コロナの中、今年の4月に叡啓大学という県立大学が開校しました。
アホな小職は読めませんでした(苦笑)。
エイケイダイガクと読むそうです。
叡啓大学(EIKEI UNIVERSITY OF HIROSHIMA)は、県立広島大学から分化させた大学だそうです。
ソーシャルシステムデザイン学部の一学部のみ。
育成をめざす人材像・・・先行き不透明な社会経済情勢の中で,地域社会や世界に貢献する高い志を持ち,解のない課題に果敢にチャレンジし,粘り強く新しい時代を切り開いていく人材
育成する資質・能力
①幅広い教養とデジタルリテラシーを基盤に,グローバルな視点で課題を発見し,統合的な解決策を戦略的に立案する力
②多様性(ダイバーシティ)を尊重し,異なる文化・価値観等を有する他者と協働できる力
③生涯にわたって学び続ける姿勢を持ち,何事もリーダーシップをもってチャレンジし,やり抜く力
斬新な切り口を目指しているのでしょうが、どうも中途半端な切り口のように思います。
県立広島大学の一学部にしておいても良いような気がします。
定員1学年100名の少数精鋭、学長には東大副学長が予定されているようです。
学生たちは、「SDGsを意識したリベラルアーツ」「英語のシャワーに触れる日常」「デジタルリテラシーや思考力の向上」を中心に学んでいくとのこと。
時代のバズワードを盛り込んでいますが、今やリベラルアーツ、英語、デジタルリテラシーは当たり前の時代、また、SDGsの目標は2030年・・・あと9年です。
数年前には、広島県の島嶼部に中高一貫教育の県立の叡智学園を開校。
バカロレアが取得できるそうです。
たぶん広島県は、エリート養成、リーダー養成を目指しているんでしょうね。
叡啓大学は、広島市の中心部に広島国際大学のビルキャンパスを40億円強で購入・・・。
コロナで苦しむ人たちが多い中、経済面で高校に通えない生徒がいる中、血税を突っ込むことは、どうなんでしょうか?
また、少子高齢化で18歳人口が激減していく中、全国に770校ある私立大学の半数近くが定員割れを起こしています。
明るい未来のための投資・・・教育は大切、大学も重要です。
定員割れしている私立大学、経済的に学校に行けない家庭の存在、看護師学校への志願者減少・・・エリートさんの養成よりは、大切なような気がします。
どう舵取りをしていくのか・・・県民の声は反映されているのでしょうか?
毎月天引きされる高額な住民税・・・じっと手を見ます・・・。