能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

奇跡の営業テクニック 1枚のハガキでお客さまの心をつかむ・・・デジタルの時代、営業のアナログ武器は意外と強力です

2024年01月12日 | マーケティング

世の中はネット社会。

営業、マーケティングの世界も、デジタル、スマホを中心に回っています。

LPやSEOなどを工夫し、いかにアクセス数を増やすかの戦いが繰り広げられています。

 

事務所の書庫に古い本があり、ふと手に取りました。

奥付は2008年。

超アナログ、昭和の営業について触れられた本です。

奇跡の営業テクニック 1枚のハガキでお客さまの心をつかむ

下田達雄著  ぱる出版 1400円+税

 

著者の下田さんは、富士ゼロックスでトップセールスとして活躍された営業担当者。

今では、営業教育の講師として活躍されているようです。

 

目次

第1章 営業ツールで自分を売り込め!

第2章 自己紹介カタログは信用への第一歩

第3章 デジタル時代のセールスレターの威力

第4章 営業ツールの達人になろう

第6章 営業ツールはこんなときに役立つ

第7章 営業ツール活用ノマネジメント

 

同書では、著者が実際に活用した営業ツールを取り上げて、アナログのツールの効果性を解説していきます。

ベタというか、浪花節の世界なのですが、「そこまで、やるか」という感動を呼ぶ内容になっています。

営業ツールとは、ハガキ、手紙、ファックスといった昭和の時代からあるものです。

これらを工夫し、頻度を上げて顧客アプローチしていく・・・確かにお客さまとの距離を縮めることが出来ると思います。

デジタルの時代だからこそ、アナログが活きるということでしょうか。

手紙をいつもくれる友人の診断士。

メールだと流してしまいがちですが、手紙だと全て読んで、かつ捨てることはありません。

アナログの武器は、意外と強力です。

 

著者は、お客さんに店舗に来てくれてありがとう、商談をしていただいてありがとう・・・といった感謝状も効果的と指摘します。

ちょっと、照れそうな内容ですが、お客さんに伝わると思います。

近年では、自動車の営業もショールームにお客さまを呼び込んでのセールスにシフトしています。

以前は、営業担当者が個別訪問、ポスティングしての、いわゆるドブ板営業でしたが、そこから変わっています。

こんな場面でも、アナログな営業ツールは役立つと思います。

 

美容院、小売店、カフェなど、長続きしているところは、手書きの入ったハガキをタイムリーに送ってきます。

地味で泥臭い販促ですが、ボディブローのように効いてくると思います。

自身の営業ツールを泥臭く作ってみようと思います(笑)。


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