EVで世界をリードしてきた中国。
不動産バブルがはじけ国内はデフレ経済下、EVは欧米から過剰生産の批判が出てEV輸出も激減しており、まさに内憂外患の状態です。
ただ、現在、SDV(ソフト・デファインド・ビークル/ソフトウェア定義車両)という分野で世界最先端を走っているとのこと。
今週の日経ビジネス誌2024.10.7号の特集記事は、「EV失速でも進むソフトウェア 中国SDVの破壊力」。
EV不振の裏で進む車開発の歴史的転換にある中国のクルマ業界を取材しています。
Contents
Part1 中国93兆円SDV市場を主導 EV不振の裏で進む車開発の歴史的転換
Part2 中国 無人タクシー離陸 百花繚乱、社内エンタメ
Part3 高速開発支える「猛烈」知財で日米欧に肉薄
Part4 朝令暮改恐れぬ中国 日本は脱「成功体験」
SDV(ソフト・デファインド・ビークル/ソフトウェア定義車両)は、ソフトウェアによって自動運転や社内のエンターテイメントのような様々な機能がアップデートされる自動車のことをいいます。
スマホでアップデートするように、SDVでは最新のソフトをダウンロード、アップデートとして最新の機能を維持し続けることができるとのこと。
テスラの有するテクノロジーを後追いし、追い抜こうとしているようです。
すでに武漢市では400台の無人運転タクシーが走っているようです。
交通事故も起きているようで、ちょっと怖い話ですが、一党独裁国家ならではのスケールです。
ハード、ソフトでリードしていた日本も、このまま何もしなければ中国に追い抜かれてしまいます。
日の丸産業・・・トヨタ、ソニー、ホンダなどの日本勢のチャレンジに期待です。
EV、SDVの進化、普及、浸透がどうなっていくは、まだまだ未知の世界ですが、クルマ開発の次のステージが少しずつ見え始めてきました。
がんばろう!ニッポン