能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

世界の海戦 ペルシャ戦争から太平洋戦争まで・・・やっぱり違う、平時のリーダーと有事のリーダー

2020年05月10日 | 本と雑誌

ステイホーム・・・今日も自粛で読書の一日です。
書斎の書棚を整理していると、不思議な書籍が出てきました。

世界の海戦 ペルシャ戦争から太平洋戦争まで
毎日新聞社刊  1000円

奥付は昭和45年・・・今から50年前に毎日新聞社から出版された一冊。
神田神保町の古本まつりで買った一冊だったと思います。
写真と図解が満載・・・シミュレーションゲームを楽しむように読むことができます。
古代ギリシャの海戦から、太平洋戦争の海戦までが取り上げられています。

前文もなかなかの名文になっています。


古来、海戦が国家の運命を左右した例は多い。海は空、陸上に比べ、自由で安価な交通路を提供し、政治的経済的・戦略的価値がきわめて大きいからである。

面白かったのが、英国首相のウィットとユーモア・・・ボリス・ジョンソン首相にも通じるところがあります。


「チャーチル首相は言った。
諸君、戦争の第1年目には、われわれは19隻の商船を失ってやっとUボート1隻をやっつけました。
第2年目には12対1、第3年目には7対1にまでなったのです。さあ、今度はお返しだ!」


英国をナチスドイツから守ったチャーチル首相・・・実に分かりやすい説明です。

ナチスによる空襲やロケット攻撃を受けていたロンドンの街。

英国国民は防空壕の中で不安のどん底にいたという状況で出された首相の言葉。
やはり、平時のリーダーと有事のリーダーは違うなあ~と考えた次第です。
アベノマスクや10万円支給・・・チャーチル首相が生きていたら、何とコメントするんでしょうね。


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