震災復興にスピード感はなく、フクシマの事故処理も先行き不透明、そして政治は迷走、経済も停滞化・・・。
この国の明日はどうなってしまうのでしょうか?
日頃は、あまり読まない新聞の政治欄に目を通す今日この頃です。
能率学者上野陽一(1883~1957)は、能率の考え方、実践を工場やビジネスだけでなく、個人の生活やキャリアまでに拡大していきました。
能率とは、ムリ・ムダ・ムラをなくし、ヒト・モノのモチマエ(強み)を活かすこと。
「能率学原論(昭和32年・上野陽一著・同友館)」の中で、繁栄国と金持ち国について言及しています。
能率研究をしないと
給与が少ない
そのため使うことも減り
生産も減り
雇用も減り
物価は高く給与も少ない
みじめなことになる
貧乏国
なぜか日本の将来を暗示しているようです。
能率コンセプトを今一度復活させ、天使のサイクルを回さなければならない時期にきていると思います。
給与は高くするためには能率研究によって
一人一時間あたりの仕事高を増さねばならない
高い給与を払うことができれば
消費が増し
それに応ずるために生産が増える
生産が増せば雇用も増え完全雇用に近づく
原価が下がり物価も下がり さらに消費が増える
国民の生活水準が高くなり、平和と繁栄を楽しむ
繁栄国
上野陽一は、「能率研究の重要性」と題して上記のような繁栄国への進化プロセスを提唱していました。
能率は、現在ブームの「マネジメント」という言葉に近いものだと考えています。
個人が、組織が、地域が、国が、「能率」コンセプトを具体化、具現化することにより、明日の日本がよりよいものになると考えています。