能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

放送大学大学院で学ぶ人的資源管理 もう一度、初心に立ち返って、HRMを学び直したいと思います

2018年05月29日 | 学問
2018年、放送大学大学院の人的資源管理講座が改訂されました。
放送大学の定番コースの一つです。
担当は、原田順子放送大学教授、平野光俊神戸大学教授。


人的資源管理は、英語のヒューマン・リソース・マネジメントを和訳したもの。
通常、HRMと言われています。
人事、労務、能力開発などをトータルにとらえた概念ということが出来ます。

法律学や経済学などと比較すると、入りやすい学術分野ですが、人材(ヒト)という可変性の高い対象を扱うだけに、実際の実践、実務の中での難易度は高いです。

人的資源管理の講座は、全15回の講座で構成されています。

1.企業経営と人的資源管理
2.日本型人的資源管理の変遷
3.モチベーションとリーダーシップ
4.人事等級制度
5.人事考課制度

6.賃金制度
7.キャリア開発
8.労使コミュニケーション
9.長時間労働とワーク・ライフ・バランス
10.雇用区分の多元化と人材ポートフォリオ

11.女性労働者と雇用
12.知識労働者
13.感情労働者
14.グローバル人材の育成
15.共的セクターの人々

マネジメントの現場は、年ごとに複雑、かつ高度化しているように思います。
同じ職場に、正社員、契約社員、派遣社員、パートタイマー、アルバイト等が混在、外国人のいる職場もあります。
個人情報保護やセクハラ・パワハラ防止、長時間労働の回避やメンタルヘルス問題・・・10年前だと、それほど表面化しなかった課題が、今では職場に山積しています。

また、最近の人事労務管理では、LGBTや働き方改革、女性活躍推進といった新しいテーマも十分に考慮していかなければなりません。

もう一度、初心に立ち返って、人的資源管理を学び直したいと思います。

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