新型コロナウィルスによる流通業や飲食店への打撃は、過去例を見ないほどの大変な状況になっています。
中小零細企業だけではなく、今や大手百貨店外食チェーンまで大きな打撃を与えています。
コロナ前は、アマゾンの脅威のことを「アマゾン・エフェクト(効果)」という言葉が言われていましたが、今では「コロナ・エフェクト」という言葉に変わっています。
一体、出口はあるのでしょうか?
日経ビジネス誌2020.4.11号の特集は、「お店がつぶれる 窮地を超えよう」。
現場からのリポート・・・3つのパートから構成されています。
PART1 激減する消費、問われる店舗の意味 営業か休業か 苦悩する経営者
PART2 対面販売にこだわらない 来店減にあらがう 新たな価値わ探る
PART3 コロナ禍を乗り越えるために お店の使命を問う
コロナ対策で役立ちそうな記事をピックアップしてみました。
・従業員はスーパーヒーロー 西友では一人最大1.5万円の特別手当を支給。名称は「スーパーヒーローボーナス」
・「世の中にどんな価値を提供し、誰のために役立っているのか、どういう使命感を持ってやっているのかを深く考えて事業すれば、すごくいい時代が来る」「すべてをつくり替える」ユニクロ柳井社長
・「小商圏のフォーマットへの支持が高くなる。ショッピングモールは新型コロナ終息後、近場のレジャーの場にならないといけない」イオン吉田社長
・「店舗の意味合いが変わる」ビックカメラ宮嶋社長
・「取り置きサービス」カインズ
・「非接触」が集客の武器に・・・セミセルフ、フルセルフ、POS搭載カート、スマホレジ、ウォークスルー
・中小企業でもデジタル化は不可欠 京都醸造の事例(ECサイト)
・「尋常ではない。創業しなおす構えで」 小嶋がんこフードサービス会長
・ビニールカーテンは加盟店発「感染予防策は効果がありそうなものはどんどんやっていく」セブンイレブン野田本部長
今朝のNHKのニユースで、出荷に苦しむ農家が、果物をドライブスルーで非接触化しているケースを紹介していました。
飲食店やサービス業でも、単なるテイクアウトではなく、ドライブスルーを取り入れることもアリだと感じた次第です。
この特集の最後は、こう締めくくられています。
「逆境を乗り切るために必要なのは、自らが手掛けているお店の存在意義を一から見つめ直すことだ。」