今週の日経ビジネス誌2021.5.21号の特集「無子化社会 恋愛停止国家の未来」、面白かったです・・・ショックの方が大きかったですが・・・。
風が吹けば桶屋が儲かる・・・。
コロナ禍の中、男女の「出会い」が激減し、「恋愛」が激減し、「結婚」する男女が減り、こどもが産まれなくなる「無子化」が進行していく・・・。
そして、少子化のスピードが18年間、早まる・・・。
かなりショッキングなコンテンツでした。
「恋愛」の機会がなくなれば、オシャレ、ファッションへの支出が減少・・・百貨店の売上減少、新車販売も低下、映画興行収入も激減・・・経済全体にも大きな影響を与えていると指摘します。
おじいさん、おばあさん中心の社会・・・活力のない社会への突入は、間違いなさそうです。
Part1 出産数減少どころじゃない コロナ禍、もう一つの災厄 恋愛が止まっている
Part2 2021年ベビーショック到来 日本の少子化18年送りの戦慄
Part3 都会も田舎も関係なし「無子化エリア」4つの出現条件
Part4 日本人と日本企業が生きる道 国際化、機械化、そして孤立化
ベストセラー「未来の年表」の筆者、河合雅司さんの試算では、2020年の婚姻数は53万組で12.7%減少したとのこと。
コロナの中でも100万人以上の男女が愛のチカラで結ばれたことにも、ちょっと感動。
しかしながら、2021年の出生数予測は75万人・・・2020年の84万人を大きく下回るという試算です。
少子化のスピードが18年間、早まる・・・。
大きな衝撃です。
それでなくとも少子高齢化を世界最高のスピードで邁進する日本・・・労働力、社会保険、介護、医療・・・様々な面で将来への禍根を残すことになりそうです。
これは、日の出ずる国から、日の沈む国への転機となりそうです。
中世の黒死病、ペストはウイルスが直接、人を死に追いやり人口が半減しましたが、新型コロナウイルスは時間差で人口を激減させるということなのでしょう。
そのうえで、同誌は「新しい環境に適応せよ」と指摘し、次の3点の課題解決の方向を示しています。
無子化時代、日本社会の生きる道その1「国際化」・・・外国人、移民を呼び込み、若者、こどもを増やす。
無子化時代、日本社会の生きる道その2「機械化」・・・人力を機械、自動に置きかえる
無子化時代、日本社会の生きる道その3「孤立化」・・・自給自足、自己完結に生きる
磯貝編集長の「視点」のページでは、2026年は「丙午(ひのえうま)」に当たるとのこと。
丙午に生まれた女性は「気性が激しく夫を食い殺す」という迷信があり、出産に縁起が悪い年とされているようです。
60年に一回回ってくるそうです。
1906年には出生数前年比4%減、1966年には25%減少したそうです。
これは大変です。
コロナに負けるな!命は短し、恋せよ、Boys&Girls!
陰ながら、応援しています!