囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

映画「小さなおうち」を観て

2014-02-19 17:16:09 | 囲碁きちのつぶやき
今、話題の映画「小さなおうち」を観ました。
映画の内容は、以下の解説の通りです。



名匠・山田洋次の82作目となる監督作で、第143回直木賞を受賞した中島京子の小説を映画化。昭和11年、田舎から出てきた純真な娘・布宮タキは、東京郊外に建つモダンな赤い三角屋根の小さな家で女中として働き始める。家の主人で玩具会社に勤める平井雅樹、その妻・時子、2人の5歳になる息子の恭一とともに穏やかな日々を送っていたある日、雅樹の部下で板倉正治という青年が現れ、時子の心が板倉へと傾いていく。それから60数年後、晩年のタキが大学ノートにつづった自叙伝を読んだタキの親類・荒井健史は、それまで秘められていた真実を知る。時子役に松たか子が扮し、晩年のタキを倍賞千恵子、若き日のタキを「舟を編む」「シャニダールの花」の黒木華が演じる。

この映画が話題になっているもう一つの理由が、女優の黒木華さんが、ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を取ったことです。



黒木さんは、謙虚に「みんなで得た賞です」と話しています。当然だと思います。

私は、「最優秀女優賞」とはどんな演技を指すのかはわかりません。でも、私には黒木さんの演技が際立っているとも思えませんでした。
確かに、割烹着を着て、控えめな女中さんを演じていました。そんな生き様が選考委員に好印象を与えたのかも知れません。

時代背景からして、もう少し非戦的な内容ではないかと思っていました。役者の言葉の端端に非戦的なセリフがちりばめられていました。私たちの世代はそれだけで十分理解できますが、若い世代の人がこの映画をみてどれだけそのことを感じるかは疑問です。

私には映画「少年H」の方が、戦争の愚かしさを知る上ではわかりやすかったような気がします。

でも、戦争を知らない世代が増え、日本を戦争をする国にしようとの安倍政権の動きが強まっているとき、控えめな「非戦」の映画を見るのも良いと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする