広島は3Bの街。

安全キャラが可愛い!

以前は、企業名や商品名が描かれた広告ラッピングバスが多かったのですが、コロナの影響で企業が広告費を削っているために、こうなったのかもしれません。
広島は3Bの街。
レトロなカラーリングの路線バスに遭遇しました・・・。
昔、見たことがあるような、ちょっとデジャヴな感じです。
ちょっとマイナーなバス会社ですが、しっかり地域に密着して頑張っています。
芸陽の芸が、旧字の「藝」になっています。
90周年復刻塗装車だそうです。
なかなか素敵な取り組みだと思います。
週末の雨から一転して、広島市は快晴です。
米国ではバイデン大統領、ハリス副大統領が誕生。
ポピュリズムや分断が進む民主主義陣営が、またリベラルな体制に戻りつつあります。
アジアでは、中華人民共和国が台頭。
共産党という偏差値の高いエリート集団が、強権的に人民を引っ張っていくという独裁的な国家。
日本は、米国に追随していくしかありませんが、経済的には中国との付き合いもしていかなければならないという難しい立場にあります。
日経ビジネス2021.1.25号の特集は、「中国一強への憂鬱 ジャック・マーはどこへ消えた?」。
将来に向かって突き進む中国の姿がレポートされています。
中国の2035年までの長期目標
・社会主義の現代化を実現
・一人当たりGDPの中等先進国レベルへの引上げや中間所得者の拡大
・コア技術で重大なブレークスルーの実現、イノベーション国家への参入
・文化、教育、健康などソフトパワーでの国力向上
長期目標にはGDP数値目標や環境が入っていません。
でも、日本の首相の所信表明よりは人民を惹きつけるキーワードがあるように思います。
14次5か年計画の主要目標
・経済発展の新たな成果獲得
・改革開放における新たな一歩を踏み出す
・社会のマナー水準の新たな向上
・エコ社会建設における新たな進歩の実現
・生活福祉の新たなレベルへの到達
・国家ガバナンスの新たな向上
「マナー」が入っているのは、ちょっと笑っちゃいます。
ただ、「新たな」というフレーズがたくさん出てくる、そして、「到達」「成果」「向上」といったポジィティブワードが出てくるのは、国の勢いを感じます。
中国は、これからどうなっていくのでしょうか?
ベルリンの壁が崩壊したように社会主義体制がうまく行かなくなるのか・・・
アラブの春やジャスミン革命のように自由を求める人民が蜂起するのか・・・
強権政治がさらに強まり監視国家になるのか・・・
内憂外患・・・香港問題やウイグル問題・・・西側諸国の圧力・・・
中国4000年の歴史・・・覇権や内乱、統一と分裂を繰り返してきました。
今の状態が永遠に続くとも思えません。
いずれにせよ、日本の立ち位置、立ち回りをしっかりしていかないと国益を失うことになります。
この難しい舵取り・・・日本の政治家は出来るのでしょうか?
本当に心配です。
週末は、社労士会の勉強会。
社会保険労務士の仕事も、コロナ対策や雇調金、働き方改革や法改正など知識と実務をアップデートしていかないといけません。
今まで、あれだけ官公庁がこだわっていたハンコ文化とも、お別れ・・・印鑑省略、電子申請などデジタル化が徐々に進んでいます。
お勉強には、ちょうどいいお湿りです。
がんばれ!自分(笑)
2020年に歴史の転換点が来る・・・。
P.F.ドラッカー博士が「ポスト資本主義社会」の中で予測しました。
日曜日のステイホーム・・・書斎の書棚の整理をしました。
奥の方から、ドラッカー博士のコーナーを発見。
たぶん25冊以上はあると思います。
トム・ピータースとともに、著者別でトップ3に入るドラッカー博士の蔵書。
「マネジメントの父」「マネジメントの発明者」と呼ばれるドラッカー博士。
若き日、診断士の先輩から言われたことがあります。
「迷ったら、困ったら、ドラッカーを読め。すべて書いてあるから」
それ以来、困ったときには、ドラッカー本を読み続けています。
ドラッカーの遺言 The Last Words
ピーター・F・ドラッカー 窪田恭子訳 講談社刊 1500円+税
同書は、講談社BIZ取材班が、2005年7月28日にカリフォルニアでドラッカー博士にインタビューされた内容をまとめたもの。
同年の11月11日にドラッカー博士は逝去されます。享年96歳。
タイトルの「遺言」「The Last Words」は、ここから来ています。
目次
第1章 世界はどこへ向かっているのか
第2章 日本の今
第3章 仕事に起こった変化
第4章 日本が進むべき道
第5章 経営とは?リーダーとは?
第6章 個人へのメッセージ
その一部を紹介させていただきます。
「新しい秩序へと向かう混迷した世界の中で、重要な役割を担う2つの国がある。それは、英国、日本である。」
「日本の危機の嘘・・・日本が直面しているのは危機ではなく、時代の変わり目=移行期にあるということ。」
「日本は、時代が変わったことを認め、その変化に対応していくために意識改革に取り組むべきである。」
→コロナ禍によって、それが5年早まったと思います。
「変化を拒絶してはいけない。」
「知識を生産的にすることが、競争を可能にするただ一つの方策である。」
「知識労働者は、絶えずスキルアップを追求すること。」
「定年70歳時代・・・日本の定年は74歳まで上がると私は予測する。」
→生涯現役・・・ボケてる暇はどうやらなさそうです(笑)。
「情報経済が主軸となる新時代の世界経済のもとで、最も苦労するのが日本である。つねにイノベートを追求し、新しい価値を生み出すことでしか、日本が生き残る道はない。」
→今、閉塞感が蔓延するこの国はピンチです。イノベーション国家にならなければ、明日はありません。少子高齢化、デフレ経済・・・逆に言えば、課題山積み国家ならではの「強み」はあります。それを一つひとつ解決していけば世界最先端国家になれるはずです。
「立ちはだかる相手は、インドと中国。」
「問題重視型の思考に囚われるな。機会重視型の発想を持て。」
「成果を得るために、どんな強みを活かして、何をしなければならないのか?経営の本質は、すべてこの一言に言い表されている。」
「生き方は教えられない。自ら未来を切り拓いていけ。つねにスキルアップ!」
「自らの責任で自らを高める。今、何を捨て、何を選択し、自己を高めるために何を学ぶか・・・絶えずこう問い続ける姿勢こそ、個人のイノベーションを促進するものである。」
→吉田松陰の言葉にあります・・・「死して後、やむ」。
死ぬまで、学び、行動し、協働・・・です!
米国の経営学会では、ドラッカーの評価が高くないとのこと。
統計学や経済学などエビデンスや数式で進めるのが、最新の経営学・・・。
ドラッカー博士の書物には、統計学も経済学もエビデンスも数式も出てきません。
理系が産業界引っ張るアメリカ合衆国・・・。
でも、あいまいさ強度の強い文系がいないとバランスが取れません・・・S.ジョブズも文系寄りです。
博士は、自身のことを「社会生態学者」と位置づけています。
社会生態学は実学と述べています。
会社も社会も世界も、ココロを持つ人間の集合体・・・それは単に数字や数式で表せない領域です。
ドラッカー博士が亡くなられて15年・・・。
あの時から、この国はどれだけ変わったのでしょうか?
「日本人よ、しっかりしろ!」・・・ドラッカー博士のお叱りの言葉が聞こえてきます。
今日の広島は雨・・・。
久々の雨で、河辺の樹々が喜んでいます・・・。
今日は、社労士会の勉強会。
しっかり専門知識のアップデートをしてきます。
6本の川が流れる広島の街。
川は、昔から水運に利用されていました。
川に浮かぶ舟から荷を上げるための階段です。
広島のタワマンのはしり・・・アーバンビューグランドタワー。
今では、5棟のタワマンがあります。
当時として画期的でした。
京橋川の水面に移り、ちょっと幻想的です。
祇園精舎の鐘の音・・・諸行無常の響きあり・・・。
いろいろな事を考えながら、帰宅です。
新型コロナウイルス・・・全国的には、まだまだ終息が見えません。
東京オリンピック、パラリンピックも、かなり心配です。
プロ野球開幕まで、あと2か月。
その前に沖縄へのキャンプ入りです。
キャンプも開幕も、コロナの影響は避けられないんでしょうねえ。
カープ電車を見ると、元気とエネルギーをいただけます。
今から70年前のカープ球団創設の頃、最初に本格的なカープ応援団を作ったのが広島電鉄の職員さんたちだったと聞いたことがあります。
ひろでんの職員さんの多くは鯉党なんでしょうね。