また、電通・・・。
新入社員が、自殺。
月105時間の時間外労働。
本当に心が痛みます。
亡くなられた若く有能な女性・・・心からお悔やみを申し上げます。
本当に残念です・・・涙。
1990年にも起きた電通事件。
これも、異常に長い時間外労働で、若き電通社員がうつ病にかかり、自殺・・・。
最高裁まで行った、この事件。
判決文を何度も読んだのですが、気持ち的に感情移入し、目頭を熱くしました。
そして、今回の新入社員の自殺・・・24歳・・・また、電通・・・。
残念でなりません。
小職も若き日、広告代理店に入社。
土日もなく、月100時間超の時間外労働をしていました。
月100時間の残業というのは、毎日、午前様まで働き、土日も仕事をするという仕事のボリュームです。
ほとんどサービス残業。
でも、仕事は面白い・・・。
ギリギリまで働く・・・自分は選ばれたというミッション(使命)から働く・・・。
人気の広告代理店に入社した以上、わが身を捨てて、仕事をしていかなければならないと感じていました。
また、必死で働く自分自身に酔っていたところもありました・・・。
今回の事件は、
東大を出て電通に入社した女性が、FX証券の広告業務を担当・・・業務の加重で追い詰められ、自殺したというもの・・・。
ご両親の訴えにより、9月30日に労災認定された・・・という事件です。
基本的には、1990年の電通事件・・・最高裁まで行った事件と同じパターンです。
小職としては、亡くなられた女性を、マネシメントしていた管理職のマネジメントに、???です。
なぜ、兆候に気づかなかったのか・・・。
時間外労働に対して、「20時間はムダな労働!」と言ったのか・・・。
かなり、ひどいマネジメントだと思います。
電通としても、現場を仕切る管理職に労務管理の研修をしているわけでもなく、馬車馬のように働く社員をケアすることはないように思います。
メンタルヘルス・マネジメントがない世界・・・。
個人技に頼る仕事の進め方・・・。
エリートの電通社員。
それは、総合商社やIT企業でも同じだと思います。
若者が、自分のすべてを賭けて臨むカタチのないものから価値を創出するビジネス・・・。
自分の時間を投入して、付加価値を産み出すしかない世界・・・。
朝から晩まで・・・いや、早朝から午前様まで、仕事する・・・。
その重みに、プレッシャーに耐えかねて仕事に邁進していきます・・・。
でも、死ななくてもよかったのに・・・。
本当に残念でなりません。
高橋まつりさん・・・心からご冥福をお祈りいたします。
合掌