新型コロナウイルスにより、壊滅的な打撃を受けた世界経済、日本経済・・・。
政府や中央銀行がリーマンショックの時を上回る金融支援を打ち出しているものの、それが一時的なものですむのか、それとも旧日本軍特有の「戦力の逐次投入」を続けていかなければならないのか?誰にも分かりません。
日本を代表する経営コンサルタントの大前研一さんが、「大前節」で提言。
世界の潮流2020−2021
大前研一著 プレジデント社 1300円+税
目次
第1章 世界経済の動向 日本化=低欲望化する世界
第2章 世界情勢の動向 分断される社会
第3章 21世紀のあるべき姿 分断から連帯へ
第4章 日本の動向 劣等感の塊になってしまった日本
第5章 日本はどうすればいいのか?
読み甲斐があるのが、「第4章 日本の動向 劣等感の塊になってしまった日本」と「第5章 日本はどうすればいいのか?」。
様々な切り口から、これから日本が取るべき進路を提言されています。
クオリティ国家を目指す
メガリージョンとメガシティ・・・そしてイタリアモデル(都市国家)という繁栄の方程式
円の価値を高めて、購買力を上げる
答えがない時代の教育のあり方
外国人労働者と「ワンチーム」
同書の各章には、「キーワード集」という用語解説が付いており、これもなかなか便利です。
2時間で読める同書・・・世界観、国際的な情勢を理解することが出来るコスパの高い一冊です。
withコロナ、アフターコロナの世界・・・日本はどうすべきか?
様々なヒントをあたえてくれる一冊です。