童謡誕生100年

2018年02月07日 17時10分10秒 | 社会・文化・政治・経済
「小さな人たちのために、芸術として真価ある純麗な童話と同様を創作する、最初の運動を起こしたい」作家・鈴木三重吉。
大正7年(1918年)7月1日、純粋な子どもたちの“心”により添った芸術として、真に価値のある童話や童謡を創作するための文芸雑誌『赤い鳥』が創刊された。
童謡は日本の四季折々の豊かな自然の風土より生まれた世界に誇る音楽文化。
鈴木三重吉が、童謡運動を起こした背景には国の主導で作られた教条的な唱歌への反発があった。
『赤い鳥』には日本を代表するすぐれた詩人の北原白秋や西条八十、小川未明や作曲家の山田耕作らが参画した。
ここからたくさんの感動的な童謡が生まれた。
わが国に童謡が生まれてから間もなく100年。
いつの時代にあっても童謡には、自然を大切にし、すべての生きものを思いやる優しい“心”が歌い込まれている。
だが今、自然環境、社会環境は著しく変化。
いじめ社会の蔓延、少年・少女の自殺、不寛容、差別問題、子ども貧困問題など、今日の日本社会は心の豊かさを見失ってきている。
これからの時代を担う子どもたちの豊かな人間性を育んでいくためには?
そこで、これまで以上に童謡の持つ力が期待される。
暗く不透明で不安定な時代には、子どもたちの明るく朗らかな歌声が期待される。
童謡・童話に代表される日本の豊かな文化が失われてはならない。

<死にたいわたし>を受け入れて場が重要

2018年02月07日 16時24分14秒 | 社会・文化・政治・経済
子供・若者の意識調査内閣府
平成29年版 子供・若者白書
若者にとっての人とのつながり 
孤立を防ぐ手立てについて
-----------------------------------
<自分に居場所>と思える人間関係がある若者」ほど、人生に前向きで充実感があるという。
「死にたい」若者には、自分に居場所がない。
若者が孤立する状況を避けるには家庭以外で温かく支える存在が必要。
<ありのまま姿・死にたいわたし>を受け入れて場が重要。

無条件の肯定的配慮

2018年02月07日 15時53分53秒 | 社会・文化・政治・経済
心理カウンセラーは、クライエント自身が持つ人間としての潜在的な強さやバイタリティといった人間力を信じることから始めます。

カウンセリングは、クライエント中心に悩みや問題をちゃんと聴き=傾聴、ときには質問したりして、クライエント自身が自分の行動に責任を持ち、自分がどういう人間なのか、という自己理解を深めるサポートをしていきます。

そして、クライエントが意味のある意思決定をし、そこから行動にうつしていくことを、心理カウンセラーは援助していくのです。
カール・ロジャースは、心理カウンセラーが備えるべき3つの原則をあげています。これらをロジャースの3原則と呼んだりもします。

1.無条件の肯定的配慮

2.共感的理解

3.自己一致

無条件の肯定的配慮
無条件の肯定的配慮とは、クライエントのここが良いけどここが悪い、という条件付きの受容ではなく、クライエントの個人の人格やすべての部分を尊重し、無条件に受け入れていく、理解していく姿勢になります。

無条件=Non-Judgementといわれます。ジャッジせずに、条件つきではなく、ということですね。
心理カウンセラーは、クライエントの感情表現・態度・価値観などを、ありのままに無条件に受容するのです。
これをひと言で言うなら「受け入れる」となります。
実際の臨床現場においては、来談者中心療法=クライエント中心療法のカウンセリングのアプローチでは、相談者は自分の話したい内容や感情・気持ちを自由に話すことが基本になります。
心理カウンセラーとしては、クライエント自身が話したいと思う話題を傾聴し、クライエントの素直な感情をあたたかく無条件に受け入れていくという姿勢が大切になります。
クライエントの個人的な価値観、ときには偏見だったりする場合もありますが、それらに対してもカウンセラーが反論や批判することなくクライエントを尊重し、理解していこうという姿勢で関わっていきます。

共感的理解
共感的理解とは、クライエントの立場になり、その心の世界をあたかも自分自身のことであるかのように感じ、それをフィードバックしていく姿勢です。

悩みや問題となる人間関係や状況の中で、クライエントがどんな感情を抱いているのかを共感的に理解していくことになります。

クライアントの感情は、不安・恐怖・怒り・悲しみといった強烈な感情の場合もあります。

それらをカウンセラーが、想像力と感受性を活かし共感的に理解していくことで、クライエントの苦悩や問題となっている感情の共有がうながされ、クライエントの苦しみや悲しみなどの苦痛を緩和させる効果があります。

共感的理解をひと言であらわすなら「寄り添う」ですね。

自己一致
自己一致とは、心理カウンセラー自身の気持ちに嘘がなく、純粋であることを意味します。

『自分がどのような人間なのかという自己概念(自己イメージ)』と『現状での経験(感情・思考・態度・行動)』が一致していて、自分の中での矛盾が存在しない状態になります。

自己分析によって、自分の心の中での感情や価値観に対しての深い観察や適切な洞察、自己分析が出来ていて、自分自身の中で違和感や苦痛を抱えていない健全な心の管理が出来ているということです。

自己一致をひとことで言うなら「ありのまま」になります。

どのような病気であっても

2018年02月07日 15時33分19秒 | 社会・文化・政治・経済
どのような病気であっても、人生の傷害となるであろか。
災を転じて幸につなげるのだ。
災い転じて福となす。
雨降って地固まる ・ 諍い果てての契り ・ 楽あれば苦あり ・ 人生楽ありゃ苦もあるさ ・ 災いを転じて福となす ・ 禍を転じて福と為す ・
怪我の功名 間違えたり、何気なくしたと思っていたことが、偶然良い結果をもたらすというたとえ。どのような病気であっても、人生の傷害となるであろか。
災を転じて幸につなげるのだ。
災い転じて福となす。
雨降って地固まる ・ 諍い果てての契り ・ 楽あれば苦あり ・ 人生楽ありゃ苦もあるさ ・ 災いを転じて福となす ・ 禍を転じて福と為す ・
怪我の功名 間違えたり、何気なくしたと思っていたことが、偶然良い結果をもたらすというたとえ。
変毒為薬
毒を変えて薬と為す
毒と薬は背中あわせである。
苦悩の多いこの世で、その信心によって毒を薬に変えて利益を得ることを意味。

画材から見る日本画・東山芸術の世界

2018年02月07日 15時12分49秒 | 社会・文化・政治・経済
「東山魁夷先生の風景作品は、自然の美を丁寧に抽出されています」
日本画の顔料である岩絵の具の研究者の第一人者の橋本弘安さんは語る。
「カメラマンが風景の美しさを切り取る以上に、画家は見る人の立場まで考えて風景の美しさ抽出し、提示することができる。だからこど、見る人は親しみやすさを覚え、絵画の中に自然と入っていけるのです」

日本画は、岩絵の具で描かれています。
鉱物を粉砕し、顔料としてさまざまに利用してきた人類の祖先の営みにつながるものです。
近年の無機・有機化学の発展は、たくさんの人造顔料を作り出してました。
色の種類は増え、純度は上がり、表現の幅が広がりました。
その結果、西洋では印象派が誕生します。
印象派とそれ以前の絵画との変化に大きく寄与しているのは、人造顔料なのです。
東洋にも人造顔料は普及し、明治時代以降に使われています。
以前は一つの鉱物から2~3色の色を作り、その色彩の違いを生かしてきました。
その岩絵の具が昭和30年代以降、粒子分けの的確な技術の導入によって15段階になるとともに、人造の岩絵の具が大量に作られます。
日本画の表現の幅は一気に広がり、そこに戦後美術が置かれた状況や生活様式の変化が加わることで、日本画の新しい時代が開幕しました。
岩絵の具など日本画絵の具は現在、人造・天然で4000色以上になりますが、日本画の注目すべき特色は、天然の岩絵の具が今も大切に使われていることです。
天然の岩絵の具が、多くの都市で入手できるのは日本しかありません。
色は、大きく3種類に分類できます。
1)自然物固有の「本当の色」
2)人間の発明であるけれど長い歴史がある「伝統の色」
3科学的な「人工物の色」です。
天然の岩絵の具は、化学反応で人工的に発色されるのではなく、粉砕という物理的操作のみで作った「本当の色」です。
東山魁夷先生の作品は<東山ブルー>と呼ばれるように、地球が作り出した「本当の青」を大切に使われています。
天然の顔料の美しさや豊かさを最大限に生かされている。
「本当の色」を大事にされ、しかも、きめ細かく追求されていると思います。
橋本弘安さんは日本画家で女子美術大学副学長・芸術学部長

「子どもの貧困」は「私たちの問題」

2018年02月07日 13時07分47秒 | 沼田利根の言いたい放題
世の中の問題は連関している。
つまり、互いにかかわり合っている。
企業は経営の合理化、効率化を図る。
海外に生産拠点を移す。
国内の失業者を生む。
正規社員を減らし、非正規雇用者を増やす。
格差社会を招く。
子どもの貧困問題につながる。
非正規雇用者は物を買わなくなるので、企業の製品が売れなくなる。
一億総中流時代はどんどん遠のいてきた。
ただでさえ子どもが減る中で、貧困の子どもが増えれば、受け取る年金額が減ったり、支給する年齢が遅れていく。
老後の生活に大きな影響を及ぼすので、「子どもの貧困」は「あの子たち」の問題ではなく「私たちの問題」でもある。

患者さんの気持ち

2018年02月07日 12時39分03秒 | 医科・歯科・介護
精神科医の香山リカさんは、体調がよくないとき、なるべく他の病院を受診しているそうだ。
勤務している病院では立ち話ですむ。
「くしゃみがとまらなくて」
「カゼですね。何か処方しておきます」
「どうも」と用が足りることもある。
勤務している病院では特別扱いとなり、一番手軽だ。
他の病院へ行く理由の一つは「患者さんの気持ちを理解するためだ」
「ああ、検査結果の説明を待ってるときは不安なものだな」と、その立場になって初めてわかることもある。
診察室の椅子に座って、丁寧に触診、聴診をしてもらって「では、こういうクスリを出します」と説明されると、それだけでありがたくて病気の半分は治ってしまう気がする。
<気持ちの持ちよう>であるが、とても大事なことだ―と香山リカさん記す。
-------------------------------
元医療ジャーナリストの立場で、多くの病院を取材してきた。
病院新聞時代、さらに日本薬業新聞時代も病院担当であった。
薬は医療現場と不可分なので、病院周りをした。
さらに、病院経営研究所の病院事務長の会の会報の取材を約8年(25~33歳)バイトでやっていて、各病院の見学会などにも同行していた。
昨年、がん患者となって、初めて大学病院入院して患者の立場となった。
取材する立場では知り得ない体験であった。
入院患者同士眠れず他の病室の人たちと談話室で深夜、懇談したこともあった。
「痛くて、眠れなくて、死にたいんだ」と辛さを訴える人の声を聞く。
傾聴も必要なのだと聞き役に回った。
6人部屋で、入院中に退院していく人、入院して来る人と言葉を交わしてきた。
わずか10日余の入院であったが、それから、化学療法が8か月続いた。

マイナス7.5度

2018年02月07日 06時12分35秒 | 日記・断片
今朝は、西田さんが持ち歩いている温度計によると、マイナス7.5度。
手袋をしていても指が痛いはずだ。
温度計は約10cmほどの長さ。
「落として何度も割ったので、これは4つ目の温度計」と言う。
ヤオコウで井野団地に住む森田さんがベンチに座り、缶コーヒーを飲んでいた。
3人で吉田方面に散歩へ行く。
以前は「かたらいの郷」まで散歩へ行っていた。
午前5時20分頃に二人に出会ったことがある。
桜の季節。
あるいは、たんぼでカルガモの稲作をしている時期。
無農薬の稲つくりである。
今日は、吉田方面からミスターマックスまで行き、駐車場を通り、東6丁目の掘田さんの家の近くまで行く。
メス猫をオス猫が追って行く。
「クロオの親ではないか。また子どもをつくろうとしているな」と西田さんは懐中電灯を猫に向けたが、オス猫はメス猫に挑む体勢で、懐中電灯に振り向きもしない。
野良猫のクロオは尾が黒いので西田さんが命名した。
もう一匹の兄弟の野良猫は「シマオ」である。
尾が黒と白の縞になっているから。
西田さんが持参したパンをクロオが食べる。
シマオは姿を見せない。
当方は、黒こしょうの桜えびの煎餅をあげたが、臭い嗅ぎ食べない。
猫も好き嫌いがあるのだ。
「タマは、エビ煎餅食べますか」と聞く。
「タマはエビ煎餅好きだね。食べ物に相性があるんだね」
散歩の終わりころに、
二人とも株価を話題にしていた。
午前5時30分散歩から戻る。

人生の主役は自分自身

2018年02月07日 04時36分38秒 | 沼田利根の言いたい放題
生命に具わる根源的な無知 この先どうなるのか、と思案する。
だが、人生の主役は自分自身「これからどうするか」であろう。
未来を思いあぐねるより、未来を「こうする」と目標を定めて行動を起こすかどうかだ。
死にたいは生きたいと同居しているようなもの。
どちらに向かうかは、魔性の働きに打ち勝つかどうかの問題。
魔性とは生命の可能性を否定するものだ。
魔性の働きとは<元品(がんぽん)の無明(むみょう)>

「元品の無明」とは、生命に具わる根源的な無知であり、ここから人間の尊厳に対する不信や、他者への蔑視が生まれる。人間の不幸と悲惨の根本的な原因が、ここにあるのだ。

2月6日(火)のつぶやき

2018年02月07日 03時28分32秒 | 医科・歯科・介護