「核の忘却」の終わり: 核兵器復権の時代

2019年09月02日 21時21分45秒 | 社会・文化・政治・経済

秋山 信将 (編集), 高橋 杉雄 (編集)

内容紹介

北朝鮮の核問題は解決にいたらず、米ロ間では緊張が高まっている。いま、地域や相手にあわせた新しい核戦略論が必要とされている!

かつてオバマ前米国大統領は核廃絶を唱え、専門家の間でも「核の忘却」が語られた。しかし近年、核兵器は復権しつつある。しかも地域や相手によって異なる認識枠組みが必要だ。本書では米中ロや欧州・南アジアそれぞれの核戦略、サイバーセキュリティと核兵器、核兵器による「世界の分裂」、そして日本にとっての核抑止を論じる。

本書は練達の安全保障研究者が核戦略・核抑止の論理をさまざまに検証し、最後に日本に突き付けられた課題を明らかにする。核兵器を「絶対悪」と見なす者も、核兵器の役割を評価する者も、どちらも避けては通れない第一級の議論

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

 

秋山/信将
コーネル大学公共政策修士課程修了、一橋大学より博士(法学)を取得。広島市立大学講師、日本国際問題研究所主任研究員、在ウィーン国際機関日本政府代表部公使参事官などを経て、一橋大学大学院法学研究科教授、専門は国際政治学、安全保障論

高橋/杉雄
早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了、ジョージ・ワシントン大学政治学修士課程修了。防衛省防衛研究所助手などを経て、防衛省防衛研究所政策シミュレーション室長、専門は安全保障論、日米同盟(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



日本婚活思想史序説―戦後日本の「幸せになりたい」

2019年09月02日 21時09分59秒 | 社会・文化・政治・経済

[佐藤 信]の日本婚活思想史序説―戦後日本の「幸せになりたい」

佐藤 信 (著)]

内容紹介

いい結婚って何? 
結婚ってしなきゃいけないの?
働きたくないから専業主婦はアリ?
自分にあった生き方&パートナーはどうやって見つける?

婚活論とは人生論であり、仕事論であり、
またこの少子化日本においては国家論ですらある。

東大先端研の政治学者が全力で平成・昭和の婚活を研究した渾身の一冊!

【主な内容】
はじめに
序 章 結婚のかたち
第1章 婚活0.0 ーーパンダから雑誌『結婚潮流』へ
第2章 発掘!! 雑誌『結婚潮流』
第3章 「みんなで渡れば怖くない」 ーー85年~90年代の婚活論
第4章 婚活1.0 ーー婚活のゼロ年代
第5章 婚活本の世界
第6章 国家と婚活 ーーこれからの婚活と結婚のゆくえ
終 章 さいごに
文献一覧
あとがき
 

内容(「BOOK」データベースより)

いい結婚って、何?働きたくないから専業主婦はアリ?自分に合った生き方&パートナーはどうやって見つける?ほか、東大先端研の政治学者が全力で婚活を研究してみた。
 

著者について

佐藤 信(サトウ シン)
東京大学 先端科学技術研究センター 助教
1988年、奈良県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院法学政治学研究科博士後期課程中退。博士(学術)。2015年より現職。
専門は政治学、日本政治外交史。著書に『鈴木茂三郎』(藤原書店)、『60年代のリアル』(ミネルヴァ書房)、共編著・共著に『政権交代を超えて』『建築と権力のダイナミズム』(ともに岩波書店)、『天皇の近代』(千倉書房)など。
 

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

佐藤/信
東京大学先端科学技術研究センター助教。1988年、奈良県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院法学政治学研究科博士後期課程中退。博士(学術)。2015年より現職。専門は政治学、日本政治外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

東大の政治学者が全力で婚活を研究してみた!

婚活論を若い女性向けのキャピキャピした話と侮るなかれ。それは、これ以上ない深遠なる洞穴への入り口なのである。

本書では2000年代末に生じた婚活ブーム、いわば「婚活1・0」に先駆けて存在した1980年代の結婚論ブームを「婚活0・0」と呼んで、

結婚への視線や婚活の論理がどのように変化してきたのか、その潮流を読み解こうとする。

読み解くなかで、「婚活」と一言でいっても内実はさまざまであること、その多様性がわたしたちの生活感覚と結びついていること、

そしてわたしたちが「私」事と捉えている結婚がそのときどきの社会状況に大きく影響されていること、

婚活が少子化対策として国家まで繫がっていること……さまざまな論点が見えてくるはずだ。(『はじめに』より)






「心=身体」の声を聴く

2019年09月02日 20時42分21秒 | 社会・文化・政治・経済
 
 泉谷 閑示 (著)

内容紹介

大自然の叡智を備えた人間の「心=身体」。
だが近現代の人間は「頭」と理性でその豊潤な泉にフタをして生きてきた。そして様々な心身の不調が生まれた。
心に由来する「深い感情」が抑圧され、「浅い怒り」が撒き散らされる現代社会には孤独への恐れ、同調過多のムラ社会、何をすればいいか分からない悩みといった生きにくさの要因が蔓延する。
規則正しい生活への信仰や「大通りを行くこと」を疑い、自分自身の内面と向き合って「にぎやかで豊かな孤独」や「深い怒り」の声に耳を傾けよう──。

医師であり音楽・舞踏にも造詣の深い著者による、「心の復権」をめぐる多彩な小論集。 

〈著者のことば〉
これまで私が一貫して唱えてきたことは、大自然の叡智を備えた「心=身体」の声に耳を傾け、その導きを正しく受け取ることの大切さです。近現代の人類は、たしかに「頭」の理性の働きによって文明の飛躍的進歩を成し遂げてきました。しかし、それが私たちをどれだけ幸せにしたのかと考えてみると、その進歩を手放しで喜ぶわけにもいきません。
「頭」を過度に重視し「心=身体」をないがしろにし続けた結果、現代人には様々な心身の不調が増加してきていますし、これに対する現代の医療もまた「心=身体」を軽視した皮相的・実利的な方法論が主流で、本質を見失った閉塞状況に陥っています。
また、「心=身体」とのつながりを失った人間たちが社会の主要なポジションを占めるようになって、「ロゴス」なき言動が我が国のみならず、世界中のあちらこちらで力を持ちつつあります。
このように、「心=身体」を無視して「頭」の欲望が肥大化している昨今の風潮は、大げさに聞こえるかもしれませんが、今後の人類の命運すら左右しかねないほどに、重大な問題ではないかと思います。そんな流れの中で私たちに今求められているのは、ひとりひとりが人間の精神構造というものについて理解を深め、流布される非人間的な言動に惑わされることなく、人間らしい社会を死守することではないかと思うのです。
本書では、日常生活にまつわる身近なテーマから、教育やしつけの問題、いわゆる新型うつ病の問題、引きこもりの問題、さらには芸術や文学、哲学など多種多様のテーマを扱っています。
(「おわりに」より)

内容(「BOOK」データベースより)

「頭」の支配と「心=身体」の悲鳴。「頭」を過度に重視し、「心=身体」を軽視する現代人の心身の不調と自閉的世界観による究極のエゴイズム。気鋭の精神科医が、人間の精神構造を見きわめ、「人間であること」の復権をもとめた好エッセイ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

泉谷/閑示
1962年秋田県生まれ。東北大学医学部卒業。精神科医。東京医科歯科大学医学部附属病院、神経研究所附属晴和病院等に勤務したのち渡仏、パリ・エコールノルマル音楽院に留学。現在、泉谷クリニック(東京・広尾)院長。クライアントならではの個性を尊重し、ポテンシャルを最大限に引き出す精神療法を行っている。また、大学・専門学校等での講義や学会・カルチャーセンター等への出講の他、一般向けのセミナーや勉強会を独自に行い、「真に豊かに生きる」ための提言を行っている。さらに、舞台演出、作曲家としても活動、「横手市民歌」等の作品がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 


 

孤独死防止へ鍵預かり …孤独死防止の切り札に

2019年09月02日 20時21分41秒 | 社会・文化・政治・経済

鍵を使って立ち入りを認める目安も定めている。「新聞や郵便物がポストにたまっている」「洗濯物が何日も干しっぱなしになっている」「部屋の明かりが昼間もつけっぱなしになっている(あるいは、夜になってもつかない)」「異臭がする」-などの状況が続き、呼びかけにも応答がない場合などを「緊急時」と判断する。鍵を預けることには抵抗感がある人もいることから、同社協の浜吉伸彰・福祉課長は「この条件設定が事業のポイント」と強調する。

 平成24年6月から市内の一部地域で試験的に実施し、今年4月から全市で展開。これまでに鍵を使って安否確認を行ったケースは6件あり、うち2件は室内で倒れている高齢者の発見につながった。現在、約140人が市内21カ所の施設に鍵を預けており、さらに申し込み希望者が約360人いるという。全国の自治体からも視察が相次いでおり、注目度は高い。

 ◆地域との絆に

 同社協によると、市内の一人暮らしの高齢者は今年4月現在で約7600人。毎年300~400人ずつ増えているといい、その把握に役立っているのが「一人暮らし高齢者台帳」だ。

 昭和53年から作成に取り組み、2年に1度の調査ごとに更新。関係機関の情報共有や、民生委員や自治会などによる見守り活動につながっている。「こうした実績があるから今回の事業もスムーズに実施できた」と浜吉課長は言う。

 一方、市内で孤独死とみられるケースは昨年1年間で約50件報告されており、浜吉課長は「一人暮らしの高齢者はこれからますます増える。かぎ預かり事業を一人暮らしの高齢者と地域とのつながり方を探るきっかけにし、孤独死を防ぎたい」と話している。


人間教育開拓

2019年09月02日 18時17分37秒 | 社会・文化・政治・経済

教育の道は、永遠なる人間性の開拓である。
この世に不幸がある限り、人間教育開拓のクワを振るう手を絶対に休めてはならない。
人間の一生は、あまりにも短い。
その人間が未来のためになる最も尊い作業は、次の世代を創造する人を育て、人を残すことである。
50年先、100年先の未来を展望して人材を育てる。
社会に貢献していく、世界市民を育成する。

 


まだまだやれる!鳥谷敬の足跡をあらためて振り返る

2019年09月02日 13時11分49秒 | 野球

◆ 2年目から虎の正遊撃手として君臨

 勝負の9月戦線を迎えたプロ野球界に、衝撃のニュースが飛び込んできた。

◆阪神・藤川球児の「火の玉伝説」は生きている

 阪神の鳥谷敬が8月31日、甲子園で行われた巨人戦の試合前に報道陣からの取材に対応。今季限りで慣れ親しんだタテジマのユニフォームを脱ぐことを発表したという。

 今年でプロ16年目・38歳を迎えた背番号1は、この2019年シーズンが5年契約の最終年。球団から事実上の引退勧告を受けたことを明かし、残された道はそのまま現役を引退するか、他球団での現役続行を目指すか…。いずれにしても、阪神のユニフォームを着てプレーする姿が見られるのは今季限りとなる。


 2004年に早稲田大から阪神に入団した鳥谷。ルーキーイヤーから藤本敦士と遊撃手のレギュラーポジションを争いながら101試合に出場すると、以降は長きにわたって虎の正遊撃手として活躍。その間、鳥谷という選手を象徴する記録でもある連続試合出場は歴代2位の『1939試合』。連続試合フルイニング出場は歴代4位の『667試合』に及ぶ。

 そうして長く試合に出続けられたのも、ケガをしない体をつくってきたことに加え、チームが期待する働きをし続けられたからに他ならない。鳥谷の魅力というと、そういった“安定感”ということになる。

 いまでこそ「守備範囲が狭くなった」など守備力の低下を指摘される鳥谷だが、かつては正確なスローイングやとくに三遊間の打球への高い対応力を武器に球界随一の遊撃手とたたえられ、実に5度のゴールデングラブ賞を受賞している。


◆ 7月・8月の月間打率は4割超え

 また、打撃においても、やはり武器は“安定感”だ。

 卓越した選球眼によって2011年から3年連続でリーグ最多四球を記録するなど、たとえ打率が3割に届かないシーズンでも高い出塁率によってチームに大きく貢献した。最後までボールを見極めるためなのだろう、逆方向への打球が多いことも鳥谷の打撃の特徴。力任せに叩くのではなく、こすり上げるように放たれる左中間への美しい放物線こそ、鳥谷らしい打球である。

 そうして積み上げられた安打は現在のところ『2082』。これは藤田平(2064本)や吉田義男(1864本)といったレジェンドたちを抑え、阪神の生え抜き選手として歴代1位の数字である。近年はその能力の衰えを指摘されることも多い鳥谷だが、あらためて実績を振り返れば、そうそう現れることもないスター選手であることは明らかだ。

 しかも、その衰えについても「まだやれる」と見る声も多い。今季はシーズン開幕から打撃不振が続き、ここまで87打席に立っていまだ打点ゼロという低迷を続けてきたものの、7月・8月の月間打率はともに4割を超えている。その力を必要として手を挙げる球団はきっと出てくるだろう。

 虎一筋で16年戦ってきた男だけに、他のチームのユニフォームを着ている姿が想像できないというファンの声も多い。なかには受け入れられないという方もいるかもしれないが、もし仮に新たなユニフォームに袖を通すことになったとしたら、新天地で阪神のフロントを見返すような成績を残すことが、長年にわたって応援し続けた阪神ファンへのなによりの恩返しとなるのではないだろうか。

 まずは残り1カ月ちょっとの2019年シーズンをどのように過ごし、そして最後に“どちらの道”を選ぶのか…。鳥谷の動向から目が離せない。

 


変革の主役は、あなた

2019年09月02日 12時19分02秒 | 社会・文化・政治・経済

2017年にノーベル平和賞を受賞したICAAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のベアトリス・フィン事務局長

103か国、554団体が参加している(8月現在)
2017年にノーベル平和賞を受賞した当時は、101カ国から468団体が参加。
ICANは、核戦争防止国際医師会議(IPPNW)を母体に2007年、オーストラリアで発足しました。2011年にジュネーブに国際事務所を設置して以来、核兵器の非人道性を訴える諸国政府と協力して核兵器を国際法で禁止するキャンペーンを世界的に展開してきました。
2017年に核兵器禁止条約が国連で成立し、同年のノーベル平和賞はICANに授与されることとなりました。
所属する一人一人が、被爆者や核実験の生存者の体験に深く心を動かされ、核兵器がもたらす苦悩から<自分と同じ人間を守りたい>という熱い思いでつながっています。
人類は同じ一つの世界に生きています。
自分の周囲の人々が安全でなければ、自分たちの安全もありません。
平和も安全も、誰かの犠牲の上に成り立つものではないはずです。
ICANは、どこまでも人間の「平等」、各国の「平等」を重視してきました。

個々の力は小さくても「連帯」することで、社会を動かしていけるのですね。

その通りです。
それこそが市民社会の力です。
市民社会が、さまざまな問題に声を上げ、連帯して行動する。
それが変革の力になるのです。
ICANは「あなたこそ主役です」と語り掛けます。
これまでの疑念を転換して、民衆を主役にし<市民の力こそ最も重要>と位置付けたのです。
そこに人々は賛同し、連帯が広がったのがと思います。
異なるジャンルの団体が参加していることは、ICANの成功の要因であります。
特に、個人主義の強い社会で育った青年たちは、「連帯すること」が、どれほど大きな力になるのかを学ぶ必要があると感じます。
何かを成し遂げるのに、初めから全てを熟知している必要はない。
といのが私の実感です。
大切なのは、「平和を守りたい」「生命を守りたい」という、やむにやまれぬ思いではないでしょうか。


鳥谷への引退勧告は「ありえない」 中畑清氏が激怒

2019年09月02日 11時23分32秒 | 野球

「どうなってんだ阪神!」

9/1(日) J-CASTニュース

阪神・鳥谷敬選手(38)への引退勧告に、野球解説者の中畑清氏(65)が吠えた。

2019年8月31日放送の「SPORTSウォッチャー」(テレビ東京)で、功労者に対するリスペクトが欠けているとして球団の姿勢を猛批判したのだ。

■「選手に対しての気遣いを...」

 今季の鳥谷は、ここまで打率2割8厘。代打を中心に87打席に立っているが、本塁打・打点はゼロ。出塁率と長打率を足した指標のOPSは0.550で、規定打者では最下位の大和(DeNA)の0.588を下回っている(成績は31日時点)。

 そんな鳥谷に、球団が事実上の戦力外を通告した。

 本人が31日の試合前に報道陣の取材に応じ、球団から「引退してくれないか?」と告げられたと明かしたのだ。引退か他球団移籍を模索するかは未定だが、どちらにしろ阪神のユニフォームを着てプレーするのは今季限りで見納めとなる。

 生え抜きスター選手への、シーズン途中での引退勧告。これに怒りを露わにしたのが、巨人OBでDeNAの監督も務めた中畑氏だった。解説者として出演した「SPORTSウォッチャー」で、鳥谷の件について話題を振られると、

  「このタイミングだよ?功労者に対して、このタイミングで引退勧告なんて。まだ残り試合も十分残ってるのに...。やる気満々の功労者に対して言う言葉じゃない。ありえないね」

と語気を荒らげてコメント。

 さらに「これ、ジャイアンツで言うなら、阿部慎之助に引退勧告してるのと同じこと」と続け、「いま鳥谷の気持ちになったら、どうやってプレーしていいのか。彼のモチベーション、どう保っていけばいいのか」と憤りを露わに。最終的には、

  「もう、『どうなってんだ阪神!』と言うくらい。選手に対しての気遣いをもうちょっとして欲しいな。お願いします!」

と球団に苦言を呈した。

矢野采配にもチクリ

 このように、スター選手へのリスペクトが欠けていると憤りを露わにした中畑氏だが、その怒りはまだ収まらなかった。

 鳥谷の引退勧告のニュースを伝えた後、番組は31日の阪神-巨人戦(甲子園)を特集。2-2のスコアで迎えた7回裏ワンアウトの場面で、ネクストには代打で鳥谷が準備していた。しかし、打席の梅野隆太郎捕手が空振り三振に倒れたため、「代打、鳥谷」のコールはなし。

 代わりに打席へ向かったのは、中谷将大外野手だった。このワンシーンを見ていた中畑氏は、首をかしげながら、

  「逆だよ...」

と不満気に一言。中谷ではなく、鳥谷を代打で使ってほしかったようだ。

 結局、この日鳥谷は出場せず。なお試合は、代打・中谷の決勝ホームランで阪神が勝利を収めている。


阪神・掛布SEAが今季限りで退団へ 球団幹部「既定路線」

2019年09月02日 11時19分59秒 | 野球

 さらばミスタータイガース…。阪神のオーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA)、掛布雅之氏(64)が、今季限りで退団する方向であることが1日、明らかになった。契約の満了に伴うもので、球団から引退勧告を受けた鳥谷敬内野手(38)に続く激震。2人のレジェンドが相次いでタテジマに別れを告げることになる。

タテジマとの別れのときを迎えるのは、鳥谷だけでなかった。今季はオーナー付SEAとして、球団、現場に助言をしていた掛布氏の退団も決定的になっていることが分かった。

 関係者の話を総合すると、昨オフの契約更新の際、球団幹部が「これが最後になります」と掛布氏にラストイヤーになることを伝えていたという。球団幹部は今オフの退団を「既定路線です」と認めた。

 3度の本塁打王に輝き、ミスタータイガースとして1985年の日本一に貢献した掛布氏は、88年に現役を引退。以降は他球団のユニホームを着ずにネット裏から阪神を見守ってきた。

 球団から長く遠ざかっていた掛布氏の阪神復帰は、2012年秋、ゼネラルマネジャー(GM)に就任した中村勝広氏(当時、故人)が坂井信也オーナー(当時、現電鉄相談役)に強く進言して実現したものだった。中村GMは、掛布氏の卓越した打撃理論、指導力を高く評価。若手の打撃向上を目的とし、13年秋、GM付育成&打撃コーディネーター(Development&Coordinator=DC)として、25年ぶりに復帰した。GMの統括下で2軍中心に指導、助言をすることになった。

 15年秋には中村GMが急逝。掛布氏は球団本部付という立場になった。同年オフに金本知憲氏が監督に就任。新監督の要望で2軍監督に就いた。代名詞の背番号31でグラウンドに立つ姿に虎党は沸き立ち、甲子園での2軍公式戦には1万人以上が駆け付けた。だが、若手を猛練習で追い込みたい1軍と、選手の自主性を尊重したい2軍の間で方針の食い違いが生まれた。17年オフ、掛布2軍監督が退任し、坂井信也オーナー付のSEAとなった。

 現場を退いた後も掛布氏はアドバイザーとして、解説業をこなしながらもグラウンドに姿を見せ、今季も不振の大山にアドバイスを送るなど、側面からの現場支援を続けていた。今回の処遇はオーナー交代が決定打となった。昨秋、坂井オーナーが退任し、藤原崇起新オーナー(電鉄本社会長)が就任。掛布氏の処遇はいったん新オーナーに引き継がれたが、契約延長は当初から1年限りの予定だった。

 ファンとマスコミを大切にし、生え抜き最大のビッグネームである掛布氏に対する監督就任待望論は大きかった。だが、在籍6年間、一度も1軍の監督、コーチのユニホームも着ることはなかった。8月29日に引退勧告を受けた鳥谷に続く衝撃。球団の記録とファンの記憶に残るレジェンドが相次いで、タテジマを去る。


阪神・岩貞 復活圧投!4カ月ぶりマウンドで6回0封

2019年09月02日 11時16分26秒 | 野球

 「阪神2-0巨人」(1日、甲子園球場)

 155日ぶりの美酒だった。阪神の岩貞祐太投手(27)が首位・巨人の強力打線を相手に6回3安打無失点に抑え、3月30日以来の2勝目を挙げた。5月にインフルエンザ感染で登録を抹消されると、その後は右脇腹肉離れの故障にも見舞われ、長期の戦線離脱となったが、復帰登板で見事に存在を示した左腕。この勝利で3位・広島とのゲーム差は2と接近。逆転CSへ、力強い戦力が帰ってきた。

久々勝利の充足感が、試合後の岩貞を笑顔にした。本拠地の大歓声、仲間と交わすハイタッチが心を満たす。ふがいなさ、焦り、悔しさを抱いて苦しんだ約4カ月が、今季2勝目という最高の結果で報われた。「甲子園のお客さんの前で投げるために必死にリハビリをした。時間はかかったけど戻って来られて本当によかった」と喜びをかみ締めた。

 126日ぶりの先発マウンドは開幕2戦目の自身今季初登板より「緊張してしまって」と苦笑い。初回先頭の亀井に右前打を許したが、「亀井さんにヒット打たれて、地に足つけて投げられた」と平常心を取り戻した。

 両手で帽子を整え、軽く両肩を上下させるルーティンから、力強く腕を振る。三回は今村を三振に仕留めて1死後、亀井を低めスライダーで空振り三振。続く坂本勇にはカウント1-2から143キロ直球で、連続三振。塁上に走者はいない状況だったが「気持ちよく打たれることは避けたいと思った」とクイックで打者を惑わせた。

 5月4日にインフルエンザ感染で登録抹消、その後は右脇腹肉離れで戦線を離脱した。フォーム作りからの地道な日々。数年前から取り組む平均台を使ったトレーニングを、香田2軍投手コーチと行った。1勝に終わったプロ2年目の秋季キャンプでは、同コーチから腕の振りを縦に修正された。指導を受けて課題をクリアし、16年にはローテの座にたどり着いた過去がある。

 今回も、香田コーチがそばにいてくれた。「練習法やポイントを教えてもらった。最初から香田さんがいてくれて、本当に感謝しています」と恩義は尽きない。鍛錬を重ねる愛弟子に、香田コーチは「彼の努力の、たまものですよ」と優しいまなざしを向けた。

 五回の打席では犠打を失敗したが、その後、近本が適時三塁打を放つとベンチで両手を合わせ、感謝した。6回3安打無失点の快投。矢野監督は「この時期としても大きい。1人でも2人でも、どんどん出てきてくれたら」と目尻を下げた。「(2軍での日々は)本当に無駄じゃなかった。それを今後、示していかないといけない」と岩貞。虎投に、頼もしい男が帰ってきた。


阪神・近本 リーグトップ7三塁打 虎新人記録に王手

2019年09月02日 11時07分39秒 | 野球

後藤次男に並ぶ2位タイ27盗塁

 「阪神2-0巨人」(1日、甲子園球場)

 やはり背番号5が躍動すれば、猛虎に勝利の流れを引き寄せる。阪神の近本の気持ちを乗せた打球が、亀井の守備網をかいくぐり、右翼線を破った。貴重な追加点となる適時三塁打。何としても点が欲しいところで、ものの見事に勝負強さを発揮した。

 1点リードの五回だ。先頭の梅野が四球を選んで出塁したが、岩貞がバントを失敗し、続く木浪は空振り三振。このまま抑えられれば、相手を勢いづかせてしまう可能性がある場面で近本が好機を生かした。カウント2-1からの4球目、田口が投じた内角の直球に反応。鋭いスイングで完璧に捉えた。

 「梅野さんが走ったのは見えていたので、間を抜けてくれたらと思っていました。結果的に抜けたのでよかった」。ランエンドヒットでスタートを切っていた一塁走者の梅野が生還。ルーキーも快足を飛ばし、一気に三塁を陥れた。

 リーグトップの今季7本目の三塁打。これで、球団新人最多となる1953年・吉田義男、92年・久慈照嘉の8本にあと1本と迫った。また、この一打で通算133安打。高山の持つ球団新人安打記録まで、あと3本とした。

 打撃だけでなく、初回には二盗を決め、今季27個目の盗塁に成功。球団新人では48年の後藤次男と並ぶ歴代2位の記録に浮上だ。「塁に残れば先の塁を狙うようにしたい」。目標とする盗塁王へ向けて、積極的な姿勢を貫く。

 夏休み最後となる甲子園での一戦。「たくさんの子どもたちの姿が見えていました。いい一日だったなとか、印象に残るような一日になったと思ってもらえたら」と勝利を届けられたことに笑みを浮かべる。正念場となる9月。持てる力を全て出し切り、逆転CSへ向けてラストスパートを仕掛ける。


阪神・近本 リーグトップ7三塁打 虎新人記録に王手

2019年09月02日 11時07分39秒 | 野球

後藤次男に並ぶ2位タイ27盗塁

 「阪神2-0巨人」(1日、甲子園球場)

 やはり背番号5が躍動すれば、猛虎に勝利の流れを引き寄せる。阪神の近本の気持ちを乗せた打球が、亀井の守備網をかいくぐり、右翼線を破った。貴重な追加点となる適時三塁打。何としても点が欲しいところで、ものの見事に勝負強さを発揮した。

 1点リードの五回だ。先頭の梅野が四球を選んで出塁したが、岩貞がバントを失敗し、続く木浪は空振り三振。このまま抑えられれば、相手を勢いづかせてしまう可能性がある場面で近本が好機を生かした。カウント2-1からの4球目、田口が投じた内角の直球に反応。鋭いスイングで完璧に捉えた。

 「梅野さんが走ったのは見えていたので、間を抜けてくれたらと思っていました。結果的に抜けたのでよかった」。ランエンドヒットでスタートを切っていた一塁走者の梅野が生還。ルーキーも快足を飛ばし、一気に三塁を陥れた。

 リーグトップの今季7本目の三塁打。これで、球団新人最多となる1953年・吉田義男、92年・久慈照嘉の8本にあと1本と迫った。また、この一打で通算133安打。高山の持つ球団新人安打記録まで、あと3本とした。

 打撃だけでなく、初回には二盗を決め、今季27個目の盗塁に成功。球団新人では48年の後藤次男と並ぶ歴代2位の記録に浮上だ。「塁に残れば先の塁を狙うようにしたい」。目標とする盗塁王へ向けて、積極的な姿勢を貫く。

 夏休み最後となる甲子園での一戦。「たくさんの子どもたちの姿が見えていました。いい一日だったなとか、印象に残るような一日になったと思ってもらえたら」と勝利を届けられたことに笑みを浮かべる。正念場となる9月。持てる力を全て出し切り、逆転CSへ向けてラストスパートを仕掛ける。


松本清張の『砂の器』と出雲の亀嵩(かめだけ)

2019年09月02日 10時41分37秒 | 社会・文化・政治・経済

 松本清張の『砂の器』は、昭和35年(1960)読売新聞に連載された推理小説の傑作でベストセラーとなリ、「亀嵩(かめだけ)」の地名とズーズー弁が推理の鍵をにぎり、この地方が広く知られるきっかけとなりました。

記念碑は湯野神社参道入り口に昭和58年(1983)松本清張の揮鋩毫により建立されました。

 

蒲田操車場で殺害された元警察官 三木謙一の故郷、島根県仁多郡仁多町亀嵩。

 昭和49年(1974) 主演:丹波哲郎、加藤剛、森田健作で映画化された時の撮影場所を中心に紹介しています。2004年1月18日から始まる中居正広(SMAP)主演の「砂の器」は、原作とは少し違ったストーリーで、TBSのホームページを見ると、時代設定は現代、主人公を刑事役から犯人に置き換えています。中居正広が犯人役に。

<亀嵩へ>
 トリスバーでの被害者の東北弁「カメダ」をたよりに、今西刑事(丹波哲郎)と吉村刑事は羽後亀田を訪ねますが、調査は実りのない旅となりました。しかし、事件は意外な所から進展します。
「…事件が起こってから、すでに二月以上経っていた。捜査本部が解散してからも、もう一カ月以上になる。そのころになって突然、被害者の身もとが割れたのである。それは捜査当局の自力ではなく届け出があったのだ。ある日、警視庁に一人の男が訪ねてきた。彼は「岡山県江見町××通り、雑貨商三木彰吉」という名刺を出した。自分の父が三カ月前に伊勢参宮に出たまま行方不明となっている。もしや、それが蒲田操車場で殺された被害者ではないか、というのだった。…」、
 ストーリーとしては、ここで一気に進展します(やっぱり小説ですね)。
。「…今西栄太郎は、都電で一ツ橋に降りた。暑い盛りを濠端の方に歩くと、古びた白い建物があった。小さな建物である。「国立国語研究所」の看板がかかっている。…「出雲のこんなところに、東北と同じズーズー弁が使われていようとは思われませんでした」今西はうれしさを押さえて言った。
…近くの本屋に寄って、島根県の地図を求めた。彼は本庁に帰るのも間遠しく、本屋のすぐ隣の喫茶店に飛びこんだ。ほしくもないアイスクリームを頼んで、地図をテーブルの上に広げた。
今度は、出雲から「亀」の字を探すのである。
…すると、途中で、思わず息をのんだ。「亀嵩」とあるではないか。「かめだか」と読むのであろうか。……昭和三年二月島根県巡査を拝命、松江署に配属。四年六月大原郡木次署に転属、八年一月巡査部長に昇任、同三月仁多郡仁多町三成署に配属され、同町亀嵩巡査駐在所詰めとなる。十一年警部補に昇任、三成警察署警備係長となり、十三年十二月一日依願退職となる。…」。
 ここで、いままでの”東北弁”と”カメダ”が繋がっていきます。今西刑事は島根県警からの回答だけでは物足りず、自ら、島根県仁多郡仁多町亀嵩に向かいます。


「みんなの鉄道」 奥出雲おろち号(木次線トロッコ列車)

2019年09月02日 10時28分26秒 | 社会・文化・政治・経済

CSテレビ307で「みんなの鉄道」木次線(きすきせん)を観た。
9月2日午前9時~10時
入院していた時、「こんな放送があるのか」と見入ったことが思い出された。
奥出雲おろち号(木次線トロッコ列車)

 芸備線との接続駅・備後落合から、宍道までを走る、 営業キロ81.9km、駅数18の路線。 <ナレーション>堺正幸アナ

松本清張の『砂の器』は、昭和35年(1960)読売新聞に連載された推理小説の傑作でベストセラーとなリ、「亀嵩(かめだけ)」の地名とズーズー弁が推理の鍵をにぎり、この地方が広く知られるきっかけとなりました。記念碑は湯野神社参道入り口に昭和58年(1983)松本清張の揮鋩毫により建立されました。

高名な 下久野トンネル。
2241mの直線のトンネル。

毎月新路線を放送している「新・みんなの鉄道」の前シリーズ、「みんなの鉄道」は
2004年4月14日から2008年9月4日まで4年間で全85話を放送した革命的電車番組であり、メカニックな視点と日本全国の列車から見える風景をお見せしてきました。
この番組の特徴は、新作の評判もさることながら、「今までの路線をもう一度みたい!」という視聴者の声がとても多く、何回でも見たいと思われているところである。
実際に、最終回放送直後から継続希望や第1話からの再放送のリクエストが100件以上寄せられており、今回フジテレビONE+TWOでは、そんな皆様のリクエストにお応えして記念すべき第1話から毎月4本ずつ過去の路線を振り返っていくことにしました。
4年前はHDでの送出設備も整っておらず、ピュアHDとして見る事が出来るのは、ほぼ初めてという路線も多数あるので、過去の作品として捉えるのではなく、改めて美しい映像に生まれ変わった「みんなの鉄道をご堪能下さい。」

 

 

  •  青と白のカラーに包まれたボディーが山の緑に映える「奥出雲おろち号」。土・日・祝日などを中心に運転しています。

 

世界戦争の世紀  20世紀知識人群像

2019年09月02日 06時14分25秒 | 社会・文化・政治・経済

世界戦争の世紀

20世紀は世界戦争の時代だった。思想家・政治家など、多彩な人物とその相互関係の膨大なエピソードによって時代の精神を活写する。

桜井 哲夫 著

 力作である。800ページを超えるが大河ドラマ「20世紀物語」といった調子でどんどん読める。ほとんど小説。

世界の時の流れを俯瞰しながら、その瞬間を生きている人々に肉薄して、彼らの愛や執着を浮き彫りにしてゆく。

政治家、軍人、官僚、とりわけ詩人、作家、思想家である。

かれらがそのときそこでいったい何をしていたのか、思いがけない視点から証明が当てられ、肉声とともに思想のエッセンスが捉えられてゆく。

20世紀は世界戦争の時代だった。哲学者、文学者、美術家、また軍人・政治家など、多彩な人物とその相互関係の膨大なエピソードによって、この時代とその精神を活写する。

現代が始まり、現在へとつながる。戦争がつくる世界のなかで、誰が誰とともに、どんな思想を、活動を、表現を、政治を生きたか?諸個人、諸集団の具体的経験を描く、読む20世紀知識人事典!


女なしに革命はないと思わせる―人間の内面に肉薄。
女性が潜在的主題の一つ。

著者について

1949年足利市生まれ。
東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、東京経済大学コミュニケーション学部教授。専攻、近・現代社会史、社会思想史。主な著者に、『フーコー――知と権力』『〈自己責任〉とは何か』『社会主義の終焉』(以上、講談社)、『戦争の世紀』『「戦間期」の思想家たち』『占領下パリの思想家たち』『一遍と時衆の謎』(以上、平凡社新書)、『可能性としての「戦後」』(平凡社ライブラリー)などがある。