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コロナ後の会社-人と組織の覚醒-日経ビジネス誌がデザインを刷新 「会社作り直し」と「脱社畜」

2021年01月10日 | 本と雑誌

日経ビジネス誌が2021年1月11日号からデザインを刷新しました。

デザイン性が高く、読みやすい紙面になりました。

今年最初の特集が「コロナ後の会社-人と組織の覚醒-」。

新型コロナウイルスがもたらした社会不安と経済停滞・・・今こそ組織は「会社作り直し」、個人は「脱社畜」を目指せと鼓舞しています。

 

この特集では、コロナにより「企業に400年ぶりの大逆流」が起きていると指摘。

固定・集合・集中・恒常」から「単発・分散・臨時」へシフトしているとします。

 

17世紀 オランダ東インド会社設立 株式会社の始まり

18世紀 第一次産業革命 手工業から機械化へ

20世紀 単一商品を安価に大量生産する時代へ

2021年~ コロナ後の企業 組織・人材は「分散型」へ

 

VRやDXといったデジタルの時代・・・物理的な制約が取り払われ、分散する「個」を活かす仕組みの構築が経営の根幹になると指摘します。

確かに、そのとおりだと思います。

また、個人にとっても会社の看板がなくなると、ただの人になる「社畜型」の働き方に対して、会社としても、もう面倒見れないよ!という姿勢に変わっていくのだろうと思います。

今までも、ゼネラリストからスペシャリストへ、スペシャリストからプロフェッショナルへ、メンバーシップ型雇用からジョブ型雇用へ・・・という提言がありましたが、今後その動きは更に加速して行くのではないでしょうか?

コロナ後の会社-人と組織の覚醒-目次

Part1 「コロナ分断」断ち切り境界線をあえて消す 事例/ヤフー、伊勢丹、セールスフォース

Part2 「小さな本社」分散時代 地方で見えた光 事例/アステリア、パソナグループ

Part3 人との関係性再構築 存在意義から出直そう 事例/ソニー、りそな、AIG

 

withコロナ、アフターコロナの時代、会社も個人も存在意義を自問しながら、戦闘力、ビジネス力を磨き続けていかなければならなくなりました。

もはや、会社命、カイシャ一筋の社畜、奴隷として生きていくことは、自分の人生も生活を貧しくしていくことになりそうです。

オフィス前提の雇用も終わりつつあり、社員であってもモナドワーカーとして生き抜いて行ける技と専門性がなければ、ブルシットジョブに明け暮れるコモディティワーカーに成り下がることになります。

ホント、大変な時代です。


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