日経ビジネス2023.5.1/8号の「有訓無訓」に、セゾン投信会長CEOの中野晴啓さんが登場。
「愚直に守り続けてきた長期投資の理念 残高至上主義に陥らないように、守りたい」
セゾン投信は、直販型の投資信託として2006年に創業。
今では日本を代表する投資信託となっています。
インデックス・ファンドの先駆けとしてスタートアップ、創業当初は全国を駆け巡る苦戦を強いられました。
その後、米国バンガード社との提携や、日本郵政の出資、金融庁のつみたてNISAスタートなどで大きく残高を伸ばしました。
2010年くらいに「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」「セゾン資産形成の達人ファンド」を購入していれば、倍ぐらいの価値になっています。
セゾン投信が扱っている「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は市場平均連動のインデックス型、「セゾン資産形成の達人ファンド」はファンドマネジャーが運用するアクティブ型と言われていますが、金融庁へはどちらもアクティブ型で登録されているようです。
ウクライナの戦争、米国銀行の倒産、米中ディカップリング、円安、ユーロ高、インフレなど、これからどうなるかは分かりませんが、国際投資、分散投資、長期投資、債券投資をしているセゾン投信は比較的安全なりかもしれません。
投資信託の世界は、投機より投資に近いと考えています。
が、投信の8割はマーケットで負けて元本割れしているところもあります。
かって流行ったタコが自分の足を食べるような毎月配当、日の丸ファンドと言われた1兆円ファンドなど、???の投信も多々ありました。
間抜けなファンドマネジャーは市場から退出していただかなければなりません。
個人的には、インフレ、円安傾向が続く中、資産の3分の1位はインデックス・ファンドに投資しても良いと考えています。
米国では資産の50%を株や投信に投資、ヨーロッパでは資産の30%くらいを株や投信に投資しています。
ちなみに日本では10%を切っています。
せめて欧州並みにもっていかないと生活防衛できないと考えています。
郵貯や銀行預金だけでは資産価値が下がっていくのですから・・・。
マネーリテラシーが、老後の生活の質を変えていくのではないか?と考えています。
また、今まで頑張ってきた高齢者は、もっともっと自分のためにお金を使ってもいいと思います。
人生を楽しむ、やりたかったことをやる、自己実現する・・・それにより経済も回ります。
日本人は死ぬ直前に一番お金を持っているのですから。
マネーリテラシーはボケ防止にもなります。
死ぬまで日経新聞を読んで楽しめる・・・そんなおじいさんになれたらなあ、と思います。