整い次第、提供する予定だ。
防衛省は武器輸出三原則に抵触しないかについても検討。US1A本体については「武器に該当しない」との国会答弁が出ており、羽根も軍事用の特別な性能強化がされていないことから、経済産業省と協議のうえ、武器に当たらないと判断した。
米国はアフガン駐留部隊を今年7月から撤退させる予定。アフガンの輸送インフラとして軍の輸送機の確保は大きな課題だ。米側からも「在庫があるだけほしい」との声が上がっていた。防衛省幹部は「米国がアフガン復興支援に力を入れる中で、目に見える形での対米支援になる」と語った。(河口健太郎)
映画を観終わって地下鉄で「日比谷」へ。「あの、有楽町へ行きたいのですが」「ああ、ここがそうですよ」 そうなんですか、知らなかった…。
もうひとつ目的がありました、それは阪急の「マザーハウス」へ寄ること。
でも、見つからなかったので 「ちょっとはやいけど、羽田へ行くか」
余裕です。羽田へ着くと14:45分、予約しているチケットを取ってとカードを差し込むと「終了しました」と出るではないですか…。
エッツと思って予約をみると15:00発となっています。なんで15:30と思いこんだんでしょうか??? 最近は(いや以前から)思い込みが激しいです。
慌てて、係員のいる窓口へ
「しばらくお待ちください」とあちこちへ動いて下さいますが、「すでに終わっていしまっているようです。これを持って**番窓口へ」
変更の効かないチケットを買っていたので慌てました。え、20000円の出費か、せっかくご飯は吉野家で我慢したのに…。
ずうと並んで窓口へ
「お客様のお求めのチケットは変更の効かないものになっておりますが、この時刻におこしいただいていることでもあり、今回は特別に変更させていただきます。」
良かった…。
2時間後の便に変更してもらって、さあ、時間があります。
ここでバッグを買っちゃいました。まあ、チケットをもう一枚買うことを思えばいいか…。
せっかく東京へ 本当に久しぶりに来たのだから…と 夕方5時に研修会が終わった後、渋谷のラブホテル街を独り通り抜けてBUNKAMURAへ急いで急いで…でも急ぐと心臓がパクパク行ってしまいますので時々はふーっと息を入れて「ご休憩」。
まずは、中国映画『再会の食卓』を見ます。
日本だけではなく いろんな国で政治や戦争に翻弄されて生き別れになった人がたくさんいるんですね。
映画『再会の食卓』
(これは順次となっているのでいつからかは分かりませんが、サロンシネマで上映予定だそうです)
翌朝はゆっくり起きて朝食をとり、電話で子どもと話した後、11時半から岩波ホールへ。 『クレアモントホテル』をみるためです
映画「クレアモントホテル」
(これもすぐにサロンシネマへきます)
見終わった後、神保町から有楽町へ 地下鉄の駅で「有楽町へ行きたいんですけど、どこで乗り替えたらいいですか?」「日比谷です」とことことホームへ…実はもう一つ行きたいところがあったのです。
一日目の昼食、夕食、そして二日目の昼食は吉野家の牛丼です。好き!というわけでもないのですが、お金をかけたくありません。
と、ここまではとても調子が良かったのです…。