なぜ日本共産党は都議選で躍進したのか?

2021年07月07日 06時56分52秒 | 事件・事故

NEWS
2013年06月25日 18時09分 

6月23日に投開票された東京都議会選挙で、人々を驚かせたのは日本共産党だ。前回の2009年の8人の倍以上となる17人が当選。わずか15議席に終わった民主党を抜いて都議会第3党となった。7月の参院選を控えて以外な躍進を遂げた。一体、どうして共産党がここまで議席を伸ばしたのだろうか。
安藤健二
なぜ日本共産党は都議選で躍進したのか?
時事通信社
6月23日に投開票された東京都議会選挙で、人々を驚かせたのは日本共産党だ。前回の2009年の8人の倍以上となる17人が当選。わずか15議席に終わった民主党を抜いて都議会第3党となった。7月の参院選を控えて意外な躍進を遂げた。

投票率43.5%と戦後2番目の低さとなる中で、組織票の強さが出たのは確実だが、それだけでは説明しきれない。一体、どうして共産党がここまで議席を伸ばしたのだろうか。マスコミ報道やネットでは、さまざまな意見が出ている。

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■候補者過多で当選ラインが下がった

ハフィントンポストのブロガーである東京大学准教授の菅原琢さんは「2013年東京都議選の簡単なデータ分析」という記事の中で「共産党の相対得票率は1ポイントしか上がってない」と指摘。その上で、次のように述べている。

わずかな得票率の増加で共産党が議席を倍増させることができたのは、自公以外は候補者過多で乱戦になり、当選ラインが下がったためである。今回共産党は、17人中8人の候補が最下位で当選している。維新の会やみんなの党が多数の候補を擁立し、民主党候補から票を奪い、共産党が相対的に浮上したというのが基本的な説明になるだろう。
■貧困層への援助が支持を集めた

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「食うや食わずやの生活をしている人をサポートしている印象がある」。同じくハフィントンポストのブロガーのRootport氏は「都議会選挙の結果と『中間共同体』のちから」の記事の中で、共産党が貧困層へのサポートによって、支持を集めたのではないかと分析。次のように書いている。

今回の都議会選挙で共産党が議席数を伸ばしたのは、組織的な援助・サポートによって「中間共同体的な何か」を作ることができていたからではないだろうか。反面、惨敗を喫した他の党は、そういう「何か」を構築できていなかった。「あのとき世話になったから」という感覚を有権者に持たせることができず、集票できなかったのだろう。
■「唯一の野党」の主張が効果的だった?

一方、日本共産党は「たしかな野党」をキャッチフレーズにしていたことからも分かるように、極めて野党色が強い政党だ。それが支持を集めた原因では?と分析する見方もある。NEWSポストセブンでは、「全国紙の政治記者」のコメントとして次のように書いている。

「景気回復の実感が持てない有権者は、自民・公明以外の候補者を支持したかった。でも、消費税もTPPも原発も、ゆくゆくは国民の生活に直結する問題に玉虫色の政策しか出せない民主党や、内紛劇を抱える日本維新の会も頼りない。そこで、唯一の野党を掲げてその他すべての党をオール与党に位置付けた共産の“庶民の味方”的な図式は注目されやすかった」
(「都議選で野党第一党へ躍進した共産党は参院選でも勝てるのか」より )
【※】このように様々な意見が出ていますが、読者の皆様は都議選での共産党の躍進は何が原因だと考えますか?コメント欄にご意見をお寄せください。

安藤健二  ハフポスト日本版の記者(News Editor)/「知られざる世界」など担当。


東京都議選 女性の当選、過去最多の41人 自民・公明は女性の割合低く

2021年07月07日 06時45分28秒 | 社会・文化・政治・経済

2021年7月5日 02時03分 東京新聞

 7月4日に投開票された東京都議選で、女性の当選者は41人となり、過去最多を更新した。当選者のうち女性が占める割合は、32%となった。
女性の立候補者は77人で過去最多だった前回の65人を12人上回っていた。
 政党別では、上位から共産14人、都民ファーストの会12人、自民と立憲民主がそれぞれ4人と続いた。政党ごとの当選者占める女性の割合は、ネット100%(当選1人)、共産74%、都民ファ39%、立民27%となった。一方で、政権与党の自民は12%、公明は13%と低かった。
 男女平等度の指標となる「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本の順位が低迷するのは、政治分野の遅れが一因だと指摘されている。2021年版の政治参画分野で、日本は156カ国中147位と異例の低さとなっている。


評伝】一発長打と明るいキャラクターで愛された大島康徳さん 最後まで己の道を歩み続けた努力家

2021年07月07日 06時42分21秒 | 野球

2021年7月5日 12時00分 東京新聞
バットを持ってスイングする大島康徳さん=2020年10月、東京都杉並区で

 長く歩き続けた道だった。6月30日に亡くなった大島康徳さんは、4年半にわたって闘病を続けていた。2016年秋に大腸がんを手術で除去。以後、肝臓への転移などの病魔と闘い続けた姿は、そのまま大島さんの人生と重なる。
【関連記事】元プロ野球選手で評論家の大島康徳さんが死去 大腸がん、70歳 本紙で自伝「この道」連載中
 高校入学まで野球経験はなかったが、努力を積み重ねてプロが注目する球児となった。中日に投手として入団したのは1969年。すぐに野手に転向すると、負けん気の強さを武器に才能を開花させた。3年目に1軍初昇格。デビュー戦で本塁打を放つと、明るいキャラクターも相まって、ファンから「一発長打の大島くん」と愛された。
 「打撃とは振り切ること」という大島さん。72年と77年には「1イニング2本塁打」をマークした。この記録は中日では大島さんとビシエド選手の2人だけ。2度も達成したのは球団でただ1人しかいない。勝負強さと長打力を兼ね備えた打者だった。
 私生活では妻の奈保美さんを「ママちゃん」と呼ぶ愛妻家。日本ハムの現役時代に付けていた背番号「11」は2人の結婚記念日から取ったという。
 今年4月から本紙で自伝連載「この道」を開始した。その際に自身のブログの題名も「この道」に変更にしたほど、愛着を持って臨んだ。「野球とがん。僕のこの道を読んで、何かを感じてくれたらこんなにうれしいことはない」
 大島さんの体調が悪化したのは先月下旬。歩行が困難になっても、できる限り、自分の足で歩くことにこだわった。「生きるとは歩くこと」と大島さんは言っていた。最後まで己この道を歩み続けた人生だった。 (谷野哲郎)


大島康徳さん死去 最期まで闘い続け 「野球人として生きた」

2021年07月07日 06時02分48秒 | 野球

毎日新聞 2021/7/6 
 6月30日に70歳で亡くなった大島康徳さんは、闘病中も頻繁にブログを更新していた。亡くなる4日前の26日には「健康は善であり、病気は悪である。社会にはびこる、その負のイメージを変えたい」と投稿。言葉通り、さまざまな話題を発信しながら、前向きに病と闘い続けた。

 大島さんのブログは29日を最後に更新が途絶え、ファンからも心配の声が上がっていたが、7月5日に家族が更新した。

 「この年になるまで野球一筋、野球人として生きることができた。皆様のおかげです。どうもありがとう」「楽しかったなぁ……。これ以上何を望む? もう何もないよ。幸せな人生だった」。今春に本人が記していたという「最後のメッセージ」が掲載された。

「治療はするけど仕事もする、遊びにも行く、好きな趣味もする、美味しいものも食べる、つまり、これまでと何も変わらない日々を過ごしていたいのです。いいえ、過ごすのですよ」と思いをつづった。


伊藤詩織さんに中傷ツイート 元東大准教授に33万円支払い命令

2021年07月07日 06時00分09秒 | 事件・事故

7/6(火) 13:23配信

毎日新聞

東京地裁などが入る庁舎=東京都千代田区霞が関1で

 ツイッターに虚偽の投稿をされて名誉を傷つけられたとして、ジャーナリストの伊藤詩織さん(32)が、大沢昇平・元東京大大学院特任准教授に110万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は6日、33万円の支払いと投稿の削除を命じた。藤沢裕介裁判長は「伊藤さんに与えた精神的苦痛は軽視できない」と指摘した。

【2019年の東京地裁判決後、支援者にお礼を述べる伊藤詩織さん】

 判決によると、大沢元准教授は2020年6月、伊藤さんと同姓同名の通名を使う外国人が破産開始決定を受けたとする官報公告の画像と共に、「伊藤詩織って偽名じゃねーか!」とツイッターに誤った内容の投稿をした。藤沢裁判長は「伊藤さんが多額の負債を抱え経済的に破綻したかのような印象を与え、悪質だ」と判断した。

 伊藤さんは「この判決がネットの中傷をなくす一助になることを心から願っています」とのコメントを出した。【遠藤浩二】

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