稲盛和夫さんが2022年8月24日に逝去されました。
享年90歳。
心よりお悔やみ申し上げます。
「利他」「敬天愛人」「誰にも負けない努力」「動機善なりや、私心なかりしか」「努力・謙虚・反省・感謝・善行・感性的に悩まない」「アメーバ経営」「実学」・・・稲盛さんは東洋思想と経営を融合させ、稲盛イズムを構築されました。
裸一貫・腕一本で京セラを起業し、KDDIをスタートアップ、さらには倒産したJALを無給で復活させた稲盛さん・・・もうこのレベルの経営者は出てこないだろうと思います。
まだまだ途上ですが、稲盛本からはたくさんのことを学びました。
日経ビジネス誌2022.9.12号の特集は「稲盛和夫 カリスマの遺訓」。
偉大なる経営者、稲盛和夫さんの追悼特集です。
今だけ、金だけ、自分だけ、と言う現在の資本主義の時代に稲盛さんは、Noを突きつけました。
Part1 稲盛イズム継承者が見たカリスマの素顔
Part2 苦悩の先にたどり着いた「無私」の境地
Part3 今も色あせない珠玉の言葉
「努力・謙虚・反省・感謝・善行・感性的に悩まない」
稲盛イズムの土台です。
現場、数字、経営・・・稲盛さんは現場での実践の中で新たな経営のフレームワークを構築されました。
決して、もともとエリートではない稲盛さん・・・一見、泥臭いです。
やたら横文字を使ったり、綺麗キレイなスライドやパワポを使っているスマートなトップとは全く異なっています。
現場起点、社員や塾生とひざ詰め、仏教への帰依、利他の精神・・・。
勤勉愚直で真面目な日本人のパワーを最大に引き出すための原理原則を確立されたのではないかと思います。
さらには、孫正義さんやジャック・マーさんも稲盛イズムに薫陶を受けた経営者。
今やワールドワイドです。
今回の日経ビジネス誌の追悼特集も、かなりの力を入れた編集になっています。
この特集を読むだけでも、稲盛イズムの全体を把握することが出来ます。
経営者、リーダー必読の日経ビジネス今週号です。