軌道修正を迫られた

2016年12月24日 23時19分31秒 | 未来予測研究会の掲示板
保険をかけて賭ける

競輪研究家を自認する利根輪太郎の気分は、いつもプロの車券師であり、挑戦を続けていた。
結果は競輪初心者のままで、呆気なく敗退するのが常であった。
常勝は全く至難の業といってよかった。
実験の段階から実践へ一歩踏み出して、彼は白紙の状態に戻った。
正確に言えが軌道修正を迫られたのだった。
そのレースは有望な新人が人気を集めていた。
新人でレースに甘さがあるもののA級戦。
新人選手は思い切り先行し、そのまま逃げ切れると思った。
だが、新人選手のラインを内側に押し込んで、出させない。
走る格闘技なのだ。
頭突きもあり。
強引な押圧もあり。
ブロックして外側に弾くことも、内側に押し込むこともあり。
「新人なんぞに、簡単には勝たせないぞ!」老練のベテラン選手にも意地がある。
新人選手は直ぐに下がって巻き返すべきなのに、そのまま中断に留まっているのだ。
人気薄のラインは背後を確認しんがら、余裕の走りである。
8-4-6のラインのチャンスである。
1-3-9の新人ラインを内側に押し込んでいるのは、5-7-2ラインである。
競輪は走路の内側が有利であるが、外から被されてば力をロスする。
輪太郎は1-3を厚めに、1-5、1-2で勝負していた。
結局、新人選手は追い込んできたものの4着まで。
人気薄の4-8-6で決まり配当は3連単で50万円を超えた。
一番人気の車券など買うべきではない。
一番人気は競輪ファンの期待の大きさであって、結果は全く違う。
つまりファンの期待どうりに儲けさせてくれないから博打なのだ。
元競輪選手の解説、予想も当てにはならない。
スポーツ新聞の記者の予想も然り。
であるから、勝負をするならあらゆる展開を想定し、保険をかくなければならない。
S級戦は特に混戦となる。
選手間の力が拮抗しているのである。
人気ラインが7番手、8番手に置かれ捲り不発など常のことだ。
だから保険をかけて賭けるのである。
オッズは競輪ファンの心理を微妙に反映している。
ファンの迷いは多ければ、一番人気でも以外に高配である。
あるいは倍率が拮抗してくる。
勝負の軸になる選手が居ないケースなのだ。
人気のラインが逃がされてしまう場面も少なくない。
「少し我慢して待っていればいいのに」と輪太郎は呟くが、待ち切れず逃げてしまう。
競輪は逃げては、ほぼ勝てない。
多くのファンはライン同士で勝負が形成されると信じ込んでいる。
だが、マークしている選手が離れたり、別のラインの選手に割り込まれてラインがラインでなくなる。
飛び付きという戦法もある。
インで粘って番手(マーク)を奪うこともある。
単騎でかます選手もいる。
かますとはレースが緩んだ時に一気に逃げ戦法に出るのだ。
慌て踏み出しても間に合わない。
勝負どことで、100のスピードを80に落として、瞬時に100には戻せない。
力を余して負けてしまう選手もいる。
タイミングの問題であり、油断である。
先行する機関車役の選手は、もう少し配慮して走るべきなに、マークしている選手を置いて、1人で行ってしまう。
千切れたマーク選手は後方に置かれ戦意を失っている。
機関車役あってのライン形成なのに。
「輪太郎ちゃんダメだったじゃないの」スナック・スワンのママが外れた車券を輪太郎の鼻先でヒラヒラさせた。
「ママ、まだ、俺は修業が足らんのです」と輪太郎は頭を下げる。
展開が読めなかった悔いが輪太郎に強く残った。
次のレースで名誉挽回。

他者と生きている

2016年12月24日 22時15分40秒 | 社会・文化・政治・経済
★宗教とは「生活の法則」
良き民であれ―と導く。
理念・哲学である。
★私は人類の将来を信じて疑わない―ガンジー
★目の前の課題だけにとらわれると汲々としてしまう。
しかし、夢を抱けば視野が広がる。
ロマンに生きれば苦難の意味さえ変わる。
★目標を明確にすることは、勝敗を明確にすることである。
★生命の基底部がどこにあるかで、人生は決まってしまう。
★仏界の生命を開いていくことで、目先のことに一喜一憂したり、環境に振り回されたりせず、自分が想像するよりはるかに充実した人生を築いていける。
★私は、自分の人生か自分で決めていいと思うんです。
それが好ましいし、そうあってほしいと願っています。
なぜなら、価値観、言い換えると大切にしたいと思う“心の優先順位”は人それぞれだからです。
でもそれは、何でもありで好きなように生きればいいということではありません。
人って1人じゃ生きていけないですよね。
だから、「自分だけの世界じゃなくて、他者と生きている」ことを認識しているのであれば、お互いの言い分は異なっても、共生できると思うんです。それが大切かなって。
子どもによる 子どものための 未来創造企業(株)グローパスの創業者仁禮彩香さん
(中学2年で起業)
幼い頃から多様性を重んじる環境に育ち、現在、慶応義塾大学の学生でありながら(株)Hand-Cを経営する。

自分の感情に気付くことが大切

2016年12月24日 15時06分21秒 | 社会・文化・政治・経済
★「コーピング」(ストレス対処)
「ストレスをエネルギーに変える」
自分の感情に気付くことが大切。
「あなたは、どんな人ですか?」
コーピングの最初は自分を知ること。
★どなに勉強ができても、自分という人間が何を考え何を感じるかといった自己認識を学ばないと、社会で役に立てない。
★良くないのは、自分が怒っていることに気付かず、イライラをためて、結果的に行動自体が攻撃的になったり、人を傷つけたりという「マイナス行動」にまで出てしまうことだ。
★そもそも人間だから悪い感情を持って当たり前なのに、出せない人が結構いる。
しかも、怒りを抑えることばかりに注力し、そのうち“悪い意味で”ガマンできるようになってしまう。
段々と世の中を諦めてしまう。
★マイナス感情に気付けないのは「良い人でいたい」という固定観念のせいだという人もいる。
★人は何かにほんきになって頑張る時、いろんな感情が出る。
どんなマイナス感情にも意味がある。
★マイナス感情は持っていいけど、それを引きずってしまって、行動自体にも悪影響が出るのはもったいないことだ。
★イライラを引きずらないぞ―と呼吸法などを使いながら、心、感情を整えていくことが重要だ。
★自分がイラつく理由、落ち込む理由を考える。
どんなストレスも、自分が勝手に作っていりだけなんだ―というこよに気付いた。
★ダメな自分に気付けば、解決法はたくさんある。
★自分で感情に気付くステップが重要。
★マジメな人は必要以上に自分の責任と受け止める傾向にある。
★自分の考え方のクセに気付くだけでも、世界が変わって見えると思う。

言葉は人々を接近させる

2016年12月24日 14時38分28秒 | 社会・文化・政治・経済
★読書は言葉を覚えるだけでなく、いろいろな“生き方”と出会える。
そして落ち着いた性格の児童を育ててくれる。
★未来を開きゆく子どもたちの心に、「希望の種」を、「精神の滋養」を。
★読書を通して、表現力を高め、落ち着いて物事に取り組む姿勢を身につけてほしい。
★読書の経験は人生を豊かにする。
本をひもとくことにより、自分にある未知の可能性の扉を開くことができる。
★一冊の良書が心を育み平和をつくる。
★言葉は人々を接近させる―トルストイ
★人権文化の構築は、一段と大切な課題になっている。
★子どもたちを信ずることは、未来を信ずることだ。

SMAP 「スタッフワーク」

2016年12月24日 10時48分36秒 | 社会・文化・政治・経済
★ジャニーズ事務所黎明期のグループ、フォーリーブスは、私が入社したCBS・ソニーレコードの国内契約第1号アーティスト。
私と同事務所とはその頃からの付き合いだ。
今年1月に退社したSMAPの元女性マネージャーも私が推薦し、同事務所に採用された。
大学を卒業したばかりだった彼女は、たまたまSMAPのデビューに関わり、自分で希望してマネージャーになった。
最初は売れずに苦労したが、彼女はSMAPととことんやっていこうと決意したのだろう。
バラエティー番組など、新たな活躍の場を開拓し、彼らの成長に精魂を込めた。
彼女あってのSMAPだったと私は思う。
大スターになるには三つの条件が必須だと考えている。
一つはアーティスト自身が持つ「素材」。
次にマネジャーやプロデューサーら「スタッフワーク」。
最後は「世の流れ」。
この三つがそろえば、スターへの階段を上り始める。
素材でいえば、SMAPに特別個性的な人はいない。
1人が抜きんでると、そこが花になり、他のメンバーは枝になってしまう。
SMAPはそれぞれの足りないところを互いに補いあっている。
元マネージャーはメンバーを巧みにまとめあげ、その絶妙なバランスを完成させた。
心理学で「自己一致」と呼ばれるが、自分がこうありたいという「願望」と、あるがままの「現実」の己は100%重なることなんてありえない。
少しでも重なると、その人は仕事が面白くなるのだが、スター二なりたいという人は「願望」が強く、なかなか重ならない。
スタッフワークの難しさはそこにある。
1人でも大変なのに、グループとなるとないさらだ。
そうした難解な作業を彼女は成功させていた。
さらにSMAPは時宜を得て、お茶の間に勇気を送る存在に育った。
「素材」「スタッフワーク」「世の流れ」の三位一体が完成し、SMAPは実に立体感のあるスターになった。
グループを続ける大変さは、私もよく知っている。
CDデビューから25年。
こんなに長く続くグループは珍しい。
それがメンバーの意見の不一致ではなく、第三者に壊されたとうのが非常に惜しい。
同事務所のメリー喜多川副社長が週刊誌のインタビューで元マネジャーを非難したのは大変な失言、暴言だった。
間もなく元マネージャーは退社し、スタッフワークが崩壊。
SMAPは壊れてしまった。
同事務所は郷ひろみ、田原俊彦と、これまで看板タレントをピーク時にトラブルで失ってきた。
その意味でも今回の騒動は本当に醜い。
あまりにもお粗末で愚劣な対応だった。
酒井プロデュースオフィス社長・酒井政利さん

「知恵の知識化」が文化

2016年12月24日 09時03分42秒 | 社会・文化・政治・経済
「困難の中こそ人間は光る」

★「眼前にある現実の課題に、一つ一つ、真剣に祈り、挑んでいくことです。いかなる苦難にも、勇気ある信心で立ち向かい、忍耐強く変毒為薬(へんどくいやく)していくことです。昨日より明日へ、たとえ一歩でも前へ進み、これまでの自分をつくる。ここに、青春の充実があり、人生の喜びがあります」
★知恵を形にして、人に用いられるようにすること―この「知恵の知識化」が文化である。
★一人の人間には“無限の知恵”が秘められている。
それを全ての人に示し、開きゆくのが、仏が出現した目的。
★仏法の目的の一つは、人間の“知恵の開発”にある。
★豊かな知恵の大地こそ、絢爛たる人間文化が花開く。
★最後に勝つのが正しい信心の姿。
★山道を大きな石が塞いで、前へ進めない。さあ、どうするか。その時こそ、勇気を奮い起し、智慧を発揮いくのだ。
ここに、信心の本当の強さがあり、深さがある。
★発展途上国の子どもたちは、夢を生き生きと語る。
夢を実現するには困難は環境なのに・・・。
一方で、日本の子どもたちは、夢を持てない子が増えている。
夢をかなえられる環境なのに・・・。
日本の子どもたちがもっと夢を持つためには、「こんな生き方がある」「こんな考え方がある」と、視野を広げてあげることが大切だ」心療内科医・桑山紀彦さん
「困難の中こそ人間は光る」
困難こそ人生のチャンス。
★あの日と向き合い、自分の言葉で語ることができれば、次の一歩を踏み出せる。
必要なのは「良き聞き手」
良き聞き手がいなければ、良き語り手出てこない。
★相手に同情するのではなく、共感―共に感じ合う。
これが寄り添いの根本姿勢。
相手の置かれた立場を理解し、行動するためには、想像力が伴わなければ空回りする。
想像力を豊かにするには、いろいろな刺激に触れ、心が揺さぶられることだ。
★テレビが「想像力」を奪う存在になっている。
テレビは自分の意志に関係なくイメージがつくられる。
見る側としては楽であるが、刺激としては少ない。
こてでは想像力は育たない。
★本は、読む意志がなければ、内容は頭の中に絶対に入ってこない。
想像力によって、一つ一つの活字が生き物のように姿を変えていく。
ここに、想像力と共に生きる人間の可能性を感じる。