大和ミュージアムに行って来ました。
広島県呉市の海側・・・呉港にあります。
まずは、海の神ネプチューンにご挨拶。
ギリシャ神話に出てくるポセイドンです。
大和ミュージアムに入場。
正式名称は、呉市海事歴史科学館、2005年にオープンしました。
入場すると最初に出会うのが、実物の10分の1の戦艦大和。
本物は全長263メートルだったので、造船会社で造られたというこのモデル、26.3メートルあります。
大艦巨砲主義の粋として、当時の最新テクノロジーを凝縮して、呉海軍工廠で建造された戦艦大和。
大和・・・ヤマト 日本的な語感のあるネーミング 本居宣長を彷彿させます。
敷島の やまと心を 人とはば 朝日に匂ふ 山さくら花
でも、大和は、太平洋戦争で、あまり活躍する闘いは出来ませんでした。
時は、航空機の時代。
戦争のパラダイムが変わっていたのです。
そして、昭和20年4月・・・片道分の燃料と3000人を超える乗組員とともに沖縄特攻。
沖縄に上陸した米軍を叩くため、沖縄の浜に乗り上げ、砲台として最終決戦をかけるという目的だったようです。
沖縄を決して見捨てない・・・でも、世界最大の戦艦は、悲運の戦艦となりました。
このミュージアムでは、戦艦大和を様々な角度から見ることが出来ます。
機能を追求したデザインが、80年前に建造されたということに驚きます。
今、海上自衛艦「いずも」が注目を集めていますが、その大きさは戦艦大和より15メートルほど短いということです。
戦争反対ということは口では簡単に言えますが、
あの戦争は一体何だったんだという疑問から何度も内省していかなければならないと考えています。
戦争と平和を、うまく展示している大和ミュージアムです。
現在、大和ミュージアムでは、企画展「戦艦長門と日本海軍」を開催中です。
入場料大人500円、年末年始も開館するとのことです。