能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

叡啓大学という県立大学開学・・・広島県はエリート養成に多額の税金を投入 はたして成果は?

2021年06月01日 | 受験・学校

コロナの中、今年の4月に叡啓大学という県立大学が開校しました。

 

アホな小職は読めませんでした(苦笑)。

エイケイダイガクと読むそうです。

叡啓大学(EIKEI UNIVERSITY OF HIROSHIMA)は、県立広島大学から分化させた大学だそうです。

ソーシャルシステムデザイン学部の一学部のみ。


育成をめざす人材像・・・先行き不透明な社会経済情勢の中で,地域社会や世界に貢献する高い志を持ち,解のない課題に果敢にチャレンジし,粘り強く新しい時代を切り開いていく人材

 

育成する資質・能力

①幅広い教養とデジタルリテラシーを基盤に,グローバルな視点で課題を発見し,統合的な解決策を戦略的に立案する力

②多様性(ダイバーシティ)を尊重し,異なる文化・価値観等を有する他者と協働できる力

③生涯にわたって学び続ける姿勢を持ち,何事もリーダーシップをもってチャレンジし,やり抜く力

斬新な切り口を目指しているのでしょうが、どうも中途半端な切り口のように思います。

県立広島大学の一学部にしておいても良いような気がします。

 

定員1学年100名の少数精鋭、学長には東大副学長が予定されているようです。

学生たちは、「SDGsを意識したリベラルアーツ」「英語のシャワーに触れる日常」「デジタルリテラシーや思考力の向上」を中心に学んでいくとのこと。

時代のバズワードを盛り込んでいますが、今やリベラルアーツ、英語、デジタルリテラシーは当たり前の時代、また、SDGsの目標は2030年・・・あと9年です。

 

数年前には、広島県の島嶼部に中高一貫教育の県立の叡智学園を開校。

バカロレアが取得できるそうです。

 

たぶん広島県は、エリート養成、リーダー養成を目指しているんでしょうね。


叡啓大学は、広島市の中心部に広島国際大学のビルキャンパスを40億円強で購入・・・。

コロナで苦しむ人たちが多い中、経済面で高校に通えない生徒がいる中、血税を突っ込むことは、どうなんでしょうか?

また、少子高齢化で18歳人口が激減していく中、全国に770校ある私立大学の半数近くが定員割れを起こしています。

 

明るい未来のための投資・・・教育は大切、大学も重要です。

定員割れしている私立大学、経済的に学校に行けない家庭の存在、看護師学校への志願者減少・・・エリートさんの養成よりは、大切なような気がします。

どう舵取りをしていくのか・・・県民の声は反映されているのでしょうか?

毎月天引きされる高額な住民税・・・じっと手を見ます・・・。


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