「兄弟会」の契りで

2018年02月12日 23時58分50秒 | 社会・文化・政治・経済
人生を名画に彩る「心ざし」の力
人生の夢と目標を決意した友人
佐々田さんが若き日の人材グループの話をした
全員が師弟の誓いのもとで兄弟の契りで雄飛していく
アメリカへ向かった兄弟
声楽家としてオーストリアへ向かった兄弟
20代のころの縁が60代まで続いていると言う
「兄弟会」は来世までと

命を削る戦いをしている

2018年02月12日 23時39分48秒 | 社会・文化・政治・経済
時間を浪費するから時間がないのだ―セネカ

15時間を費やし、自身の生命を磨く人の話を聞く。
まさに命を削る戦いをしているのだ

五輪のジャンプ競技をテレビで見ているが、生命の跳躍台を想ってみた

今いる場所で勝つ。

風に恵まれない厳しい環境もあるが、

試練に内勝つ逆転もあるのが人生。

筋萎縮性側索硬化症の友人を見舞う

2018年02月12日 17時37分17秒 | 日記・断片
午前10時30分、同じ八重洲地区に住んでいた神田さんの見舞いに初めて行く。
敢闘会のメンバーの佐々田さんの車で、埼玉県の吉川市笹塚まで、川村さん、大森さんと4人で待ち合わせをして向かう。
神田さんが中学生の頃から知っている。
当時は当方も台宿の雇用促進住宅に住んでいて、彼の実家が雇用促進住宅の50㍍裏にあった。
彼のお母さんは当時、取手商工会に勤めていた。
お母さんは、絵が趣味であり東京・銀座の画廊で個展を開いたり、取手・白山の画廊などで個展を開いてきた。
結婚した神田さんは、現在当方が住んでいる東6丁目に3階建ての家を建てた。
奥さんは航空機の元客室乗務員であった。
努力家である彼は、結婚してから地域でも目覚ましく活躍していた。
ところが社会的にも活躍が期待されていた彼は、10年前に筋萎縮性側索硬化症を発症する。
「会うたびに、お母さんは信ちゃんがかわいそうだ、かわいそうだ」と言っていた。
そして、彼のお姉は弟のことを思って、京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授に対して、弟のことを思って に手紙を書いた。
「iPS細胞で将来、筋萎縮性側索硬化症が治る日が来るでしょうか?」と。
彼の面会を前から望んでいたので、今日はよい機会を得たと思った。
だが、実際に彼の姿を見ると、励ましの言葉を失った。
もう声が出ないのである。
でも笑顔であった。
「久しぶり。信ちゃん、覚えているよね」と話しかけたら笑って微かに肯いたように見えた。
彼の手を握る。
笑うとお腹が動いたので腹筋はまだ機能していると思われた。
川村さんは、中国の教え子たちの話と、教え子たちが寄こしたメールのスマホを見せていた。
3月に教え子たちに会いに上海へ行くと伝えていた。
また、大森さんは自分が第一線から退いて気楽になったことや、彼の知人や友人のこを冗談混じるに話して神田さんを笑わせていた。
顔色がよく、健常者のように見えたが、身動きできず横に寝たままテレビで五輪のスノーボードのレースを見ていたが、われわれ4人の会話にも耳を傾けている様子であった。
30分くらい見舞まった。
部屋の壁には、家族で行ったエジプト旅行の写真や娘さん、母親の写真、自身が写した富士山の思い出の写真など20枚ほど貼ってあった。
ちなみに、知人の一人が午前中に面会に来ていた。
持参した缶コーヒーの30本入り箱や彼が好きな甘い物食などを施設の人に託した。
施設を出て10分か15分後、彼から携帯メールが送られてきた。
「今日はありがとうございました。楽しかったです」
棒を口に挟み残された口の筋力の機能でメール送信するのだ。
----------------------------
筋萎縮性側索硬化症とは. 筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは、手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気です。
しかし、筋肉そのものの病気ではなく、筋肉を動かし、かつ運動をつかさどる神経(運動ニューロン)だけが障害をうけます。
その結果、脳から「手足を動かせ」という命令が伝わらなくなることにより、力が弱くなり、筋肉がやせていきます。
その一方で、体の感覚、視力や聴力、内臓機能などはすべて保たれることが普通です。


水俣病 [苦海浄土]石牟礼道子さん死去

2018年02月12日 11時45分29秒 | 社会・文化・政治・経済
水俣病患者の苦しみや祈りを共感をこめて描いた小説「苦海浄土」で知られる作家の石牟礼道子(いしむれ・みちこ)さんが10日午前3時14分、パーキンソン病による急性増悪のため熊本市の介護施設で死去した。90歳だった。葬儀は近親者のみで執り行う。喪主は長男道生(みちお)さん。

特集:知る水俣病
 熊本県・天草に生まれ、生後まもなく対岸の同県水俣町(現水俣市)に移住した。短歌で才能を認められ、1958年、詩人谷川雁(がん)氏らと同人誌「サークル村」に参加。南九州の庶民の生活史を主題にした作品を同誌などに発表した。68年には、「水俣病対策市民会議」の設立に参加。原因企業チッソに対する患者らの闘争を支援した。

 水俣病患者の心の声に耳をすませてつづった69年の「苦海浄土 わが水俣病」は高い評価を受け、第1回大宅壮一ノンフィクション賞に選ばれたが、「いまなお苦しんでいる患者のことを考えるともらう気になれない」と辞退した。以降も「苦海浄土」の第3部「天の魚」や「椿(つばき)の海の記」「流民の都」などの作品で、患者の精神的な支えになりながら、近代合理主義では説明しきれない庶民の内面世界に光をあてた。

 2002年には、人間の魂と自然の救済と復活を祈って執筆した新作能「不知火(しらぬい)」が東京で上演され、翌年以降、熊本市や水俣市でも披露された。

 晩年はパーキンソン病と闘いながら、50年来の親交がある編集者で評論家の渡辺京二さんらに支えられ、執筆を続けた。
中断したままだった「苦海浄土」第2部の「神々の村」を2004年に完成させ、3部作が完結。
11年には作家池澤夏樹さん責任編集の「世界文学全集」に日本人作家の長編として唯一収録された。

 73年、水俣病関係の一連の著作で「アジアのノーベル賞」として知られるフィリピンの国際賞「マグサイサイ賞」、93年には不知火(しらぬい)の海辺に生きた3世代の女たちを描いた「十六夜(いざよい)橋」で紫式部文学賞。環境破壊による生命系の危機を訴えた創作活動に対し、01年度の朝日賞を受賞。03年に詩集「はにかみの国」で芸術選奨文部科学大臣賞を受けた。全17巻の全集(藤原書店)は13年までに刊行(14年に別巻の自伝)。他の著作に「西南役伝説」「アニマの鳥」「陽のかなしみ」「言魂(ことだま)」(故・多田富雄氏との共著)など多数。

 15年1月から本紙西部本社版で、17年4月から全国版でエッセー「魂の秘境から」を連載中だった。

---------------------------------
「効率・利益至上の時代の中では私たちも、もう一人のチッソ。近代化を求めたこの社会は私たち自身」―水俣病患者の緒方正人さんの痛切な自覚。
だが、1956年、熊本県水俣市で原因不明の病が続発し、保健所に通報され、水俣病が公になる。
だが、政府がようやく公害病と認定したのは、12年後の1968年。
行政の動きは鈍かったのだ。
石牟礼さんは「この事態が東京湾で起きたら、こはならなかったろう。幾度もそう考えた」と書いている。
公害は、あくなき発達と利益追求の文明の落とし子でもある。



事実に反する<イメージ>

2018年02月12日 11時22分25秒 | 医科・歯科・介護
日本総合研究所主任研究員
藻谷浩介さん

事実に反する<イメージ>がいかに根を張っているか。
例えば、日本は2016年中国(+香港)から3兆円の経常収支黒字を稼いだ、と書いたら否定された。
「日本は中国に負けている」という<自虐的イメージ>に、流されているためだ。
だから、3兆円もの黒字であるはずがない、と疑ってかかるのである。
「津波リスクのある沖縄東岸洋上に、軍用滑走路を儲けるのは無謀だ」と藻谷さんが指摘しているが、新設される。
航空自衛隊松島基地の航空機28機が、東日本大震災の津波で失われたという事実が、すっかり忘れられている。
大地震の巣・沖縄トラフを無視しているのだ。

記憶の海辺 池内紀著

2018年02月12日 10時44分07秒 | 社会・文化・政治・経済
77歳のドイツ文学者が自らの軌跡を語る。
物語のようなホントウの話
10歳のときの朝鮮戦争から、カフカ訳を終えた50歳までをたどっている。
55歳で自ら進んで東京大学を辞め、自由人となる。
日本各地を旅し、温泉を巡り、街を歩く。
60代なかばまで山登りもしていた。
テレビ、パソコン、携帯電話、車もない生活。
おぼつかない自分の人生の軌跡をたどって何を実証しようとしたのだろう。
念願としたのは私的な記録を通しての時代とのかかわりだった——あとがきより
最初で最後の自伝的回想録。
平易洒脱に飄々と、来し方を辿る 池内紀さんには一日が四十八時間あるのではと思ってしまう。
それほど凄(すご)い仕事量で圧倒される。ドイツ文学者としてカフカを全訳し、ゲーテの『ファウスト』にも挑む。
文芸評論家として、エッセイストとして著作は数え切れないほどある。

「こころは内臓である」

2018年02月12日 10時25分41秒 | 医科・歯科・介護
病気の根底にあるものは何か

計見一雄著
刺激的な表題である。
こころは胸にある、否、こころは脳であるともシビアに断じることもできる。
副題はスキゾフレニア(統合失調症)腑分けする。
神科医としての50年を統合失調症の治療に当たってきた著者が、それは俗に言われるように「正常」と断絶された「狂気」とされるものなのか、あるいは治療法のある「症状」なのかを問題意識としながら、この病気の本態を語り尽くす。
「現実の否認」「現在の消失」「心的エネルギーの回路づけの不具合」「昏迷」など、この病の特徴と心の働き方の傾向の関連を見極める。

統合失調症は難病であり、誰もが罹患する可能性がる。
原因が不明なので予防のしようもない。
しかも難治で治療には長い時間がかかる。
しかし長期入院は治療的に有害である。
そこで早期治療が大切である。
心の風邪とも言われているが、「精神医学は医者の仕事をしてきたのか?」という著者の疑問の背景には、長期入院の問題も含まれているのだろう。

スキゾフレニア(統合失調症)は伝統的に理性の病とされてきた。
さらに魂の崩壊とも見られたこの病気の根底にあるものは何か。
臨床的に見えてくるのは運動的な機能の低下、不自由さ、また、衝動的なものへの「否認」による怒りなどの感情の禁止。豊富な経験を持つ精神科医が捉える病気とこころの本態とは?身体として生きるエネルギーを奪う「否認」のメカニズムが病人だけのものではないことを見通し、ヒトの心的傾向を探る。





2月11日(日)のつぶやき

2018年02月12日 03時29分06秒 | 医科・歯科・介護