能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

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くすぶるな50代 生涯現役への分岐点 日経ビジネス誌の特集 「働かないおじさん」「妖精さん」・・・中高年も大変です

2022年08月07日 | 社会・経済

「働かないおじさん」、いるかいないのか分からない「妖精さん」・・・。

会社勤めの50歳代のサラリーパースンへの風当たりは、強いです。

若い人たちから見ると、なぜ、あの人たちは、あの程度の仕事でたくさん給料をもらっているのか?という疑義があるのでしよう。

でも、それは、若い人たちの未来・・・50歳を超え、役職定年、定年、再雇用・・・数十年後には同じ道のりを辿ることになります。

日経ビジネス誌2022.8.8号の特集は、「くすぶるな50代 生涯現役への分岐点」。

中高年サラリーパースンへの応援歌です。

 

Contents

Part1 社内外で学び、気付き 中高年活性化の起点

Part2 50歳は人生の折り返し地点 起業、独立、転職 私たちのライフシフト

Part3 50から始める自分アップデート

 

最近のDXブームで、リスキリングが話題になっています。

スキルを「re」する・・・学び直し。

ITを中心に新しいスキル、専門性を高めようとする動きです。

社会人大学院やMBAに通うといったリカレント教育とは少し性格が異なります。

 

同誌によると、リスキリングの人気コースで掲載されています。

1位 データ分析

2位 情報セキュリティ

3位 ITリテラシー

4位 デジタルマーケティング

5位 PC基礎

6位 プログラミング

7位 AI

8位 デザイン

9位 動画作成

すべてIT系です。

若い人たちなら適応力があるから大丈夫だと思うのですが、50歳を超えると、ちょっと厳しいかなあと言う感じです(笑)。

ロンドンビジネススクールのリンダ・グラットン教授の提唱した「ライフシフト」論も解説されています。

「教育→仕事→引退けという3ステージ型の人生から、人生100年時代、「ひとり一人が違う」「年齢とステージは別」「変化の多い人生」というマルチステージ型の人生に変化していくという理論です。

そのために、生産性資産、活力資産、変身資産という3つの無形資産を自らの意思で作り上げていかなければならないとします。

面白かったのが、東京・赤坂で週一回、昼に開店する「昼スナックひきだし」のママさんの話。

企業内研修の講師を務めていたママさんのもとに、たくさんのサラリーマンが相談に来るそうです。

そのママさんが語る「50歳からやるべきこと」3点

1 今まで培ったスキルの棚卸をする

2 自分のポータブルスキルを把握する

3 社外の人との繋がりをたくさんつくる

なるほどです。

この記事の最後に、日経ビジネス誌からのメッセージがあります。

挑戦には苦難が伴うかもしれないが、そこには新しい可能性が広がっている。

がんばろう!中高年諸君!


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