9/15(日) 13:01配信 東スポWeb
阪神が14日の中日戦(ナゴヤドーム)で屈辱のノーノー敗戦劇…。2006年9月16日の中日戦(ナゴヤドーム)で山本昌に無安打無失点試合を許して以来、同球団、同球場で13年ぶりの“赤っ恥”をかかされてしまった。
当時、阪神の現役選手だった浜中打撃コーチは「打者もセーフティーとか揺さぶりをかけないといけなかったのにそのへんの指示を出さなかった僕の責任です」とガックリ。同じく選手だった矢野監督は「これが2敗になることはない。残り試合でオレらがどういう姿勢を見せれるのかが大事」と話した。
この敗戦でCS進出どころか、5位転落も現実味を帯びてきたが、チーム内では「金本チルドレン」への批判が強まっている。この日は大野雄と相性のいい陽川を8月17日の巨人戦以来の先発で起用。前日9号3ランで勝利に貢献したベテランの福留を29試合ぶりにスタメンから外し、大山を昨年9月22日広島戦以来の3番で。そして北條を3年ぶり2度目の5番で起用したが、全部失敗に終わった。
フロント幹部は「やはりここらあたりの選手が今年も成長し切れなかったのが敗因。前の金本監督にあれだけ期待をかけられ、矢野監督にもしっかりとチャンスももらってきたのに、勝負どころでも頑張れない。見てて不満がたまるだけ」とバッサリだった。
大山を筆頭とする「金本チルドレン」は一時注目されてきたが「誰とは言わないが監督が交代して練習をしなくなった選手もいる。継続が大事なのに…。これはウチのトレーナー全員が苦々しく思っていること」(首脳陣)と、匿名ながら“告発”されるなど、あきれられているのが現状だ。
来季の矢野構想は「助っ人2人制」を徹底させるという。いつまでも「若手育成」など眠たいことをいっている場合ではない。「しっかりと切り替えてまた頑張ります」と大山。使ってもらった2人の監督のためにも…だが、もう時間が少ない。
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