週末、旧日本銀行広島支店を訪れてきました。
広島市所蔵資料展「広島を創る-まちがかわるとき」を観るためです。
旧日銀は被爆建物。
一階には銀行のカウンターがあり、地下には巨大金庫があります。
ゴシック調・・・坂の上の雲を目指す大日本帝国の気概を感じる建物です。
城下町の面影を残すそれまでの広島から、都市計画に基づいた新しい広島へと移り変わる歴史をパネルと写真で展示。
なかなか面白い資料展でした。
戦前の広島の街は、道路も狭く、公園もなく、緑も少ない街。
自動車や自転車、歩行者が乱雑に動き回り、こどもの遊ぶ所もなかったとのこと。
中国地方で人口の最も多い都市でしたが、都市の機能を充実させるため周辺の町村を合併統合していきます。
広島駅。
2世代前の駅舎です。
広島市は周辺の町村を合併、統合していきます。
産業奨励館(原爆ドーム)と元安橋。
産業奨励館(原爆ドーム)と相生橋。
原爆投下のターゲットとなったT字型の橋です。
そんな広島の街を都市計画により再生していく歴史が分かりやすくまとめられていました。
先人たちの地道な努力の上で今の広島の街があります。
先輩たちへの感謝とともに、次世代に続く歴史の1ページを創っていかなければならないと感じた次第です。