ヒューマン・コマース グローバル化するビジネスと消費者
(角川インターネット講座09)
三木谷浩史監修 角川学芸出版 2500円+税
角川インターネット講座全15巻の中の9巻目。
インターネットとビジネスがテーマです。
監修と、序章執筆は楽天株式会社会長の三木谷浩史さん。
ゼロベースから楽天を築き上げた辣腕経営者がインターネットというテクノロジーをとらえていたか、同書を読むとよく分かります。
目次
序章 ヒューマン・コマース 三木谷浩史著
楽天経済圏、ものごとの本質、コミュニケーションプラットホーム、アウトオブボックスなどのキーワード・・・三木谷節が炸裂する序章。
ぜひ読んでいだきたいセッションです。
第1章 日本のEC市場と歴史的構造
第2章 人気(ひとけ)のある商売 仲山進也楽天大学学長
第3章 海外企業とつくる楽天のビジョン経営
第4章 インターネットが変えた本の流通
第5章 ECにおけるエコシステムの確立
第6章 マクロ経済から見たeコマース
第7章 消えゆく手、巧妙な両手、そして誰のものでもない手へ/米倉誠一郎著
同書で初めて知ったのが、「Google`s Ten Things」。
「Googleが掲げる10の事実」と解説されていました。
グーグル社員の行動指針とも言えるものです。
1. ユーザーに焦点を絞れば他のものは後からついてくる。
2. 一つの事をとことん極めてえまくやるのが一番。
3. 遅いより早い方がいい。
4. webでも民主主義は機能する。
5. 情報を検索したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6. 悪事をはたらかなくともお金は稼げる。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
8. 情報のニーズは全て国境を超える。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10. 素晴らしい(Great)では足りない。
「スーツがなくても真剣に仕事はできる」
「素晴らしい(Great)では足りない」・・・グーグルなフレーズで、読んでいて気持ちいいですね。
さすがは、働きたい会社のトップに立つ企業です。
いずれにせよ、インターネットビジネスは、グローバル(全球化)に直結するということ。
文字通り、ボーダレス時代・・・。
翻訳ソフト、カード決済システムがさらに進化すれば、いつでも、世界中のどこでも、何でも、買える時代が来るのは間近だと思います。
そういえば、わたしの尊敬する先輩・・・80歳の診断士が言われていました。
「ボクは3つあれば、生きて行けるんだ。
スマホ
nanaco(セブンイレブン)
ヤマト(宅急便)・・・人生、この3つで十分だよ」
スマホから発注し、本でも食べ物でも購入、宅急便で送ってもらう。
ナナコで電子決済。
本が不要になれば、宅急便でブックオフへ・・・。
食べ物や日用品は、近所のセブンで。
なるほど・・・・・・・。
ネットを活用してシンプルに生きる・・・納得です。
Simple is best!by internet