2019年の日本経済・・・ポジティブか、ネガティブか?
どちらかと言うと、ネガティブのような気がします。
日経ビジネス誌2018.12.24&31号の特集「2019年 確実に来る未来 5つの試練、4つの商機」をラインマーカーを引きながら読みました。
株価も低迷していますが、同誌のインタビューで「ミスター円」の榊原英資さんが「米経済減速で、株価2万円割れか」と予測。「2019年は欧米ともに引き締め局面」のため、そして米中の貿易戦争に巻き込まれる日本経済は成長率1%程度とのこと。
今週も株価は大きく下振れ・・・早くも2万円を割りそうです。
やれやれ。
東京五輪に向けて、少なくとも2020年の夏までは巡航速度で経済成長が続いていくと思っていたのですが・・・。
日経ビジネスの指摘する2019年5つの試練
試練1.不動産が天井に近づく・・・市況崩壊カウントダウン?異変の予兆、夏前にも
試練2.消費税引き上げ・・・関連業界は混乱必至 景気腰折れの最悪シナリオも
試練3.人出不足が深刻化・・・一段と広がる人手不足倒産 頼みの綱は外国人と意外な人材
試練4.教育危機が鮮明に・・・無償化の裏で加速する教育現場の大崩壊?
試練5.国際情勢が流動化・・・世界の元諜報員が警鐘 日本でテロが起きる日
国内では人手不足問題、海外では米中の貿易戦争、ブリグジット問題、混迷化する国際情勢・・・。
2018年は豪雨や地震といった自然災害で大変な1年でしたが、2019年は経済問題が表出する可能性が高いと思います。
日経ビジネスの指摘する2019年4つの商機
商機1.新天皇が即位・・・世界のMVP集結 改元・10連休が特需生む
商機2.資産運用新時代が到来・・・株式、不動産投資はもう古い?爆発する「超スモールM&A」市場
商機3.AIマッチングが進化・・・転職から恋愛、M&Aまで?多くの社会課題に解決の兆し
商機4.Z世代に脚光 消費不況を救う新勢力 次世代のキーマン続々登場
Z世代とは、1990年後半~2000年代生まれの若者たち・・・従来のマーケティングが通用しないと言われる世代です。
この国を支えていくのは、やっぱり若者たちなんでしょうか?
5つの試練、4つの商機・・・う~ん。
やっぱり、プラスよりマイナスの方が大きいような気がします。
ネガティブ。
いのしし年は、「荒れる」と言われていますが、2019年に入った途端、株価、不動産価格が下落・・・10月に予定している消費税導入についての再検討が行われる・・・なんてことも決してありえない話ではないように思います。
国家予算も過去最高の101兆円・・・その3分の1は国債・・・借金。
税収も好景気による法人税の増収や消費税増税といった仮定、前提が、ちょっと不安定な事柄をベースとしています。
心配です。
2019年は、ちょっとおとなしくしていた方が良いような気がしますが、
逆張りでポートフォリオを組むというのもアリだと思います。
2019年・・・平成最後の年・・・日本経済は持ちこたえられるのでしょうか?