日経ビジネス2019.4.9号の記事にあった「トヨタ・ソフトバンク連合拡大へ MaaSにJR東と日野自が入る意味」。
興味深く、楽しく読むことができました。
MaaS(マース)とは、モビリティ・アズ・ア・サービスの略。
ITを活用して、自動車や鉄道、タクシーなどの複数の移動手段を連携させ、ヒトやモノの移動を効率化するサービスの総称のこと。
日本では、2018年9月にトヨタ自動車とソフトバンクが共同出資会社モネ・テクノロジーを設立、MaaSのプラットフォームを立ち上げました。
そこに、今度はホンダや日野自動車、JR東日本などが参画。
インターネットの覇者は、すでにGAFAと呼ばれるクーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンに市場を押さえられていますが、MaaSの世界は、まだまだこれからです。
レッドオーシャンになるのか、プルーオーシャンになるのか?
モネ・テクノロジーを中心に、モネ・コンソーシアムを設立。
なんと88社の日本企業が参画。
まさに、日本の連合艦隊、日の丸戦隊の様相を呈して来ました。
小売・・・イオン、ビックカメラ、ニトリなど
飲食・・・吉野家、サントリー、コカコーラなど
金融・・・みずほ銀行、SMBC、三菱UFJ銀行など
旅行・・・JR東日本、ANA、JAL、JTBなど
物流・・・ヤマト運輸など
不動産・・・三菱地所、三井不動産、竹中工務店など
セキュリティ・・・セコムなど
教育・・・順天堂など
その他・・・東電など
ニッポンを代表する会社がズラリ・・・。
記事では、7200万枚のSuicaを発行しているJR東、物流トラックを核とする日野自動車の参加を高く評価。
最強の電子マネー、トラックという大型車両・・・MaaSのコアとなる部分をカバーできる・・・。
まさに、そのとおりだと思います。
失われた30年・・・GAFAにやられっぱなしだった日の丸企業。
今から、逆襲が始まると信じています。
今週の日経ビジネスの特集は「起業、失敗の後 破滅と再起を分けるのは」。
こちらもリアルに面白い記事でした。必読の今週号です。