真に人間に尽くす経営が実現できるのか

★経営や経済、開発のあり方が、必ずしも人々の幸福に寄与していない現実がある。
どうすれば、真に人間に尽くす経営が実現できるのか―これが私の「人間主義経営」のルーツだ。
ビジネスは、ともするれば競争的で利己主義になりがちだ。
その中で、人間の尊厳を尊重するには「勇気」が必要。
さらに、倫理的考慮のもと意思決定を行うには、深い目的観が欠かせない。
目的観は「知恵」によって育まれる。
“全ての人が、かけがえのない存在である”との深い「慈悲」の理念。
この理念は、ビジネスにおける対話でも大切だ。
自分一人の幸福ではなく、社会に役立つ仕事をしたい。
そして他者の幸福は、自身の幸福と深く結びついている。
ここで言えるのは、そうした環境は、幸運によってのみ、もたらされるものでないということだ。
異なる文化、宗教、思想的背景を持つ人が共生する現代だからこと、対話が重要。

スイス・人間主義経営センター所長 アーンスト・キマコウイッツ博士

青春時代の勇気あり１歩

★日本の未来、世界の未来を開くのは若者だ。
若者たちを世界一級の人材に如何に育成するか？
教育の機関の役割が問われている。
★「学は光」学ぶことは無知や憎悪や不幸の闇を打ち破る光である。
★「学ばないことは卑しい」との気概で、若者は勇んで勉学に挑む。
★臆病な人が１０００人いるより、勇気ある人が１人いれば、大きな事を成し遂げることができるはず。
★青春時代の勇気あり１歩。
一つの挑戦。
★何ものにも負けない不屈の負けじ魂を。

人は夢で始まり、ロマンで育ち、責任感で完成する

★「国」と「国」との関係といっても「人」と「人」の関係に帰着する。
民間交流、文化交流、教育交流へ。
今や中国は、日本に最も多くの留学生を送る国になった。
昨年９万人。
★心を打つこのは、やはり心であり、人間性。
豊かな心、美しい心を育んでいく。
★人は夢で始まり、ロマンで育ち、責任感で完成する。
★夢をロマンを持って仕事に取り組む。
★体を動かすことは、心の充実にもつながる。
★「自分」と「他者」と「地域社会」の三つが共に栄える行動は、万般に通じる哲学。
★自分だけでなく、他者とも関わりながら、地域をも発展させていく。
その根本は、やはり「人」だ。
★人生は幸福になるための戦い。

根本的な理念が不可欠

★総合性こそ、必要。
教育の場で知性、情熱、強さと優しさを兼ね備えるた人材を育成する。
★経験が未熟でも勇気があれば十分補える。
★人工知能の開発に指針案。
科学は人間の幸福、人類の平和のためである。
根本的な理念が不可欠。
★複雑で巨大なプラントである原発。
いかに自動化が進んでいても、人間が判断し進めなければならない操作は依然として存在。
原発事故の背景に社会の慢心。
★現実は、どんなシステムでも、多かれ少なかれリスクがあり、絶対安全などありえない。
★原発のような複雑で巨大なシステムの安全確保に不可欠なのは、事実と論理に基づく科学的思考。
社会技術システム安全研究所所長・田辺文也さん
★民主党政権は原発でも、東日本大震災の復興でももたついた。
復興を加速させたのは３年半の自公政権。
経済や外交でも着実成果が表れ、国民の間に希望も生まれてきた。
その希望が隅々にまで行き渡るどうか、これからの課題。
★批判のための批判―そこにはポリシーも理念もない。
★地域社会に確りとした基盤を持つ政党が期待される。★２０～３０代の若者の死因の第１位が自殺。
「若者が安心して暮らせる環境づくり」が期待される。
★自殺のきっかけは日常生活の中にあふれている。
自殺を防ぐには、「人のつながり」が重要。
★何気ない生活の中に、政治家の実績が光っている。
議員自身が生活を支える自覚をもっているかどうかだ。
★原水爆は人間の「魔性」の産物。
その使用も存在も完全に否定。
人類の絶滅につながる破壊力をもった運命的兵器。
★日本人の多くは、生きる上での根本の議論を素通りして曖昧にしてきた。
私とは何か？
人間とは何か？
幸せとは何か？
信仰とは何か？
★自分探しの旅に出て、行き先が分からず迷う人も。
★断然有利なことは、「やりたいこと」ではなく自分に「できること」をベースの行動を起こすことだ。
★小さな課題を見つけ、自分のできる方法を試す。
★天才やトップランナーの人ほど、「自分にはこれしかできないので」といい、「できること」に徹している傾向がある。
結果的にが、どんどんできることが増えていく、やりたいことも生まれてくる。そこから自分だけのオリジナルの解決法や暗黙知を生み出していけるようになる。
★金持ちなったから幸せか、有名人やアイドルになったから幸せか。
★信じるものがあるこはとても重要。
信じることは強いことであり、信じるものがないのは弱いことだ。
筑波大学助教・メディアアーティスト 落合陽一さん