世の中はネット社会。
営業、マーケティングの世界も、デジタル、スマホを中心に回っています。
LPやSEOなどを工夫し、いかにアクセス数を増やすかの戦いが繰り広げられています。
事務所の書庫に古い本があり、ふと手に取りました。
奥付は2008年。
超アナログ、昭和の営業について触れられた本です。
奇跡の営業テクニック 1枚のハガキでお客さまの心をつかむ
下田達雄著 ぱる出版 1400円+税
著者の下田さんは、富士ゼロックスでトップセールスとして活躍された営業担当者。
今では、営業教育の講師として活躍されているようです。
目次
第1章 営業ツールで自分を売り込め!
第2章 自己紹介カタログは信用への第一歩
第3章 デジタル時代のセールスレターの威力
第4章 営業ツールの達人になろう
第6章 営業ツールはこんなときに役立つ
第7章 営業ツール活用ノマネジメント
同書では、著者が実際に活用した営業ツールを取り上げて、アナログのツールの効果性を解説していきます。
ベタというか、浪花節の世界なのですが、「そこまで、やるか」という感動を呼ぶ内容になっています。
営業ツールとは、ハガキ、手紙、ファックスといった昭和の時代からあるものです。
これらを工夫し、頻度を上げて顧客アプローチしていく・・・確かにお客さまとの距離を縮めることが出来ると思います。
デジタルの時代だからこそ、アナログが活きるということでしょうか。
手紙をいつもくれる友人の診断士。
メールだと流してしまいがちですが、手紙だと全て読んで、かつ捨てることはありません。
アナログの武器は、意外と強力です。
著者は、お客さんに店舗に来てくれてありがとう、商談をしていただいてありがとう・・・といった感謝状も効果的と指摘します。
ちょっと、照れそうな内容ですが、お客さんに伝わると思います。
近年では、自動車の営業もショールームにお客さまを呼び込んでのセールスにシフトしています。
以前は、営業担当者が個別訪問、ポスティングしての、いわゆるドブ板営業でしたが、そこから変わっています。
こんな場面でも、アナログな営業ツールは役立つと思います。
美容院、小売店、カフェなど、長続きしているところは、手書きの入ったハガキをタイムリーに送ってきます。
地味で泥臭い販促ですが、ボディブローのように効いてくると思います。
自身の営業ツールを泥臭く作ってみようと思います(笑)。