能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

マネジメントとは何か? マネジメントとは、組織に成果をあげさせる道具・機能・機関である

2012年11月25日 | マネジメント

 専門家に、その人の専門についてストレートに質問すると、その専門家は困ってしまいます。


料理人に「おいしい料理とは何ですか?」と聞くと、ウ~ンと唸るでしょうし、

裁判官に「法とは何ですか?」と質問すると、様々な条件付けの中で説明がなされるでしょう。


そうです。

専門家はその専門分野について何時間でも話せる知識、知見、経験を有しているため、質問に対し単純明快にどう回答すれば良いのか窮していまうのです。

小さな子供の質問に対して答えることに似ています。

「空って何?」「スマホって何?」・・・なかなか一言で答えせられません。


小職にとっての窮する質問は、「マネジメントって何ですか?」という質問。


単純に「管理」とか「経営管理」って答えると和訳そのものですし、コントロールやアドミニストレーションとどう違うという点も説明されていません。

マネジメントの実務家としては、manage to・・・どうにかして、何とかやり遂げるという語感がぴったりくるのですが、これではなかなか理解していただけません。


ヒト・モノ・カネという経営資源を有効活用すること


ムリ・ムダ・ムラをなくすこと


ウ~ン、どうもしっくりしません。


ここでの模範解答は、やはりマネジメントの神様、マネジメントを発明したドラッカー博士の定義です。


マネジメントとは、組織に成果をあげさせる道具・機能・機関である。


この定義は、すべてを説明していて、しかもシンプル。

これで決まりかなと思っている昨今です。


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