おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

士業間の疑義以前に

2009-06-28 | ■ 業 務 エ ッ セ イ

率直に言って 関わった依頼者さんから
“ どうしても 都合がつかないので 先生
私の使者になって これをついでに提出というわけには?
いきません よ ね? ”
そうねー と言って しばし 考え込む
というケースも 無いわけではありません

厳密に言うと 
他士業さんに迷惑をかけるようなことになっては
いろいろヤッカイなことがムクムクと湧き出す
可能性があるので 
疑義があるときは
丁重に断ることにしています

個人事業者さんたちとの付き合いもそこそこあるので
報告届けのような 定型文書を預かって
ついでに?窓口に ということも 稀には あります

で そこで身分を問われたら 
使者
無報酬
関連業務に付随した主観の入る余地の無い純粋な
報告届けであること
業とはしてないこと
・・・・
などなどの対応を頭に描きながら
なんとなく スッキリしない面持ちで身構えて窓口到着


しかし 日頃感じることですが
士業間の職分の疑義の問題以前に
そもそも 一切の資格をももっていない部外者さんらしき方
の多い官署窓口も ケッコウあるなーという現実

ハッキリ言って 正式に?
提出文書名義人との関係に関する
身分確認を当該窓口で問われたことは 
そう多くは無いような・・・

同じ官署でも 担当者が変われば確認があってもよさそう
なのですが・・・
対応に忙しすぎて そこまでの余力が無い のかな?

日頃の業務で 未だに 職分限界の曖昧さに頭を悩ますこと
あり(解釈上も争いのある部分 まだ まだ あるよう?)
当然気にしなければ ならないこと
しかし それ以前に?あるいはそれと並行して
無資格者への対応 
なんとか さらに チカラを注がなければならないと思います
官署と それぞれの士業さんらが力を合わせて
なんのための資格なのだ というようなことに
今以上ならないよう・・


私自身は 極く簡単に言うと
本来的 専門的部分以外の共同職分範囲を広げ
協調関係を広げることのほうが
よりよい方向であるような思いを持っています
(一例をあげると 開業時の当初報告届出書のような
純客観的定型文書は 一定の士業資格者の職分を
細分化せずに一部オープン化するような・・)

依頼者さんのニーズを 可能分野では まず優先する
というようなことの推進化

これは A士業
それは B士業
あっちはC士業
こっちはD士業

まったくのところ 説明の途中で依頼者さんのタメイキ


難しい問題ですが 一歩 一歩
お客さんのため 
官署窓口の正しい?合理化のため
自分たち 士業仲間さんのためでもあり得る方策の検討を
さらに進めるべきと 考えてはいるのですが・・・