血液検査の結果はどう見る?

2016年12月05日 06時49分54秒 | 医科・歯科・介護
それぞれの数値は何を表すのか?

血液は全身の細胞や器官に酸素や栄養を送り届け、また不要な老廃物や炭酸ガスを受け取る働きがあります。心臓から送り出される酸素や栄養に富んだ血液を動脈、末梢器官や臓器から老廃物を回収して心臓に戻る血液を静脈といい、一般的な血液検査は静脈血を採取して行います。

血液は、血漿(けっしょう)をいう液体成分が約半分、残りの半分は血球と呼ばれる成分でできています。血漿にはタンパク質や脂質、ブドウ糖、ホルモンや電解質などが含まれており、一方、血球には赤血球や白血球、血小板などが含まれています。

血液検査は、この血液に含まれる成分を検査薬にかけて調べることで、身体の状態や異常を知ることができるのです。検査の目的によって血漿や血球、または血漿からさらに血液凝固因子を取り除いた血清など必要とする成分が異なります。これらを効率的に検査するために、血液を固まらなくする成分(抗凝固剤)入りのものや、反対に早く固まって分離を促進する成分(凝固促進剤)入りのものなど、いくつかの試験管(採血スピッツ)に採取します。


一般的な血液検査の種類と基準値
血液検査からは身体のあらゆる状態をはかることができますが、健康診断や病気の初期診断では、身体の概ねの状況を把握するためのスクリーニング(ふるい分け)検査が行われます。


Hb(ヘモグロビン/血色素)

赤血球は、肺でガス交換を経て身体のすみずみに酸素を運び、炭酸ガスを排出する役割をします。赤血球の中にヘモグロビンという色素が含まれており、これが酸素と結合します。血液中の、血球割合を診るのが、ヘマトクリットです。

これらの値が低い場合は貧血、高い場合は多血症が疑われます。
男性
13.5~17.6

この数値が、3・4であったのだ。
完全な貧血状態!
原因は?
下血の可能性が一番。
必然的に大腸がんが疑われた。

鉄欠乏性貧血ということで、体のどこかに慢性的な出血があるかもしれない、という疑い。

たかが貧血と放置は禁物悪性腫瘍や慢性疾患が隠れていることも|うい ...

高齢者の鉄欠乏性貧血では、消化管出血が原因となっていることも少なくありません。胃や腸などの悪性腫瘍から少しずつ出血が続くことで起こることも考えられるため、定期的な健康診断の他、毎日の排便をチェックし、黒色便や血便がで ...