日経MJの人気商品番付ランキングの中に「アフター4」。
今年は、20年ぶりに横綱がなかったとのこと。
3.11以降、人々の消費性向は変わりました。
この「アフター4」は、大関の「節電商品」とも通じるのですが、電力不足によりサラリーマンの帰宅時間を早め16時には帰社させるというもの・・・現代版サマータイムです。
これに目を付けた商魂たくましい企業家が新しいビジネスを始めたとのことです。
4時から飲める居酒屋、リストラの危機感を持つ勤め人が自己防衛のため通う資格取得予備校、これを機にメタボを脱出するためのトレーニングジム、避暑地としてのシティホテル・・・。
3.11以降、人々は自己防衛本能、軽薄短小の回避、スピリチュアルへの興味、家族への回帰といったベクトルへ動いている感じがします。
不要不急なものはいらない、自己への投資を重視する、絶対というものはない、安全にはコストがかかる・・・そんなニーズに対応する商品やサービスがうける時代に移行したということが言えると思います。
個人的には、すごく不遜な言い方ですが、「パンと見世物(サーカス)」にどっぷりと漬かっていたこの国に変革をもたらす事態になったのではないかと考えます。
石原都知事は、天罰発言で叩かれましたが、いたるところにある自販機、コンビニ、パチンコ店・・・。
見直すべき時期にあるのではないでしょうか?