今日は、下町で研究会。
スカイツリーブームでスポットライトが当たっている墨田区へ行ってきました。
区をあげて町おこしをしている墨田区のチャレンジが道の端々に見え、江戸情緒と未来に向かう下町の意気込みを感じることができました。
以前、江東区住吉に住んでいたこともあり、ここにある独特の空気に懐かしさを思い出した次第です。
研究会終了後、アサヒビール本社へ・・・。
そう、出来立てのスーパードライを堪能するためです。
未来都市TOKYO・・・
土曜日にもかかわらず一階のエレベーターで21階まで。
そこからエスカレーターで22階へ。
ここの会社がスゴイと思ったのが、最上階は社長室や会長室ではなく、一般市民に開放されていることです。
スカイルームと称する小さなビアホール、イタリア料理店のほか、カルチャーを発信する文化ホール、レストランのあるアネックスなど会社の姿勢が消費者に向かっていることが感じられました。
小職の大好きな、ニッカウイスキーやオリオンビールもアサヒビールグループということもあり、好感度大です。
アサヒビールの本社ビル。
ビアジョッキをイメージさせます。
黄色のビールの上に白いあわ。
そしてその隣の奇妙な黄色のオブジェは、きんとん雲らしいのですが、一体何なのか?
おそらく、風水と関係しているのではないかと友人と話した次第です。
この黄色のオブジェの先端はライバルのキリンビール旧本社を向いており、大逆転劇を産みだしたのでは・・・ということです。
スーパードライが誕生したのが1987年、
アサヒビール本社ビルが完成したのが1989年、
キリンを逆転。
この本社ビルの風水パワーは強力だったのです。
その後、2002年にはキリンビールが本社を移転、2006年第3のビールで再逆転を果たします。
お抱えの風水師と風水師の戦いだったのかもしれません。
まるで、香港の銀行風水戦争を想起させます。
中小企業診断士的に言えば、本社改築を契機にしてマネジメントの在り方を刷新、当時の樋口社長を中心にガリバーキリン打倒の戦略、戦術を駆使、社員の意識改革、行動改革を徹底したということになると思います。
最上階は市民に開放、顧客起点の逆さまのピラミッドの中、流通チャネルを開拓していったということでしょうか。
サッカーを中心とするキリンビールのプロモーションに対し、アサヒビールは芸術、アートを中心とするプロモーション戦略を展開。
スポーツ好きが多い第二次産業の従業員が減少していく中、
増加していく第3次産業に属するホワイトカラーを芸術、アート、文化でうまく取り込んでいったということだと推測しています。
さて、目的のビール。
入口でチケットを買い、窓際へ・・・。
スーパードライは、スカイツリーにちなんで、634ミリリットル入りの特別ジョッキ。
階下に広がる浅草・池袋・新宿・渋谷・スカイツリーをツマミにスーパードライを堪能・・・。
至福のひと時です。
ツマミは、ピーナッツとチーズ。
大好きなコンビネーションです。
特別にデザインされたスカイツリー版ビアジョッキでいただきます。
1週間の疲れが一気に解消される楽しいひと時でした。
スーパーニッカの水割りも飲みたかったのですが、飲み過ぎ注意!
それは次回のお楽しみということで・・・。