日経ビジネス誌が2021年1月11日号からデザインを刷新しました。
デザイン性が高く、読みやすい紙面になりました。
今年最初の特集が「コロナ後の会社-人と組織の覚醒-」。
新型コロナウイルスがもたらした社会不安と経済停滞・・・今こそ組織は「会社作り直し」、個人は「脱社畜」を目指せと鼓舞しています。
この特集では、コロナにより「企業に400年ぶりの大逆流」が起きていると指摘。
「固定・集合・集中・恒常」から「単発・分散・臨時」へシフトしているとします。
17世紀 オランダ東インド会社設立 株式会社の始まり
18世紀 第一次産業革命 手工業から機械化へ
20世紀 単一商品を安価に大量生産する時代へ
2021年~ コロナ後の企業 組織・人材は「分散型」へ
VRやDXといったデジタルの時代・・・物理的な制約が取り払われ、分散する「個」を活かす仕組みの構築が経営の根幹になると指摘します。
確かに、そのとおりだと思います。
また、個人にとっても会社の看板がなくなると、ただの人になる「社畜型」の働き方に対して、会社としても、もう面倒見れないよ!という姿勢に変わっていくのだろうと思います。
今までも、ゼネラリストからスペシャリストへ、スペシャリストからプロフェッショナルへ、メンバーシップ型雇用からジョブ型雇用へ・・・という提言がありましたが、今後その動きは更に加速して行くのではないでしょうか?
コロナ後の会社-人と組織の覚醒-目次
Part1 「コロナ分断」断ち切り境界線をあえて消す 事例/ヤフー、伊勢丹、セールスフォース
Part2 「小さな本社」分散時代 地方で見えた光 事例/アステリア、パソナグループ
Part3 人との関係性再構築 存在意義から出直そう 事例/ソニー、りそな、AIG
withコロナ、アフターコロナの時代、会社も個人も存在意義を自問しながら、戦闘力、ビジネス力を磨き続けていかなければならなくなりました。
もはや、会社命、カイシャ一筋の社畜、奴隷として生きていくことは、自分の人生も生活を貧しくしていくことになりそうです。
オフィス前提の雇用も終わりつつあり、社員であってもモナドワーカーとして生き抜いて行ける技と専門性がなければ、ブルシットジョブに明け暮れるコモディティワーカーに成り下がることになります。
ホント、大変な時代です。