「希望をつくる仕事 ソーシャルデザイン」
電通ソーシャルデザイン・エンジン監修
宣伝会議刊 1575円
同書のコピーは「アイデアは地球を救う」。
「ソーシャル」コンセプトが次第に拡大しつつある今、宣伝会議から面白い一冊が刊行されました。
社会を変えつつある35のケースをカラーページで紹介。
NPOや広告代理店などでソーシャルを推進する人々の生の声満載です。
同書では、
消費スタイルの変化、
一般市民の影響力の増大、
企業姿勢の変化などがソーシャルの流れを加速させていると説きます。
目次
第1章 希望をつくる仕事とは
第2章 なぜ、今ソーシャルデザインなのか
第3章 誰もがクリエイターになれる
第4章 ソーシャルデザイン35のアイデア
第5章 ソーシャルデザインを生きる人・・・井上雄彦さん・坂之上洋子さん、福井崇人さんなど
第6章 ソーシャルデザインの歴史
特に興味深かったのが、第6章の歴史。
1840年代からの世界情勢、社会変化とソーシャルデザインの歴史が対比されており、アタマの中が整理されます。
また、圧巻は、巻末の付録。
ソーシャルイシュー・ヒントマップ。
希望をつくる仕事を1枚の地図で一覧することができます。
また、その綴じ方も結構マニアック。
久々に本で遊ばさせていただきました。
宣伝会議から出された新しい切り口の一冊。
必読です。