朝の散歩で西田さんに会う。
すでに1時間も歩いていたが、鈴木さんが待つヤオコウまで付き合う。
鈴木さんはヤオコウのガラス窓に向かって体操をしていた。
「会ったら見せたかったんだ」とスマホで、絵手紙を見せてくれた。
今月の絵が菊。
俳句は、どのな作品か忘れた。
あとで、確認すると・・・
(○ 虫の音を 心静かに 菊を愛で)
「個展でも開いたら」と言うが、「その気にはなれないね。人にも勧められるけどね」と乗り気にならない。
絵手紙は菊を題材にして、何時も3、4枚描いている。
皇帝ダリア農協の裏の通りの家の庭に咲いていた。
「皇帝ダリアを絵手紙に書きませんか」と鈴木さんに言う。
俳句は、当方の作品で合作。
ところで、ご婦人が背後から来た。
「今日は一人?」と西田さんが聞く。
「友だちは、膝の関節が痛いので、散歩は中止なのよ」と言いながら「お先に」と追い越して行く。
速足である。
3人はのんびりの散歩。
満月が西の空に明るく輝いている。
まだ、午前5時なので、懐中電灯を持つ人が利根川の土手を行く。
「おはよう」と声を掛け合う。
「気温、4度、今年一番の寒さだね」と西田さんが温度計を懐中電灯で確認。
真っ暗な利根川土手からは、星座がクッキリ見える。
「オリオン座はあれだね。他の星座は分からない」と西田さんが空を見上げる。
「目が悪いの見えないな」と鈴木さん。
寒いので、西田さんの猫タマは何時ものように走り回らない。
塀の上に飛び乗ったり、気に登り爪をといだり、鳥を追ったり機敏に動き回る猫だ。
午前5時30分帰宅。
○ 手に灯り 枯れ野の土手の 散歩道