能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

円安基調は続くんでしょうか?国際競争力低下、少子高齢化、人口減少、インフレ経済、ゾンビ企業増殖・・・がんばれ!ニッポン

2024年07月29日 | 社会・経済

パリ五輪で欧州旅行している友人から、涙のメールが来ました。

円の弱さ、現地の物価高・・・今までとは全く異なるニッポンが弱体化していることを体感しているとのことでした。


日銀が介入しても、なかなか円安基調は変わらない日本経済です。

自動車や工作機械などの大手企業は、過去最高益を出していますが、それが中小企業に波及しないため賃上げも設備投資にも結び付かないのが現状です。

少子高齢化、人口減少、インフレ、公的年金への不信感、ゾンビ企業の増殖・・・。

先行きも不安マックスです。

 

政府もSociety5.0やイノベーション加速化などを打ち出していますが、この国の国際競争力はダウントレンドにあります。

経済安保もあり、九州熊本や北海道に半導体工場を造っていますが、稼働し始めたときには情勢も変化して、またまた撤退ということがあるかもしれません。

ビッグテックもプラットフォーマーと言われる米国のGAFAM(グーグル、アップル、アマゾン、メタ、アマゾン、マイクロソフト)が世界を制しており、ここに入り込んでいくことは難しい状況です。

ただ、歴史を見ると永遠に続く企業はありません。

GAFAMの中から、落ちこぼれる企業が出てきて、そこに割り込むことができるか?

あるいは、新しい業種業態が生まれたり、今までなかったドメインが生まれるか?

再び、国際競争力、円高基調を取り戻すポイントになると思います。

ニッポンのSDR(ソフトバンク・DeNA、楽天)あたりが反撃の狼煙を上げることができるかだと思います。

でも、国際競争は熾烈。

先行投資も米国企業が10倍以上・・・。

戦争は究極、経済力、国力の戦いと言われていますが、第二次世界大戦開戦時の時も米国は日本の11倍の経済力がありました・・・。


となると、あとは敵失か、偶然のラッキーしかないと思います。

期待しているのは、日本近海やEEZ内で大量の天然ガスやレアアースが発見され、米国のシュールガスのように事業化されること。

資源のないわが国の最後の切り札になると思います。

1ドル100円・・・円高になれば世界旅行に出かけたいなあと思います。

はたしていつになることか・・・笑。

がんばろう!ニッポン


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72の法則・・・お金が2倍になる利率と年数が簡単に計算できる法則 中世イタリアで発見された不思議な計算式

2024年07月29日 | マネジメント

銀行の金利が多少上がりましたが、わずか零コンマ・・・と小数点の世界です(笑)。

日本のバブル経済の時期は、安全、安心の銀行預金が王様だったのですが、今では真逆になっています。

インフレが進めば、資産価値はどんどん低下していきます。

 

資産や資金を複利で運用する上で、固定金利の場合、元本が2倍にするために何年かかるかを簡単に計算できる計算式があります。

72の法則です。

 

元本が2倍になる年数 = 72 ÷ 金利(%)

 

例えば、金利、利率が3%であれば、72÷3で2倍になるのは24年、5%であれば14.4年ということになります。

もし、利率が0.5%であったとしても2倍になるのは144年後です。

利率0.1%でいくと、元本が2倍になるまで720年かかることになります(笑)。

この72の法則は、15世紀に生きたイタリアの数学者、修道士のルカ・パチョーリが発見したと言われています。

さすが簿記という利器を発明した国、銀行というビジネスモデルを作ったイタリアらしいですね。

円安による物価上昇、インフレ基調・・・資産運用をどうするか?悩ましいところです。

世の中、必ず確実に儲かるという話は絶対にありません。

ご用心!


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