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片思いの「LINE地獄」拒んで49か所刺された女性が残した手紙

2021年07月12日 16時04分18秒 | 事件・事故

7/12(月) 13:02配信

FRIDAY

初公判が行われた静岡地裁沼津支部(撮影:高橋ユキ)

2020年6月に静岡県沼津市で大学生の女性(19=当時)を刺殺したとして殺人などの罪に問われている同級生の堀藍被告(21)の裁判員裁判初公判が、7月5日に静岡地裁沼津支部(菱田泰信裁判長)で開かれた。

アメリカ極悪犯刑務所の日常 レイプ犯はその日のうちに始末される

堀被告は昨年6月23日、三島市の同じ大学に通っていた山田未来さんを包丁で刺して殺害したという殺人罪のほか、包丁やナイフを携帯したという銃刀法違反、殺害前にはLINEやインスタグラムで山田さんのスマホに執拗にメッセージを送信したというストーカー規制法違反、そして山田さんの連絡先を知るために学内の部室に忍びこんだという建造物侵入で起訴されている。

白いTシャツの上に濃紺のジャケットを羽織り、同じく濃紺のズボンという若い起業家のような装いで法廷に現れた堀被告は、短く刈られた坊主頭のためか濃い眉と二重の大きな目が目立つ。直立不動で起訴状読み上げを聞いたのち、罪状認否で「間違いありません」と起訴事実を全て認めた。事実関係に争いはなく、この裁判員裁判の争点は量刑だ。

堀被告による山田さん殺害は突然の出来事ではなかった。事件前年からストーカー行為を続けており、最終的に殺害に至ったストーカー殺人である。冒頭陳述や証拠調べでは、被告のしつこすぎるストーカー行為や、恋愛感情が充足されないことによる嫌がらせ行為、そして残忍な殺害態様が明らかになった。

検察側冒頭陳述や証拠から分かった時系列によると、堀被告は2019年4月、三島市の大学に進学した。学科は異なるが、山田さんも同じ学部の同級生だった。7月、学内で山田さんを見かけて好意を抱いた被告は、10月までに繰り返し山田さんに「LINEのIDを教えて」と迫った。

当初は断っていた山田さんだったが、被告が何度も要求するため最終的には断りきれずIDを教えた。ここから被告によるLINE地獄が始まる。やりとりを始めてすぐに、名前を呼び捨てにして、たびたび食事の誘いを持ちかけたのだ。

〈来週にでも未来と一緒にご飯行きたいと思ってるけどどう?〉

〈テスト終わったらさ、一緒にご飯行ってくれませんか〉

〈今月は空いてる日ある?〉

〈明日ラーメン食べに行くけど、もし時間があったら一緒にいかが〉

山田さんは〈友達の家に遊びに行くことになってて、ごめんね、ちょっと厳しいかも〉〈あしたはバイト入れちゃっててごめんね〉など、そのたびに断った。ところが被告はLINEを送り続けた。2019年10月から事件を起こす2020年6月の間に合計789回のやりとりがなされているが、そのうち被告からのLINE送信は551回にもおよぶ。

〈いままで付き合った彼氏とかいるの〉
〈どういう人がタイプなの〉
〈恋愛したいとか思ってる?今は特に好きな人いないって感じかな〉

など、プライベートに踏み込む質問を繰り返し、山田さんからの返信が滞ると、不満を隠すことなくこう送った。

〈未来、返信遅い〉

バイト先の同僚は山田さんの性格を「純粋で誠実、裏表のないとてもいい子。その反面、断りきれず、頼み事を引き受けたり、嫌なことを嫌だと断れず溜め込むことがあった」と振り返る。山田さんは被告に催促され、返信を送る日々が続いた。

「同級生の男の子がしつこく連絡してきて困ってる。プライベートなことまで根掘り葉掘り聞かれる」

当時、山田さんからこう打ち明けられた友人は、山田さんのスマホでLINEのやりとりを見せてもらったとき、こう思ったという。

「え、何これ、と思いました。普通じゃない」

山田さんは友人に「できるならブロックしたい、でも逆上して何されるか分からなくて怖い。返信が遅いと『遅い』と言われる。遅れた理由を丁寧に説明すると『そうだったんだ、ごめんね』と言うけど、再び怒り出す」と打ち明けていた。ブロックしたいけど怖い、という消極的な思いで返信を続けていたが、被告は増長してゆく。一方的に恋愛感情をぶつけながら、プライベートに踏み込む質問を繰り返した。

〈未来は俺に会いたいって思ってる?〉
〈俺の中で恋愛感情消えないんだ、どうしたらいいのかわからない〉
〈男の子好きになったことある?見た目か中身、どっちが大事?〉
〈身長は何センチ?体重はいくつ?〉
〈未来の親って仕事何やってるの〉

被告のLINEでの暴走が続く中、山田さんの身辺では不審な出来事が起こった。2019年12月ごろから、山田さんの電話に公衆電話から無言電話がかかってくるようになったのだ。応答すると電話の相手は「マクドナルドに名前と電話番号と『電話してください』と書いてあった」と言う。

また、SNS上の質問箱に、山田さんの携帯電話番号が書き込まれてもいた。たびたび被告についての相談を受けていた山田さんの母は、山田さんに「これも堀くんのせいなんじゃない?」と言ったが、山田さんはこう答えた。

「しっかりした証拠があるわけじゃない。はっきりした証拠がないのに疑いたくない」

堀被告が事件を起こし、逮捕されたのちに、こうした嫌がらせ行為も被告によるものだと判明したが、当時、山田さんは被告を犯人扱いせず、これを警察に相談した際も「好意を持ってくれてる男の子がいる」と話はしたが、被告の名を出すことをしなかったという。被告は山田さんの携帯電話番号を入手するため、山田さんが所属していた部活の部室に忍びこみ、名簿をスマホで撮影していた。

その後、山田さんは2020年4月、LINEでしっかりと拒絶を示した。

〈ごめんね、たくさんLINEしてきてくれてるけど、好きじゃないんだ。他の人とLINEしたほうがもっと楽しいと思う〉

被告はこれにも引き下がる様子はなく〈前にLINE続けてくれるって言ったじゃん。それに俺は未来のことが好きだし、好きな人とLINEしてるの一番楽しいから、そう言われても無理〉と、山田さんの拒絶を受け取ろうともしなかった。相変わらずLINEを送り続け〈一緒にインスタライブやらない?〉と誘いを持ちかけたりもするが、断られていた。そして事件の数日前に、LINEをブロックされる。堀被告はこのとき殺意を抱いたとされている。

ところが、実生活において被告はその前から山田さん殺害の準備をすすめていた。2020年2月のうちに、凶器として用いた包丁をホームセンターで購入している。犯行直前にはAmazonでサバイバルナイフも購入し、さらにはこれまでのLINEで得た断片的な情報から山田さんのアルバイト先と自宅、そして車を特定。自室ではナイフと包丁を手に、段ボールを山田さんに見立てて包丁で突き刺すなど“練習”を繰り返した。

逮捕後、被告の部屋からは壁に釣られた穴だらけの段ボール紙や、ロフトの上に置かれたボロボロの段ボール箱が見つかっている。

さらに被告の部屋から見つかったノートには、山田さんへの愛情を超えた憎しみがびっしりと書き殴られていた。以下はほんの一部だ。

未来を殺したい
死ね死ね死ね
殺す殺す殺す
未来は俺を見下している
うざい
俺が見えてないみたいな
行動しやがって

未来に未来なんかない
死だよ
殺される運命が待ってるんだよ

殺害当日の2020年6月23日。山田さんは朝から車に乗り、コンビニのアルバイトに向かった。堀被告は山田さんの自宅近辺で山田さんが家に戻ってくるのを待ち伏せしていた。13時に勤務を終え、車で自宅に戻った山田さんが運転席ドアを開けるやいなや、堀被告は手にした包丁で山田さんに襲いかかる。

車内でもみ合いになる中、山田さんは一旦は包丁を奪い取り、車から逃げ出し、近所の家の戸を叩いて助けを求めたが、その間に被告に捕まり、包丁を奪い返される。段ボールで練習していたように被告は山田さんの腹部、背部、頸部を何度も突き刺し、殺害した。凶器に使った包丁は鶏肉解体用の業務用のものだった。

「女性には致命傷となる傷が多数あり、いくら救命が早くても出血多量による死は絶対的に免れない状況だった。傷は柔らかい部位に集中しており、急所を狙って刺したことは明白。これだけ急所を多く刺しているということは、その最中に女性は意識を喪失したことが推定され、完全に事切れるまで刺し続け、事切れたのを確認して行為を止めたと推定される」(解剖医の供述)

山田さんの遺体には、49箇所もの傷が確認された。残忍な犯行が証拠で明らかになるたび、法廷は静まり返った。また嗚咽のような声や、鼻をすする音がひびくこともあったが、被告は大型モニターに映る証拠をしっかりと見つめ、終始無表情で落ち着いていた。

事件がなければ昨年9月には20歳になるはずだった山田さんは、中学の頃、20歳の自分に向けて手紙を書いていた。事件後、当時の担任が山田さんの母親にこれを持ってきたという。

「今楽しいですか。20歳の私には悩み事はありますか。私は小さなことで落ち込みます。LINEで変なこと送っちゃったなとか。成人式も楽しみです」(山田さんが15歳の頃に書いた手紙より)

航空管制官になるという夢を抱き、学業に邁進していた山田さんの命をあまりにも一方的に奪った堀被告。被告人質問で「(LINEを)ブロックされて自分の存在を拒否されたことに絶望を感じた」と語った。山田さんはLINEで何度も堀被告を拒絶していた。だがそれを全く受け止めようとしないどころか、相手に責任を転嫁するのがストーカーだ。一体どうすれば事件を防げたのだろうか。

堀被告には無期懲役が求刑されており、判決は13日に言い渡される予定だ。

取材・文:高橋ユキ
傍聴人。フリーライター。『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』(晶文社)、『暴走老人・犯罪劇場』(洋泉社新書)、『木嶋佳苗 危険な愛の奥義』(徳間書店)、『木嶋佳苗劇場』(宝島社)、古くは『霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記』(新潮社)など殺人事件の取材や公判傍聴などを元にした著作多数。

 

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最終更新:
FRIDAY

詐欺疑い4人逮捕 被害65億円か

2021年07月12日 14時15分03秒 | 事件・事故

7/12(月) 14:19

人工知能を使った仮想通貨の取引に投資して、高い配当金を得られるなどとうたい、客から現金をだまし取ったとして、男4人が逮捕されました。


 詐欺の疑いで逮捕されたのは、「オズプロジェクト」の元幹部、石田祥司容疑者(59)、山下幸弘容疑者(61)、橋谷田拓也容疑者(46)、戸島正道容疑者(52)の4人です。

 関係者によりますと4人は、2017年からビットコインなどの複数の仮想通貨を、人工知能「AI」を使って自動で運用をすることで、高い配当をうたった投資話を持ちかけ、客から現金をだまし取った疑いがもたれています。

 警察は、4人の認否を明らかにしていません。

 警察は4人が、投資した金が4カ月で2.5倍になるなどとして、北海道から沖縄まで全国の約1万5000人から約65億円をだまし取っていたとみて全容の解明を進めています。

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学びがある
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新しい視点

 

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コロナワクチンの副反応の情報

2021年07月12日 14時12分44秒 | 医科・歯科・介護

NHK

厚生労働省によりますと、5月24日から30日までにモデルナのワクチンの接種を受けたのは9万241人で、このうち49歳から96歳の男女合わせて17人について、副反応が疑われる重い症状が確認されたと、医療機関から報告があったということです。およそ5300回の接種につき1件の割合で、接種したその日のうちに発疹やどうき、めまいなどの症状が見られました。アナフィラキシーの報告はなかったということです。厚生労働省は、モデルナのワクチンについて、現時点で接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとして引き続き接種を進めていくことにしています。
(2021年6月9日)

厚生労働省によりますと、ファイザーのワクチンについて、5月30日までに行われたおよそ1306万回の接種のうち国際的な評価指標でアナフィラキシーに該当する症状が報告されたのは169件で、およそ7万7300回に1件の割合でした。厚生労働省はファイザーのワクチンについて、現時点で接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとして引き続き接種を進めていくことにしています。
(2021年6月9日)

  • 厚生労働省によりますと、5月16日までに報告された接種後の症状のうち、国際的な評価指標でアナフィラキシーに該当したのは146件で、およそ4万1900回に1件の割合でした。厚生労働省は現時点で接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとして引き続き接種を進めていくことにしています。
    (2021年5月26日)
  • 厚生労働省によりますと、5月2日までに報告された接種後の症状のうち、国際的な評価指標でアナフィラキシーに該当したのは107件で、およそ3万5700回に1件の割合でした。全体の4割近くが40代だったということです。厚生労働省の専門家部会は「現時点で接種体制に影響を与える重大な懸念は認められない」として引き続き接種を進めていくことを了承しました。
    (2021年5月12日)
  • 厚生労働省によりますと、4月22日までに報告された接種後の症状のうち、国際的な評価指標でアナフィラキシーに該当したのは合わせて94件で、およそ2万6800回に1件の割合でした。これらの報告について、厚生労働省の専門家部会は「現時点でワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められない」として引き続き接種を進めていくことを了承しました。
    (2021年4月30日)
  • 厚生労働省によりますと、4月18日までに合わせて193万回余りの接種が行われ、「アナフィラキシーの疑いがある」と医療機関から報告された事例を国際的な評価指標で分析した結果、アナフィラキシーに該当したのは88件でした。100万回当たりにすると46件の割合です。アナフィラキシーを発症した人の86%は20代から50代の女性だったということです。報告を受けた厚生労働省の専門家部会は「現時点でワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められない」として、接種を続けることを認める見解を示しています。
    (2021年4月23日)
  • 新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省の専門家部会は、およそ1万3900回の接種に1件の割合で重いアレルギー反応が報告されているものの「安全性に重大な懸念は認められない」とする見解を改めて示しました。ファイザーのワクチンは、2021年2月以降、国内の医療従事者への接種が始まり、厚生労働省によりますと、4月4日までに109万6698回の接種が行われました。厚生労働省は4月9日開いた専門家部会で、医療機関から報告された接種後の症状について、国際的な指標で分析した結果、79件がアナフィラキシーに該当したと明らかにしました。頻度にすると1万3882回に1件の割合で、ほぼ全員が軽快しているということです。また、これまでに接種を受けた20代から70代の合わせて6人が接種後に死亡していたことも報告されました。死因は、出血性の脳卒中が4人、急性心不全と溺死がそれぞれ1人で、医薬品の審査などを行うPMDA=医薬品医療機器総合機構は、接種との因果関係は評価できないとしています。これを受けて、専門家部会は「ワクチンの安全性に重大な懸念は認められない」とする見解を改めて示し、4月12日に接種が始まる高齢者についても引き続き接種後の症状を分析することにしています。
    (2021年4月9日)
  • 新型コロナウイルスのワクチン接種について厚生労働省は、3月21日までに57万8835回の接種が行われ、医療機関から「アナフィラキシーの疑いがある」と報告された事例を国際的な評価指標で分析した結果、アナフィラキシーに該当したのは47件だったと明らかにしました。1万2316回に1件の割合で、2回目の接種で症状が出た人もいたということです。厚生労働省の専門家部会は「安全性に重大な懸念は認められない」としています。
    (2021年3月26日)
  • 厚生労働省は、新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた12人について「アナフィラキシー」と呼ばれる重いアレルギー症状が新たに報告されたことを明らかにしました。全員、症状は回復するか、改善しているということです。厚生労働省によりますと、アナフィラキシーが新たに報告されたのは、20代から50代までの医療従事者の男女合わせて12人です。 医療機関からの報告によりますと、12人は10日までにアメリカの製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスのワクチンを接種し、その後、頭痛や吐き気、じんましんなどの症状が確認されました。 最も遅い人で接種の40分後に症状が出始めたということで、全員、すでに症状は回復するか、改善しているということです。7人は医薬品や食物のアレルギーの既往があったということです。3月11日午後5時までに国内で接種を受けた18万741人の医療従事者のうち、アナフィラキシーが報告されたのは37人で、およそ4900人に1人の割合となっています。厚生労働省は3月12日午後、専門家部会を開いて、接種との因果関係などを検証する方針です。新型コロナウイルスのワクチンの安全性などを評価する厚生労働省の専門家部会の委員で、埼玉県立小児医療センターの岡 明 病院長は「経過観察の1人を除いた11人は比較的軽い症状のうちに速やかに治療を受けて改善しており、医療機関が早期に対応していると考えられる。予診での十分な既往歴の確認や、情報提供をどのように進めるかなどをしっかり議論したい」などとしています。
    (2021年3月12日)
  • 厚生労働省は、新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた男女8人に、新たに「アナフィラキシー」と呼ばれるアレルギー症状が報告されたと明らかにしました。全員、症状は改善しているということです。厚生労働省によりますと、新たにアナフィラキシーが報告されたのは、20代から50代までの医療従事者の男女合わせて8人です。医療機関からの報告によりますと8人は、3月9日から3月10日にかけて、アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスのワクチンを接種し、その後、吐き気やめまい、頭痛などの症状が確認されました。全員、症状は改善しているということです。
    (2021年3月10日)
  • 国内で新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた女性17人に「アナフィラキシー」と呼ばれるアレルギー症状が報告されていることについて、ワクチン接種を担当する河野規制改革担当大臣は、衆議院内閣委員会で「欧米の状況と比べると、数は多いように思われる」と述べ、状況を注視していく考えを示しました。
    (2021年3月10日)
  • 厚生労働省は新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた20代から50代の医療従事者の女性9人に、「アナフィラキシー」と呼ばれるアレルギー症状が報告されたと明らかにしました。医療機関からの報告によりますと9人は3月8日、アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスのワクチンを接種し、その後、じんましんや手足のしびれ、息苦しさなどの症状が確認されました。全員、症状は改善しているということです。8人は食物や医薬品によるアレルギーのほか、ぜんそくや高血圧といった基礎疾患などがあったということで、厚生労働省の専門家部会が近く接種との因果関係を調べることにしています。3月9日午後5時までに国内で接種を受けた医療従事者は合わせて10万7558人で、アナフィラキシーが報告されたのは女性17人と、およそ6300人に1人の割合となっています。
    (2021年3月9日)
  • 厚生労働省は、新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた20代から50代の医療従事者の女性5人について「アナフィラキシー」と呼ばれるアレルギー症状が報告されたと明らかにしました。医療機関からの報告によりますと、5人は3月8日、アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発したワクチンを接種したあと、30分以内に、じんましんやのどの痛み、両手のしびれなどの症状が確認されたということです。1人は基礎疾患がなく、残る4人はぜんそくのほか、医薬品や食物へのアレルギーなどがあったということで、全員、症状は改善しているということです。全国では、3月8日午後5時までに7万人余りの医療従事者が接種を受けていて、アナフィラキシーが報告された人は合わせて8人となりました。8人はいずれも女性で、近く厚生労働省の調査会などが接種との因果関係を検証することにしています。
    (2021年3月9日)
  • 厚生労働省は、新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた30代医療従事者の女性について「アナフィラキシー」と呼ばれる重いアレルギー症状が報告されたと明らかにしました。3月7日、アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発したワクチンの接種を受けたところ、およそ5分後にせきや息苦しさ、それにのどの違和感などの症状が確認されたということです。投薬治療を受けて症状は改善しましたが、経過を観察するため入院したということです。女性は、過去に食物や動物などでアナフィラキシーを発症した経験があり、医療機関からは「接種と関連がある」と報告を受けたということです。アナフィラキシーが報告されたのは3人目で、国内では3月5日午後5時までに4万6000人余りの医療従事者が接種を受けています。
    (2021年3月7日)
  • 厚生労働省は新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた20代の女性について、「アナフィラキシー」と呼ばれる重いアレルギー症状が報告されたと明らかにしました。厚生労働省によりますと、アナフィラキシーが報告されたのは20代の医療従事者の女性です。3月5日、アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスのワクチンを接種したところ、25分程度でじんましんがあらわれ、その後せきや発熱、血圧の低下、息苦しさなどの症状が確認されました。女性は投薬治療を受けて回復しましたが、医療機関は「接種と関連がある」と報告しています。女性に基礎疾患があるかは不明です。国内では3月5日午後5時までに4万6000人余りの医療従事者が接種を受けていて、アナフィラキシーが報告されたのは2人目です。
    (2021年3月7日)
  • 厚生労働省は、新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた30代の女性に、重いアレルギー反応の「アナフィラキシー」が確認されたと医療機関から報告を受けたことを明らかにしました。医療機関からの報告によりますと、3月5日、アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスのワクチンを接種したところ、5分以内にせきが出て呼吸が早まり、まぶたの腫れや全身のかゆみなどの症状が見られたということです。女性はその場で救急処置を受け、症状は軽快しているということです。全国で接種を受けた医療従事者は3月5日午後5時までに合わせて4万6000人余りで、アナフィラキシーが報告されたのは初めてです。女性にはぜんそくや甲状腺機能低下症などの基礎疾患があったということで、医療機関は「接種との関連がある」とする一方、「ぜんそくが要因となった可能性もある」と説明しているということです。厚生労働省は、専門家部会で接種との因果関係を詳しく検証するとしています。
    (2021年3月5日)
  • 厚生労働省は、2月26日に開かれた専門家部会で、2月25日までに2万1800人余りが1回目の接種を終え、このうち0.014%に当たる3人に副反応の疑いのある症状が確認されたことを明らかにしました。専門家部会は、これまでのところ接種による重大な悪影響は認められないとしています。
    (2021年2月26日)
  • 厚生労働省によりますと、接種を受けた1人について、▽手足が上がらない「脱力」や▽「発熱」の症状が確認されたと2月22日報告が寄せられたということです。症状が確認された人の年代や性別、詳しい症状の程度は明らかにしていません。22日午後5時までに接種を受けた1万1934人の医療従事者のうち、副反応の疑いがある症状が報告されたのは3人で、厚生労働省は、接種との関連があるか専門家会議で検証することにしています。
    (2021年2月23日)
  • 厚生労働省によりますと、2021年2月20日午後5時までに接種を受けた2人に、それぞれじんましんと寒気などの症状が確認されたということです。このうち寒気などを訴えた人の症状は、当初、重いアレルギー反応の「アナフィラキシー」として報告されましたが、その後、医療機関が訂正したということです。症状が出た人の年代や性別、症状の程度は、現時点で明らかにできないとしています。副反応が疑われる症状が報告されたのは今回が初めてです。
    (2021年2月21日)

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その他の情報

  • ファイザーの新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省は、接種を受けた7人に心筋炎などの症状が確認されたと明らかにしました。アメリカでも、比較的少ないものの同様の症状が報告されていて、厚生労働省は「現時点で重大な懸念は認められない」としたうえで情報の収集を続けています。厚生労働省によりますと、2021年5月30日までに国内でファイザーのワクチンの接種を受けた人はおよそ976万人で、20代から60代の男女合わせて7人が心筋炎や心膜炎を起こしたと医療機関から報告がありました。このうち6人は男性で、2回目の接種後に症状が見られたということです。アメリカでも、同じ「mRNA」を使ったワクチンを接種した人に、比較的少ないものの心筋炎が確認されていて、16歳以上の若い男性や2回目の接種後のほうが多いということです。
    (2021年6月13日)
  • 厚生労働省は6月9日に開いた専門家部会で、ファイザーのワクチンについて、5月30日までにおよそ1306万回の接種が行われ、25歳から102歳の男女139人が死亡していますが、接種との因果関係については、いずれも情報が不足していることなどから評価できなかったということです。厚生労働省は、現時点で接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとして引き続き接種を進めていくことにしています。
    (2021年6月9日)
  • 厚生労働省は5月26日に開いた専門家部会で、5月21日までにファイザーのワクチンの接種を受けた601万6200人余りのうち、25歳から102歳の男女85人の死亡を確認したことを報告しました。78%が65歳以上の高齢者で、医療機関などからの報告では出血性の脳卒中や心不全などを起こしていたということです。接種との因果関係については、いずれも情報不足などを理由に「評価できない」か「評価中」としています。厚生労働省は現時点で重大な懸念は認められないとして引き続き接種を進めていくことにしています。
    (2021年5月26日)
  • 厚生労働省は、新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた人のうち、新たに20人の死亡が確認されたと発表しました。死亡したのは、5月6日までにファイザーのワクチンの接種を受けた20代から90代の男女20人です。医療機関などからの報告では、接種後に脳出血や心不全などが見られ、2人は老衰と診断されたということです。接種との因果関係については、いずれも「情報不足などで評価できない」か、「評価中」だとしています。5月6日までに高齢者や医療従事者などに行われた接種は合わせて423万回余りで、接種後に死亡したのは39人となりました。
    (2021年5月12日)
  • 厚生労働省は、新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた高齢者のうち、77歳から101歳までの男女8人が新たに死亡したと発表しました。8人は4月19日から4月23日までにファイザーのワクチンの接種を受けました。それぞれ接種の5日後までに、脳出血や肺血栓塞栓症などを起こしたということです。厚生労働省は、接種との因果関係について「死因に関する情報が不足していることなどから評価できない」としています。4月27日までに接種を受けた高齢者や医療従事者合わせておよそ228万人のうち、死亡が確認されたのは合わせて19人となりました。
    (2021年4月30日)
  • 厚生労働省は、4月23日に開かれた専門家部会で、4月12日にファイザーのワクチンの接種を受けた102歳の女性が死亡したことを明らかにしました。死亡したのは接種の4日後で、接種の前に誤えん性肺炎や慢性心不全などと診断されていたということです。厚生労働省は「接種との因果関係は評価できないものの、体調がすぐれない時は接種を延期することも検討してほしい」と呼びかけています。これまでに接種を受けた医療従事者や高齢者のうち、死亡したのは合わせて10人で、いずれも接種との因果関係は評価できなかったということです。
    (2021年4月23日)
  • 厚生労働省は3月26日に開いた専門家部会で、3月19日に接種を受けた26歳の女性が、脳出血などを起こして死亡していたことを報告しました。亡くなったのは接種の4日後と見られ、専門家部会は接種との因果関係について「より詳細な情報が必要で現時点で評価できない」としたうえで「ワクチンの安全性に重大な懸念は認められない」としています。
    (2021年3月26日)
  • 厚生労働省は、2月26日に新型コロナウイルスのワクチンを接種した60代の女性が3月1日、死亡したと明らかにしました。国内で接種を受けた人の死亡が確認されたのは初めてです。死因はくも膜下出血と推定され、女性が接種を受けた医療機関は「接種との因果関係は現時点で評価できない」と報告しているということです。
    (2021年3月2日)
 

競輪人間学 あくまでも直線勝負を

2021年07月12日 13時23分45秒 | 未来予測研究会の掲示板
競馬を観戦していて改めて思うのであるが、最終的に競輪は競馬のレースと同様にあくまで直線勝負であるべきだ。
 
つまり、勝負どころを勘違いして先行争いをいてエネルギーを消耗するは愚の骨頂!
 
<福井競輪場:不死鳥杯>
◇G3◇12R S級決勝◇
 
7月11日 古性優作(大阪)が捲り切り、6度目のG3優勝を飾った。 
完全優勝に王手をかけた郡司と山口拳矢(岐阜26歳117期)の2人に人気が集まった決勝戦。
3番郡司浩平選手を軸にして。
 
2車単 
1番人気3-1(6.5倍)
2番人気3-7(7.8倍)
 
ちなみに、郡司選手と森田優弥選手の3-5(27.6倍)で6番人気だった。
つまり7番山口拳矢選手は2番人気を背負っていたのに、6番人気の森田選手と共倒れをして、競輪ファンの期待を裏切ったのだ。
競輪選手たちは、競輪ファンは車券を買って支持していることを肝に銘じて走ってほしいのだ。
人気を背負っているのだから、もがきあいは最悪。
お金を賭けているファンの<期待値>が、2番人気の車券3-7!
先行争いをしない前提でファンは3-7絡みの車券を買っていたはず。
 
だが、打鐘とともに森田優弥(埼玉23歳113期)が踏み出すも、先行していた山口が突っ張って激しくもがき合う展開に。
 
あのレースは、若さによる意地の張り合いに過ぎない。
 
並び 1-4-9-6 7-2 5-3-8
 
レース評
郡司が連勝で勝ち上がった。森田の番手から完全Vだ。斉藤が続き東ライン。山口のスピード戦、力量十分の古性もV争い
 
結果的に、森田優弥選手は7着選手から7車身差の8着に。
山口拳矢選手は8着選手から4車身差の9着に沈む。
実に無様な負け方である。
 
森田優弥選手の上がりタイムは12秒8
山口拳矢選手の上がりタイムは13秒4
因みに1着の古性選手の上がりタイムは優作11秒7
 

競輪は番手選手が有利!

1着(自力捲り)
2着(番手)
3着(番手)

結果 

1-3 1,810円(8番人気)
1-3-2 1万4,490円(54番人気)

 



選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 1 古性 優作   11.7    
2 3 郡司 浩平 1車身 11.7    
3 2 岩津 裕介 1/2車身 11.7      
  4 4 三谷 竜生 1/4車輪 11.8      
  5 6 村田 雅一 1/2車輪 11.5      
6 8 齋藤 登志信 3/4車身 11.5      
  7 9 松岡 健介 2車身 11.9      
8 5 森田 優弥 7車身 12.8      
× 9 7 山口 拳矢 4車身 13.4   B

ワクチン接種と体調不良/死亡例との因果関係を専門家が解説

2021年07月12日 12時58分53秒 | 事件・事故

6/29(火) 10:39配信

Yahoo!ニュース オリジナル Voice

ご利用の環境では映像を視聴できません。
映像視聴における推奨環境はこちらをご確認ください。
ワクチン接種が全国各地で開始され、6月28日には累計接種人数が2700万人を超え、急速に進んでいる。一方で、副反応や接種後に死亡した事例なども報道されており、ワクチン接種に対する不安も根強い。
ワクチン接種と体調不良の因果関係について、世界ではどのように調査され安全性評価がされているのか、新型コロナウイルスに関する正確な情報を届けるプロジェクト「こびナビ」の副代表でもある、木下喬弘(きのしたたかひろ)医師にお話を伺った。

ワクチン接種の因果関係は個人レベルでは証明できない

因果関係とは(画像制作:Yahoo! JAPAN)

例えば、ワクチンを接種した後に体調が悪くなった方がいるとします。

この方がタイムマシンに乗ってワクチンを接種する前に戻り、ワクチンを接種しない未来を選んだ時に、体調不良が起きていなかったら、それは「ワクチン接種との因果関係がある」ということになります。
一方で、同じようにワクチンを接種しない未来を選んだ時に、体調不良が起きていたのであれば、これは「ワクチン接種との因果関係がない」ということになります。

ですが、実際には時間を戻すことはできないので、個人レベルでの因果関係というのは証明が不可能なのです。

ワクチン接種の因果関係を調査する「ランダム化比較試験」

ランダム化比較試験(画像制作:Yahoo! JAPAN)

そこで、ワクチン接種と体調不良の因果関係を調べるために非常に重要になってくるのが、たくさんの人を集めて行う「ランダム化比較試験」です。
これは多くの人を集めて、ワクチンを接種するグループと、プラセボ(偽薬)と呼ばれるただの生理食塩水を接種するグループにランダムに振り分け、その後にコロナに感染した人の割合や、体調が悪くなった人の割合を比較するという臨床試験です。

ランダム化比較試験では、ワクチンを接種する人とワクチンを接種しない人をランダムに振り分けているので、元々は2つの群で感染して発症するリスクも、体調不良を起こすリスクも変わらないことがポイントになります。
そうすると、ワクチンやプラセボを打った後に発症した人や、体調不良が起きた人の頻度を比較すると、それがそのままワクチンの効果であると言えるわけです。
ワクチンの承認審査に使われているこの「治験(ちけん)」というのは、まさにこのランダム化比較試験を行っています。

 


ワクチン接種と体調不良/死亡例との因果関係を専門家が解説

2021年07月12日 12時49分49秒 | 医科・歯科・介護

6/29(火) 10:39配信

Yahoo!ニュース オリジナル Voice

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ワクチン接種が全国各地で開始され、6月28日には累計接種人数が2700万人を超え、急速に進んでいる。一方で、副反応や接種後に死亡した事例なども報道されており、ワクチン接種に対する不安も根強い。
ワクチン接種と体調不良の因果関係について、世界ではどのように調査され安全性評価がされているのか、新型コロナウイルスに関する正確な情報を届けるプロジェクト「こびナビ」の副代表でもある、木下喬弘(きのしたたかひろ)医師にお話を伺った。

ワクチン接種の因果関係は個人レベルでは証明できない

因果関係とは(画像制作:Yahoo! JAPAN)

例えば、ワクチンを接種した後に体調が悪くなった方がいるとします。

この方がタイムマシンに乗ってワクチンを接種する前に戻り、ワクチンを接種しない未来を選んだ時に、体調不良が起きていなかったら、それは「ワクチン接種との因果関係がある」ということになります。
一方で、同じようにワクチンを接種しない未来を選んだ時に、体調不良が起きていたのであれば、これは「ワクチン接種との因果関係がない」ということになります。

ですが、実際には時間を戻すことはできないので、個人レベルでの因果関係というのは証明が不可能なのです。

ワクチン接種の因果関係を調査する「ランダム化比較試験」

ランダム化比較試験(画像制作:Yahoo! JAPAN)

そこで、ワクチン接種と体調不良の因果関係を調べるために非常に重要になってくるのが、たくさんの人を集めて行う「ランダム化比較試験」です。
これは多くの人を集めて、ワクチンを接種するグループと、プラセボ(偽薬)と呼ばれるただの生理食塩水を接種するグループにランダムに振り分け、その後にコロナに感染した人の割合や、体調が悪くなった人の割合を比較するという臨床試験です。

ランダム化比較試験では、ワクチンを接種する人とワクチンを接種しない人をランダムに振り分けているので、元々は2つの群で感染して発症するリスクも、体調不良を起こすリスクも変わらないことがポイントになります。
そうすると、ワクチンやプラセボを打った後に発症した人や、体調不良が起きた人の頻度を比較すると、それがそのままワクチンの効果であると言えるわけです。
ワクチンの承認審査に使われているこの「治験(ちけん)」というのは、まさにこのランダム化比較試験を行っています。

 


アメリカで1500万人が「ワクチン2回目をスルー」している理由

2021年07月12日 12時38分39秒 | 医科・歯科・介護

なんと10人に1人以上!


アメリカで1500万人近い人々がワクチンの2回目接種を受けていないことが、米疾病対策センター(CDC)の調べでわかった。平たく言えば、10人に1人以上が、2回目をスルーしていることになるという。

ファイザーのワクチンは1回目の接種から3週間後に、モデルナのワクチンは4週間後に2回目を接種することが推奨されている。これより多少遅れても効果に大差はないとされているが、米紙「ワシントン・ポスト」によれば、1回目の接種から6週間以上が経過した場合は、2回目を逃したと見なされる。

CDCのデータでは、6月16日時点で、11%近くの人がこの期限を逃していた。保健当局者らによれば、人々が2回目を接種しなかった理由はさまざまであるとしつつ、主に次の3点を挙げている。

  
・1回目の接種だけで充分な免疫ができるという誤った思い込み
・2回目接種後の副反応を回避したいため
・単に2回目の接種を忘れてしまい、再予約ができなかった、あるいはしなかった


ニューヨークのセント・ジョン・ザ・ディヴァイン大聖堂もワクチン接種会場として利用されているが、最近は需要も減り始めて人影もない Photo by David Dee Delgado/Getty Images


携帯を充電するため抜かれたコンセントは、「ワクチン入り冷蔵庫」のものだった


感染した人は1回だけでいい?


また、ジョージワシントン大学のデビッド・ブロニアトウスキー准教授は、すでにコロナに感染したことのある人々のなかには1回目だけで充分だと勘違いしている人たちがいると、ワシントン・ポストに語っている。

ブロニアトウスキーによれば、ワクチン接種が本格的に始まる前に、公衆衛生当局が1回の接種だけで充分な可能性について議論していたことも、人々の誤解を招いたかもしれないという。そのような話し合いや言及があったというだけで、人々は「2回目は必要ないだろうと正当化してしまいますから。とくに副反応などの懸念がある場合は」。

副反応が心配だったにせよ、ただ忙しくて忘れたにせよ、感染力の高いデルタ株が勢いを増すなか、専門家たちは2回接種の徹底が不可欠だと警鐘を鳴らしている。

日本でも先日、丸川珠代五輪担当相が、東京五輪ボランティアの2回目接種が開幕に間に合わないことを記者から指摘された際、1回目で「一次的な免疫をつけていただく」と発言。「一次的な免疫」が科学的に何を意味するのか定かではないのはもとより、「1回目だけで効果あるんだ」と誤解する人々が出てこなければいいが。


その数字がワクチン接種を促すか──6月に死亡した米コロナ患者の「ワクチン未接種率」が明らかに

2021年07月12日 12時38分39秒 | 医科・歯科・介護

7/9(金) 19:02配信

クーリエ・ジャポン

米北東部メリーランド州アバディーンの集団接種会場で新型コロナウイルスのワクチンを受ける女性。6月にメリーランド州で亡くなった新型コロナウイルス患者は全員、ワクチン未接種だった Photo: Chip Somodevilla / Getty Images

新型コロナウイルスに感染し、2021年6月に死亡したアメリカ国内の患者の9割以上が、ワクチンを接種していなかった。米国立アレルギー感染症研究所所長で、米国の新型コロナウイルス対策における中心的存在、アンソニー・ファウチ博士が明かした。

【画像】99.2%─1ヵ月間に死亡した米コロナ患者の「ワクチン未接種率」が明らかに

7月6日、メリーランド州は6月に死亡した新型コロナウイルス感染者の100%がワクチンを接種しておらず、新たに感染した人や入院中の患者の93%以上も同様にワクチン未接種だったと発表した。

アメリカではいま、感染力が強く重篤な症状をもたらす「デルタ株(B.1.617.2)」の発生と、ワクチン接種率の伸び悩みにより、およそ半数の州で感染者が増加している。

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によると、デルタ株はすでにアメリカ国内で蔓延の勢いを増しており、新規感染者の50%以上、一部地域では80%以上を占めるとされる。

バイデン大統領も、ワクチン接種の重要性を繰り返し訴えている。

記者会見では、「いま満足することはできません」と述べ、「何百万ものアメリカ人が未だワクチンを接種しておらず、無防備な状態にいます。それにより、彼らのコミュニティが、友人たちが、大切な人たちが危険に晒されています」と語った。

ファウチ博士は、国内で6月に新型コロナウイルスによって死亡した人の99.2%はワクチンを接種していなかったと述べる。

CDCのデータによると、18歳以上のアメリカ人成人の67%が少なくとも1度目のワクチンを打ち終えており、58%が2度目の接種も終えたという。この数字は、バイデン大統領が掲げた、独立記念日の7月4日までに70%の成人に1回目のワクチンを接種するという目標には届かなかった。

政治的信条とも関係
ワクチン接種率は地域や州によっても大きく異なる。西海岸や北東部の州では接種率が高く、南部の州では低い。政府の医療プログラムへの長年の不信感や、SNSなどで拡散された誤った情報が、接種推進活動の妨害をしている場合もある。

最近の世論調査では、ワクチン接種へのためらいは政治的信条とも関係していることがわかった。「ワクチンを受けたことがある」と答えた民主党支持者は、共和党支持者の2倍にもなるという。

そんななか、CNNのテレビ番組に出演し、「解決策はワクチン接種だ」と述べたのは、もっともワクチン接種率の低い州の一つ、米南部アーカンソー州の知事アサ・ハッチンソン(共和党)だ。

「我々は、非常に速いスピードで広がるデルタ株との競争のなかにあります。すべての州が同じ問題に直面することになるでしょう」

ワクチン接種が劇的にコロナの新規感染者数と死者数を減少させることは、データから明らかになっている。

医療制度の向上を目指す米シンクタンク「コモンウェルス財団」の研究によると、2021年に入ってからの迅速なワクチンの普及により、27万9000人の死者と、125万人の入院患者を防ぐことができたという。

しかし、公共衛生の専門家はデルタ株の拡大が続けば、再び感染者を急増させる恐れがあると警告する。

世界保健機関(WHO)は、デルタ株の蔓延を受け、ワクチン接種の有無にかかわらず、すべての人が屋内ではマスクを着用すべきだと勧告を出した。この勧告は、ワクチン接種後は屋内でもマスクの必要はないという、5月に出されたCDCのガイダンスと相反するものだ。

米「ワシントン・ポスト」紙の取材に、ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生大学院、国際ワクチンアクセスセンター所長のウィリアム・モスはこう語る。

「いまだに新型コロナウイルスの重篤性とワクチンの有効性に疑いを持っている人がいます。新型コロナウイルスは依然として危険な病気です。ワクチンには、その深刻な症状に対する高い防御力があります。これが現実です」

Lauren Aratani
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【関連記事】


海外で接種制限のワクチンが日本に 打つ・打たないを決めるポイント

2021年07月12日 12時35分21秒 | 医科・歯科・介護

新型コロナウイルスのワクチンの一般向け接種が、4月12日から高齢者を対象としてスタートした。ワクチンさえ接種すればコロナはもう怖くない──そんな声も上がっているが、まだまだ考えるべきポイントはある。

「いまはまだ1種類だから議論が白熱していないですが、事情に明るい関係者は『どのメーカーのワクチンが安全か』という会話で盛り上がっています。知り合いの医師に『○○社製のワクチンを入手したら教えてくれ』と依頼する富裕層も多い」(医療関係者)

“いつ”自分が打てるのか、だけでなく、“どれを”自分が打つのかも考える必要があるということか。現在、日本で接種できるのは米ファイザー製のワクチンだけだが、5月頃には、新たに米モデルナ製と英アストラゼネカ製のワクチンが承認される見通しだ。

 世界各国でワクチン争奪戦が熱を帯びる中、アストラゼネカ製のワクチンが波紋を広げている。イギリス政府の4月7日の発表によると、同社製のワクチンを接種した79人に副反応とみられる血栓症が生じ、うち19人が死亡した。

 同社製のワクチンはすでに世界中で接種制限が相次ぎ、デンマーク、ノルウェー、カメルーンなどはワクチン接種を完全に中断し、オランダ、スペイン、ポルトガルは接種を60才以上に制限した。韓国も30才未満には接種しないことを決定している。こういった事態を受け、菅義偉首相は12日、「詳細な情報を収集し、承認の可否や使用条件を判断する」と述べた。

 今後、日本でも承認される可能性もあるアストラゼネカ製のワクチンについて、太融寺町谷口医院院長の谷口恭氏が指摘する。

「日本人はもともと血栓のリスクは高くないですが、肥満体形のかたや、女性でピルを服用されているかたなど血栓リスクのあるかたは避けた方がいいかもしれません」

 さらに日本ではまだ承認されていないが、今後ワクチン不足に陥った場合に入ってくる可能性のあるワクチンの中で新たな副反応が報告されているものがある。韓国が4月7日に承認をした、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が製造したワクチンだ。

 4月8日、米ノースカロライナ州で住民2300人にJ&J製のワクチンを接種したところ、18人に「強めの副反応」が生じ、なかには失神する人も現れた。このため、米疾病対策センター(CDC)と米食品医薬品局(FDA)は13日、接種を一時止めるように勧告した。

「J&J製のワクチンについて、EUの規制当局も安全性を懸念し、調査に乗り出し始めました。どの企業のワクチンもまだ初期段階のため、安全性の調査や議論は今後もしばらく続くことでしょう」(医療ジャーナリスト)

 ワクチンは画一的なものではなく、それぞれのワクチンにそれぞれの効果と副反応があることがわかってきている。となると前述の富裕層のように、「○○社のワクチンが打ちたい!」と思うのが人の常。しかし、願いが叶うかどうかはかなり不透明だ。

 3月28日、ワクチン担当の河野太郎行革大臣(58才)をサポートする小林史明大臣補佐官はフジテレビの番組で、「会場ごとにワクチンの種類を決めるから、希望するワクチンを選択できる」という趣旨の発言をしたが、わずか2日後に河野大臣が「完全に勇み足。ワクチンの選択は何も決まっていない」と強調して、“選択可能”を撤回した。

 ワクチンを打つか、打たないか。あなた自身が決断を迫られる場面は、いずれ必ず訪れるのだ。

※女性セブン2021年4月29日号


コロナワクチン接種の4日後に急死した26才女性 因果関係はあったのか

2021年07月12日 12時29分27秒 | 医科・歯科・介護

「小指の痛みは全身の痛みと感じ取ってください」。返還前の沖縄に響いた言葉である。一部の苦しみを、全体の苦しみと捉えるには、想像力と注意深さが必要である。16才以上の全員分の新型コロナウイルスのワクチンが、9月末までに調達可能との報道があるなかで、名前も公表されない“小指の死”に、想像力と注意深さを傾けてみよう。

 嫌な予感しかなかった。今日は、Aさんが病院勤務を休むはずがない日なのだ。が、一向に出勤してこない。実家に確認してもAさんは実家にいない。家族に連絡してもらっても電話に出ない。

 急いで自宅アパートに駆けつけると、通勤するためのAさんの車が駐車場にある。自宅にまだいる!

 Aさんが住む2階へと続く階段を上がりながら、得も言われぬ嫌な予感の、最たる理由にふと気づく。

「Aさんは4日前、新型コロナワクチンを接種している──」

 福岡県内の自宅で亡くなっている看護師の女性・Aさんが発見されたのは、3月23日のことだった。享年26。あまりにも早すぎる死だった。Aさんが勤務する病院関係者が語る。

「玄関先には、その日の夜勤に持っていくためのお弁当まで用意してありました。リビングで食事を摂っている最中に体調が急変したのでしょう。テーブルで嘔吐して、座った状態のまま後ろに仰向けになるように、目を見開いて倒れていたんです。

 自宅から病院も警察も近いため、同僚が到着するよりも早く救急隊員と警察官が駆けつけたものの、すでにAさんは冷たくなっており、その場で死亡が確認されました」

 その後の検死の結果、Aさんの死因は小脳からの脳出血と、くも膜下出血だと判明。Aさんに既往症・基礎疾患はなく、明らかに突然死だった。

 しかし、遺族の意向により病理解剖が行われなかったこともあり、4日前に受けたワクチン接種と死の因果関係について、厚生労働省のヒアリングを受けた専門家は「情報不足等により評価できない」と答えるに留めた。

 Aさんのようなワクチン接種後の死亡例はほかにもある。

 4月9日、厚生労働省の専門部会で、《新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要》という報告書が発表された。そこには、接種後20日以内に亡くなった医療従事者が、Aさん含めて6人いることが報告されている。

「厚労省の報告書を除くと、長崎県が60代女性(Dさん)の死亡を会見で発表しただけで、どこの自治体も死亡事例を公表していません。しかし、6例のうち《ワクチンと症状名との因果関係が認められないもの》は1件もない、と厚労省は発表しています。各自治体は、そうしたリスクの可能性を、これから接種する多くの市民に伝える必要があるのではないでしょうか」(全国紙記者)

4月12日、65才以上の高齢者を対象としたワクチン接種が始まった。現状、ワクチン不足による接種率の低さばかりが報じられているが、ワクチンを接種する前に、“正しく怖がる”時間の余裕がある、とも考えることができる。

 亡くなった6人のうち、26才と最も若かった女性Aさんの話に戻ろう。先の病院関係者が重い口を開いた。

渡せなかった花と寄せ書き

「Aさんはこの病院に来て3年ほどですが、とにかく子供が好きな優しい人柄で頼られることが多かったんです。3階にある小児科病棟で働いていましたが、勤務状況に問題があったという話は一度も聞いたことがないですね」

 Aさんはこの春、1つの決断をしていた。

「もっと大きな規模の小児科がある都市部の病院への転職を考えていたんです。それで、Aさんが亡くなった3月23日をもってこの病院を退職する予定だったんです。最終出勤日だから絶対に休むはずなんてない日だった。同僚のみんなで、花や寄せ書きを用意していたんですが、それも渡せないままになってしまって……」(前出・病院関係者)

 あまりにも悲しい話である。コロナ禍の最前線で闘い続けるストレスは察するに余りあるが、Aさんはその環境下でもなお、小児看護に対する熱意を失うことはなかった。

 そんなAさんにも、ある迷いがあった、と語るのは別の病院関係者。

「実はAさんはワクチン接種をためらっていたんです。この病院の5階には10床ほどのコロナ病棟があります。院内には、コロナ病棟で働く看護師は、子育てを終えた人か、独身の人という暗黙の了解がありました。立候補する人はいないから、病院側からお願いして勤務をしてもらっていた。Aさんも独身でしたからコロナ病棟勤務の可能性もあったでしょう」

 3月上旬には、基礎疾患のない61才の女性(Bさん)が接種から3日後に亡くなっている。医療従事者の間では、この事実が瞬く間に広がったという。Aさんは、この知らせを聞き、ワクチン接種をためらっていたというが、3月19日に1回目の接種をすることになった。

「コロナ病棟勤務かどうかに限らず、1度目の接種については、ほぼ全員が受けることになっていました。“あれ”があったから、全員、そうせざるを得なかったのです」(前出・病院関係者)

“あれ”とは、今年1月にその病院で発生したクラスターだ。約30人が感染し、1月中は一般・救急外来と新規入院を停止し、手術も中止か延期という“緊急事態”に陥っていたのだ。

「ちょうど、2度目の緊急事態宣言が発出された直後のことでした。このあたりのような地方では、都市部とは比べものにならないほど、感染者の発生に気を使うんですよ。ましてやここは、地域を代表する総合病院で、ここが機能しなくなると地域の医療がストップしてしまいます。もう二度とクラスターは起こせない。だから、必ずワクチン接種を。そんな同調圧力があったのは確かです」(前出・病院関係者)

 接種したくないという漠たる不安と、人の命を救いたいという看護師としての使命感。天秤にかけた結果、新型コロナワクチンを接種した4日後、Aさんは早すぎる一生を終えてしまったのだ。

「打ちたくない人の権利が守られない」

 医療従事者の中には、ワクチンに対して拒絶反応を示す人は意外と少なくない。都内の大学病院に勤務する20代の女性看護師もその1人だ。

「今回のワクチンは、mRNAワクチンという、これまで人類が接種したことのない新しいタイプのワクチンで、医療従事者の間でも不安があります。それでも、接種しないという選択肢は私たちにはありません。ワクチン接種についての説明があったときに、遠回しに“怖さを理由とした拒否は許されません”といったことを言われていて、事実上の強制です」

 この看護師は、退職を検討中だという。

 そもそも、本人の意思に反した強制接種は可能なのか。医療ジャーナリストの鳥集徹氏はこう語る。

「予防接種法の附帯決議では、接種するかしないかは、国民自らの意思に委ねられるものであることを周知せねばならない、と明記されています。つまり、国民に選ぶ権利があるとされているのです。ところが、いまの医療現場の実態はというと、本人の意思とは無関係に打たざるを得ないような同調圧力が働いていると聞きます。打ちたくない人の権利が守られていない状況は、“ワクチンファシズム”といえるでしょう」

 厚生労働省作成の「医療従事者等への接種について」という文書にも、以下のように明記されている。

《ワクチンの接種は、国民の皆さまに受けていただくようお勧めしていますが、接種を受けることは強制ではありません。(中略)職場や周りの方などに接種を強制したり、接種を受けていない人に差別的な扱いをすることのないようお願いいたします》

 Aさんの学生時代の友人は、

「Aちゃんがこんなに早く亡くなってしまうなんて、あり得ません。ワクチンを打ったのも断れない優しさからだったんじゃないですか」

 と、悔しそうに語る。

 Aさんは、熱意ある看護師である以前に、何気ない毎日に楽しみを見出す、ごく普通の女性だった。

「Aちゃんでまず思い出すのは、EXILE。とにかくEXILEのファンで、特にボーカルのTAKAHIROが大好き。ライブがあるたびに出かけていた印象があります。高校時代はテニス部に入っていましたね。強豪校というわけではなかったけれど結束力がすごく強くて、よく部活の先輩・後輩と遊んでいました」(前出・Aさんの学生時代の友人)

 この友人は、Aさんの頑張りを遠くから見守っていた。

「実はAちゃんは、高校卒業後にすぐに看護学校に入ったわけではないんです。別の仕事をしながら、それでも、困っている人を助けたいという思いで、正看護師の道を志して勉強を頑張っていました。いつでも優しくて、本当にいい看護師になったと思っていたのに……」

 運動部出身で、ライブにも足繁く通い、元気いっぱいだった26才の女性の体に、最後の日、何が起こったのだろうか。

 前述のとおり、厚労省発表の死因は、小脳出血とくも膜下出血とされている。

 脳神経外科医の嶋田裕記氏は、「20代の健康な女性が小脳出血で亡くなるというのは、非常にまれです」と驚きを隠さない。

「小脳で出血があったという時点で何か変だなと感じます。頭蓋骨に囲まれている脳の中で出血が起こった場合、特に小脳は脳の後ろ側の狭いスペースに位置するので、血液の逃げ場がなく、周りの脳を圧迫します。なかでも、呼吸の中枢がある『脳幹』と呼ばれる部分の圧力が強くなると、最終的に呼吸停止となって最悪、死に至るのです。若いかたなので、もともと脳腫瘍などがあった可能性もあります」

 ワクチン接種については、世界中が問題視している血栓症との因果関係についても検証の余地がまだまだある。

 若き熱意ある女性看護師の突然死を、「偶然」と確率論で語るのか、医学的な角度から徹底的に検証するのか。それが、これから接種に続く人たちの命を分けるかもしれない。

※女性セブン2021年5月6・13日号


玉川徹氏、バッハ会長の無観客「理解に苦しむ」発言に「わからないんですね、この人」

2021年07月12日 12時27分05秒 | 社会・文化・政治・経済

7/12(月) 9:56配信

スポーツ報知

テレビ朝日

 12日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)では、新型コロナの影響で東京五輪の首都圏の会場が無観客となることを報じた。また北海道と福島でも無観客になるという一部報道を伝えた。

 番組では、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が「東京などの感染状況が改善されれば無観客を見直すべきだ」「日本のプロスポーツが有観客で開催されている。五輪と別の対応で理解に苦しむ」などと発言したことを紹介した。

 バッハ会長の発言に、コメンテーターで同局社員の玉川徹氏は「バッハ会長って、緊急事態宣言のことをわかっていないんですよね、多分。5者協議で『緊急事態宣言ってどういうことなんですか』って聞いたらしいじゃないですか。かつては、緊急事態宣言はオリンピックとは関係ないと言っているんです。わかっていないでしょうね。いかに日本の、少なくとも東京が医療も含め緊急事態だということが、わからないんですね、この人ね。だから無観客に不満だと思ってしまうんでしょ」と語った。

 首都圏で無観客開催になったことには「せざるをえないんですよ。喜んでしているのではない」とし、「これはオリンピックで観客を入れるという事に対し、国民に逆のメッセージが伝わったり。いろいろな要素が重なって無観客にせざるをえないということ」と見解を示した。

 また「バッハ会長が他のスポーツは観客を入れてやっているじゃないかとおっしゃているんですけど、本来は他の競技であっても緊急事態宣言が出ているような都市で行われるスポーツに関しては、本当はPCR検査の陰性証明とかが必要なんだと思う。うつす可能性は低いということを確認してから、入れるべきだと思う」と見解を示し、「それが基準になっているのであれば、オリンピックもそこに合わせてということはあったと思います。だけど日本では検査態勢が脆弱(ぜいじゃく)で、みんなが簡単に検査を受けられないから、そういうことが出来ないまま試合が行なわれている。だから、たどっていくと結果的には、検査態勢の貧弱さ脆弱さに行きついてしまう」と話した。

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《ワクチン接種翌日に急死》

2021年07月12日 12時20分12秒 | 医科・歯科・介護

「主人は泡をふいて搬送先で息絶えた」

遺族が訴える厚労省“副反応調査”の問題点

7/10(土) 10:12配信

文春オンライン

新型コロナウイルスのワクチン接種の翌日に亡くなった岡部哲郎さん(仮名・71)の妻と三男 Ⓒ文藝春秋/撮影・宮崎慎之輔

「ワクチンが危険だと言いたいわけではありません。ただ、私たちの父がワクチンを打った翌日に息を引き取ったこと、そしてその後の警察や行政の対応に翻弄されたのも事実なんです……」

【画像】家族が渡された診断書には…

 そう語るのは、6月10日に急性の「虚血性心疾患の冠状動脈硬化症」で亡くなった川崎市在住の岡部哲郎さん(仮名、71)の三男だ。哲郎さんは亡くなる前日の6月9日、川崎市の大規模接種会場で1回目のモデルナ製ワクチンの接種を受けていた。

「ワクチンの接種と父の死に関連があるのでは?」という疑念
「ワクチンの接種と父の死に関連があるのではないか?」と遺族は不安に思い、警察もまた哲郎さんの死因について外部の医療機関に委託して、検査を行った。その結果、哲郎さんの死とワクチン接種との間には「関連がない」と結論付けられたが、遺族にはその検査の詳細については知らされなかった。

 また、遺族側は「哲郎さんの死因を調べた検査結果」が厚労省の「ワクチンの副作用について検証する」部会で活用されるよう望んだが、担当した医師は当初「報告するケースに当たらない」として、遺族側の要求を拒んだという。哲郎さんの三男は、文春オンラインの取材にこう訴えた。

「多くの人の命を救うワクチンは大事なものだからこそ、ワクチンを打った後に人が亡くなるケースが生じた場合には、それがワクチンの接種と関連があったのかどうか遺族が十分に納得できるまで検査することが必要だと思うんです。そうでないと私たち遺族は何時まで経っても『父はワクチンを打ったから死んだのではないか』という疑念を拭い去ることができません。そういった観点からも、国はもう少し手厚い体制を整えるべきではないでしょうか。残された家族が抱える大きな負担についてもぜひ広く知ってもらいたいです」

『接種した部分の腕が痛いなあ』とずっと言ってた
 川崎市内のアパートで暮らす哲郎さんの妻が、哲郎さんが亡くなった当時の状況を語ってくれた。

「6月9日の14時ころ、川崎市が設置している大規模接種会場のNEC玉川ルネッサンスシティホールに夫婦2人で接種に行きました。横に並んでそれぞれワクチンを打ってもらって接種はすぐに終わり、15分様子をみましたが問題はなくそのまま帰ることになりました。主人は『接種した部分の腕が痛いなあ』とずっと言っていましたが、私も痛かったのでそれほど気にはしていませんでした」

 哲郎さんはもともと血圧が高く持病もあり病院にかかっていたが、かかりつけ医からは5月20日に「ワクチンを打つのは問題ない」という診断を受けていたという。しかし、一夜明けても哲郎さんは腕の痛みを訴え続けた。

「翌日になっても、痛みを紛らわすためか趣味の将棋のゲームをずっとやっていました。それでも痛みがおさまらないようで、接種の案内の紙に書かれていた川崎市の問い合わせ先に主人が『湿布でもした方がいいのか』と尋ねる電話をしました。担当の女性は専門家ではなかったようで『後で折り返します』と言われ、主人も電話番号を伝えたのですが、その後今に至るまで折返しの連絡は来ていません。

主人は泡を吹いていて、救急隊が懸命に心臓マッサージを…
 昼に主人が好きなアイスの『ガリガリ君』を食べて、夕方には日課の散歩に行きました。その間もずっと『腕が痛い』と言い続けていました。それでも食欲も普段どおりで、夕飯の里芋の煮っころがしとアジの干物も私の分までペロリと食べていました。20時半頃にまたアイスを食べて、寝る前にトイレへ行ったのですが……」

 しばらくして妻が部屋を出ると、哲郎さんがトイレの前で仰向けに倒れていたという。

「最初は寝ているのかと思い『こんなところで寝ていたら風邪ひくで』と言ったのですが、反応がない。慌てて隣の家の方にも助けを求めて、救急車を呼んでもらいました。そのときには主人は泡を吹いていて。救急車の中では救急隊の方が懸命に心臓マッサージをしてくれましたが、搬送先の病院で23時43分に死亡が確認されました。あまりにも突然でその時は何も考えられなかったんですが、徐々に『もしかしたら前日に打ったワクチンが原因だったのでは』という思いが大きくなっていったんです」

「一方的に100%と言われても…」
 死因を詳しく調べるために、哲郎さんの遺体は11日の未明に神奈川県警が委託する県内の医療機関に移送された。哲郎さんの三男が続ける。

「その日のうちに『死因は心臓によるものです。詳しく検査するため、3~4日後に連絡します』と警察から伝えられました。遺体は葬儀屋さんからすぐに病院に送り返され、医療機関はCTや血液の検査をしたようです。解剖などはありませんでした」

 最終的に、検査に当たった医師から死因について電話で説明を受けたのは2週間後の6月25日だった。

「先生から死因は『虚血性心疾患の冠状動脈硬化症』と説明された上で『ワクチンと岡部さんの死亡には100%因果関係がない』と聞かされました。詳しい検査結果も見せてもらえず、ただ一方的に100%と言われても……。もっとできる検査があるのではないかと納得がいかなかったし、せめて直接先生と会って、お話を伺いたいとお願いしました」(哲郎さんの三男)

 さらに今度は神奈川県警高津署から連絡があり、哲郎さんの遺族は「岡部さんの死亡事例は厚生労働省に報告されない」という説明を受けたのだという。

新型コロナワクチン接種後に死亡した事例は累計556件
 新型コロナのワクチン接種は予防接種法上の公的接種にあたるため、法律に基づき、接種後の副反応が疑われるケースは医療機関から報告され、外部の専門家でつくる厚労省の部会で安全性を検討することになっている。高津署が言う「厚労省への報告」とは、この部会への報告のことを指している。

 大手紙社会部でワクチンについて取材する記者が解説する。

「部会では、安全性を検討することになる『接種後の副反応の疑い』について、『接種による副反応』と『接種と因果関係のない偶発的な事象』のどちらかすぐに判断できないものと定めています。全国から報告される『副反応の疑い』があるケースについては、詳細に調査が行われており、7月7日に開かれた厚労省の部会では、新型コロナワクチン接種後に死亡した事例が累計556件あったと報告されました。

 このうち大部分はファイザー社製のワクチンを接種した後に死亡したケースで、5月22日に接種が始まったモデルナ社製のワクチンを打ったあとに死亡したケースは2件のみでした。556件のうち、死亡と接種の因果関係が『認められない』とされたのが7件、現在『評価中』だったのが101件、情報不足などで『評価できない』としたのが451件でした(重複を含む)。また、この報告の中でファイザー社製ワクチンの2回目接種を行った7日後に死亡した80歳の女性について『(死亡が)接種との因果関係が否定できない』と踏み込んだ認定をされたことも注目を集めました」

厚生労働省への報告対象にすら入らなかった。
 接種の副反応を調べるために「国は接種後に亡くなったケースについてはできるだけ厚労省に報告をあげるよう各医療機関に働きかけている」(同前)という。しかし、哲郎さんの死は「接種後の副反応が疑われる」ケースにすら該当しないと判断されたのだ。

 哲郎さんの三男が続ける。

「警察は『報告をあげる基準に達していない』というのですが、肝心の基準が何なのかは教えてもらえませんでした。疑問に感じて調べてみると父と同じ『動脈硬化症』で亡くなった方について厚生労働省に報告され、因果関係が『評価できない』という結果になったケースもありました。接種後に自殺で亡くなった方さえ『接種後の死亡』ということでワクチンの副反応を調べる調査に含まれていたんです。それなのに父のケースが報告されないだなんて、とても納得できませんでした」

7月8日には、高津署で遺族と警察、哲郎さんの遺体を検案した医師とで「話し合い」の場がもたれた。そこで医師は「ワクチンによるアナフィラキシー反応(臓器などにアレルギー反応が出る症状)は確認できておらず、厚労省に報告をあげる必要はない」と再び説明したという。

遺族側が「アナフィラキシーではなくても報告されているケースもある」などと説得すると、医師は当初は「医者によって判断は違う」と答えていたが、最後には「遺族がそこまで言うなら」と厚労省に報告することに決まったという。

「ワクチンの副反応を調べているはずなのに、遺族がお願いしないと報告さえされないのはなぜかと思いました。厚生労働省に報告されたことで、父の死がせめてワクチンの副反応を調べるための何らかの助けになることを望んでいます」(哲郎さんの三男)

1カ月が経った今も遺体を火葬できていない
 哲郎さんの家族は、死亡から約1カ月が経過した現在もまだ哲郎さんの遺体を火葬できずにいるという。

「父の死因について、やっぱりまだ納得できない部分がありまして……。死因について詳しく知りたいと思い、警察側が行った(遺体の)検査記録の詳細をもらおうとしたのですが、警察は『先生に聞いてくれ』、医者は『警察に聞いてくれ』とたらい回しにされてしまいました。いま私たちの手元にあるのは、“虚血性心疾患による冠状動脈硬化症”と簡単に死因が書かれた1枚の紙切れだけです。これでは父の体に本当は何があったのかわからない。どのような検査をしてどのような結果だったのか。このまま、警察から記録の詳細がもらえないままだったら、どこか別のところで改めて遺体を調べてもらうしかないのではないか。そう思って父の遺体を未だに火葬できずにいます」

 哲郎さんの妻が振り返る。

「主人は中学校を卒業してから50年間、大工一筋でした。昭和49年に知人の紹介で知り合って、3人の子供を一緒に育ててきました。喧嘩をすることもありましたし頑固なところもありましたが、本当に優しい人でした……。数年前に大工を引退してからは家の天井まで届くような大きな絵を描いたりして、二科展でも入選したんですよ。自慢の夫でした」

検証してもらってこそ、父の死も誰かの役に立てる
「ワクチンで救われる命がたくさんあるのも分かります。一方でワクチンに不安を持っている人もいるし、少ない症例かもしれないけれど副反応が強く出る人もいます。だからこそ、国にはしっかりとデータを集めて検証してもらいたいんです。因果関係があったにせよなかったにせよ、検証してもらってこそ、父の死も誰かの役に立てるのではないかと思うんです……」

 哲郎さんの三男は最後にこう語ると、静かにため息をついた。

「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班)


ファイザー社製ワクチン接種後死亡事例にみる「死因」等の属性

2021年07月12日 12時16分57秒 | 医科・歯科・介護

7/12(月) 9:06配信

日刊ゲンダイDIGITAL

新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける男性(代表撮影)

 厚生労働省は7日の専門家による新型コロナワクチンの副反応検討部会で接種後死亡556件を報告した。

新型コロナ治療はここまで進んでいる 臨床にあたる医師に聞いた

 このうち、専門家は2月17日から接種が始まったファイザー社製について6月27日までの131日間に接種後死亡事例453件を分析した。

 その結果、「α」(ワクチンと症状名との因果関係が否定できない)1件、「β」(ワクチンと症状名との因果関係が認められないもの)7件、「γ」(情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できないもの)451件とした。総数が合わないのは複数の症状を持った事例が6つあったためだ。

 死者の多くが持病を複数抱える65歳以上の高齢者であることからワクチン接種後の死因特定が難しいのはわかるが、そこに特徴はないのか。

■年齢

 6月27日までに報告された453件を年齢で区分すると65歳以上420件、65歳未満31件、年齢記載なし2件。7月2日までに拡大すると死亡報告事例は554件となり、そのうち60歳未満は、20代4人(男性3人、女性1人)、30代4人(男性4人、女性0人)、40代9人(男性2人、女性7人)、50代6人(男性3人、女性3人)の計23人だった。

■20代の男女はどのように評価されたのか

①26歳女性は1回目の接種を3月19日に接種、23日に亡くなった。報告医は死因を「脳出血(小脳)」、「くも膜下出血」とし、ワクチン接種との因果関係は「評価不能」。専門家は「γ」とした。「死亡時画像診断(CT)にて、小脳半球から小脳橋角部にかけて石灰化を伴う血腫を認めており、脳動静脈奇形や海綿状血管腫の存在が示唆されるが、特定のためには剖検(患者の死後の全身解剖検査)などのより詳細な情報が必要である。脳出血による死亡とワクチン接種の因果関係は評価不能である」とコメントしている。

②26歳男性は4月28日に1回目接種を受け、5月3日に亡くなった。報告医師の死因は「心肺停止」。片頭痛の基礎疾患があり、睡眠薬を飲んでいた。他の死因の可能性は「無」で、接種との因果関係は「評価不能」。専門家評価は「γ」。

③25歳男性は4月23日に1回目の接種を受け、27日に亡くなった。死因は「自殺」。専門家評価は「γ」。「精神疾患の既往がなく、通常に勤務していた若年者である。ワクチン接種後に精神障害を突然発症している。因果関係については、否定も肯定もできず、同様の有害事象の収集に努めるべきと考える」としている。

④28歳男性は2回目接種を6月4日に受け、8日に死亡。報告医は死因を「急性心不全」とした。解剖も行われ、ワクチン接種との因果関係は「評価不能」。専門家の評価は「γ」だった。

■死因

 症状の概要に記載された死因等について多い順に、「不明」90例(うち65歳未満は4例)、「心不全」58例(3例)、「虚血性心疾患」41例(4例)、「出血性脳卒中」37例(9例)、「肺炎」37例(なし)、「心肺停止」34例(3例)、「大動脈疾患」19例(1例)、「虚血性脳卒中」18例(1例)、「老衰」17例(なし)、「敗血症」13例(なし)、「不整脈」10例(3例)、「窒息」10例(なし)、「静脈血栓症」9例(2例)、「心タンポナーデ」8例(1例)、「呼吸不全」8例(なし)、「アナフィラキシー」7例(なし)、「溺死」6例(1例)、「消化管出血」6例(なし)、「多臓器機能不全症候群」5例(なし)、その他状態悪化、心停止、心臓死、循環虚脱、急性腎障害、血小板減少関連疾患など。

 なお、モデルナ社製で亡くなった94歳女性は出血性脳卒中、55歳男性は急性大動脈解離と報告された。専門家は前者を「γ」、後者を「評価中」としている。

■100万人あたりの死亡事例報告件数

 2021年2月17日~5月16日(12.6件)、2月17日~5月30日(14.2人)、2月17日~6月13日(16.2人)、2月17日~6月27日(17.3人)となっている。これを2週間単位で見てみると、5月17日~5月30日(15.6人)、5月31日~6月13日(18.7人)、6月14日~6月27日(19.3人)となり、接種開始以降、一貫して増え続けているのがわかる。

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【関連記事】


ワクチンと若者の「心筋炎」との関係は?

2021年07月12日 12時11分32秒 | 医科・歯科・介護

米国CDC “接種のメリットがリスク上回る” 河野ワクチン担当相への助言を行う医師が解説
7/12(月) 10:10配信

日本テレビ系(NNN)

ワクチンと若者の心筋炎との関係は?

新型コロナの疑問に答えたい!
米国CDC(疾病対策センター)は6月、ファイザー社、モデルナ社の新型コロナワクチンの接種が「心筋炎」や「心膜炎」といった病気を引き起こしている可能性があるが、依然としてワクチンを接種するメリットがリスクを上回ると発表しました。

ワクチンと若者の心筋炎との関係は?河野ワクチン接種担当大臣に「こびナビ」副代表として科学的アドバイスもしている、木下喬弘医師に聞きました。

ワクチンと症状の因果関係「確実なことはわからない」

インタビューに答える「こびナビ」副代表 木下喬弘医師

Q:「心筋炎」「心膜炎」はどんな病気ですか?
A:心臓の筋肉や心臓を包んでいる膜に炎症が起きる病気です。ウイルスが感染したり、過剰な免疫が筋肉や膜に障害を起こしたりすることで発症します。過去には天然痘のワクチンでも起きたことがある副反応で、ワクチンの接種が原因で起こっても不思議ではありません。

Q:どんな症状がいつ出るのでしょう?
A:症状としては胸の痛みが中心で、まれに息苦しさを感じる人もいるようです。接種から5日以内に起こることが多く1回目の接種より2回目の接種のあとで起きることが多いです。

Q:ワクチンと症状の因果関係は?
A:まだ確実なことはわかっていません。しかし、若者に限定すると、ワクチンを接種していない場合に自然に発生するよりも、多いことがわかってきていて、ワクチンが原因で起きている可能性が指摘されています。

Q:症状の経過は?
A:ほとんどの人は後遺症もなく退院できていることがわかっています。CDCによると、6月11日時点で、29歳以下で心筋炎を発症した323人のうち、309人が入院。このうち295人がすでに退院しています。少なくとも218人は症状が回復したということです。9人は入院中で、うち2人がICUに。5人は経過の報告がありませんでした。短期的な経過は良いことがわかっていますが、長期的な経過はこれから確認していく必要があります。

それでも「ワクチン接種」の利益がリスクを上回る根拠(米国CDC)

「こびナビ」副代表 木下喬弘医師

Q:米国でワクチン接種後に「心筋炎」が報告された頻度は?
A:頻度としては5万~10万回接種に1回程度で非常にまれです。特に若い男性に報告されています。

※米国では「心筋炎」は1226例報告され、報告の頻度は39歳以下で、100万回接種あたり約12.6人に。女性より男性が多く、1回目よりも2回目の接種の後に確認されることが多いと報告されています。

Q:米国CDCがワクチン接種の利益が上回ると判断した理由は?
A:実は新型コロナに感染しても心筋炎や全身の炎症を来すことがあるのです。21歳以下で新型コロナに感染した人のうち100万人あたり315人がMIS-Cと呼ばれる多臓器の強い炎症を引き起こす疾患になったことが報告されています。なかには足を切断する治療が必要だったり、亡くなったお子さんもいます。また、新型コロナに感染した米国のアスリート1597人のうち37人(2.3%)に心臓MRIでの異常が確認されています。そして、報告されているワクチン接種後の心筋炎や心膜炎の症状よりも感染で起きる方が圧倒的に重症です。心筋炎以外にも感染すると、においや味がわからなくなるという後遺症が長く続く方もおられます。こうしたことから、米国CDCや米国小児学会などの各学会は、現時点ではワクチンの利益がリスクを上回ると判断したのです。

※厚生労働省は、6月13日までにファイザー社製ワクチンを接種した人で「心膜炎」「心筋炎」を発症したのは12人と明らかに。厚労省の審議会では「ワクチン接種のメリットの方が圧倒的に大きいとの見解が示された」として接種を引き続き推奨している。

河野大臣にも「心筋炎」について情報提供

河野大臣に科学的アドバイスも

Q:近況もお聞かせください。河野大臣の科学的アドバイザー「こびナビ」の副代表をされていらっしゃいますが、大臣とはどんな会話を?
A:先日、ワクチンの科学的な情報をお伝えするため、内閣府で河野大臣にお話をさせていただきました。最新の論文の知見やSNSを中心に、話題になっている誤情報について、1時間ほどお話をしたところ、すごく興味を持って聞いていただきました。この「心筋炎」についても情報提供させていただきました。

木下喬弘医師:大阪大学医学部・ハーバード公衆衛生大学院卒。「こびナビ」の副代表、河野ワクチン担当相への助言も行う。

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最終更新:7/12(月) 10:38
日本テレビ系(NNN)

 
  


GⅢ 福井競輪 不死鳥杯 古性 優作選手が優勝

2021年07月12日 11時53分07秒 | 未来予測研究会の掲示板

GⅢ 福井競輪 不死鳥杯

12レース 決勝戦

並び 1-4-9-6 7-2 5-3-8

レース評
郡司が連勝で勝ち上がった。森田の番手から完全Vだ。斉藤が続き東ライン。山口のスピード戦、力量十分の古性もV争い。

福井競輪G3結果】古性優作が一気の捲りで優勝! 郡司2着で3連単は14,490円/不死鳥杯決勝

配信 ネット競輪

7月11日、福井競輪場で行われた不死鳥杯(GIII・最終日)の決勝は、捲った古性優作(30歳・大阪=100期)が1着、切り替えて追い込んだ郡司浩平(30歳・神奈川=99期)が2着、内を捌いて伸びた岩津裕介(39歳・岡山=87期)が3着に入った。3連単は①-③-②で1万490円という配当だった。  

2車単 1-3 1,810円(8番人気)

3連単 1-3-2 1万4,490円(54番人気)




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 1 古性 優作   11.7    
2 3 郡司 浩平 1車身 11.7    
3 2 岩津 裕介 1/2車身 11.7      
  4 4 三谷 竜生 1/4車輪 11.8      
  5 6 村田 雅一 1/2車輪 11.5      
6 8 齋藤 登志信 3/4車身 11.5      
  7 9 松岡 健介 2車身 11.9      
8 5 森田 優弥 7車身 12.8      
× 9 7 山口 拳矢 4車身 13.4   B

戦い終わって

戦い終わって写真

 打鐘前に山口拳矢が押さえ、すかさず郡司浩平を背負った森田優弥が巻き返しを狙ったが山口が突っ張りに出る。前団は混戦。こうなれば古性優作の捲りが炸裂。郡司の牽制をかいくぐってゴールへまっしぐら。「スタートは予想外。誰も出る様子がなかったから自分が前に。山口君のスピード次第で突っ張らなきゃと思っていたけど、駆けていくくらいの勢いだったから冷静に見てからと。ラインは4車だったから勝負処では思い切り踏もうと。郡司君に見られていたからきついと思ったが、踏まないと後ろにチャンスはないので。記念の優勝は静岡以来で嬉しかった。近畿地区はどこも地元くらいの気持ちで走っている。勝ち上がりで脇本勇希君が頑張ってくれたから、その気持ちにも応えたかった。短い距離の仕掛けで後ろには申し訳なかったが、何とか優勝できて良かった。今から尻上がりに良くなってくると思う。目標はG1、G2? もちろんそれだけ」。
 古性マークの三谷竜生をバック過ぎにドカし古性にマークを奪った郡司が2着。「森田君も自分も山口君は自分達を行かして、どう組み立てるかと思っていたのが想定外でしたね。それでも森田君は先行意欲を見せて頑張ってくれました。ああいう展開になったら古性が来るのは分かっていたので、一回振ってそれで古性に行かれてしまったのは仕方なかったけど、その後に三谷さんのところをもっと早く捌けていればゴール前はもっと面白い勝負ができたんじゃないかと思う」。
 山口マークを打鐘4角では外して、郡司の後ろに付けていた岩津裕介が郡司に続く形で3着確保。「山口君と2車だったから組み立ては任せていた。駆け引きしながらだったと思うけど、ジャン過ぎ4コーナーでは引けないとスイッチが入った感じだった。展開的には4番手に飛び付くくらいだと思っていたけど。ホームからは郡司君の後ろになったので、そこで勝負だと。古性君の仕掛けも見えていたが、郡司君に任せて突っ込もうと思った。前回からリズムが良くなって、そのまま今回もやれた感じ。自転車というより体の部分が大きいですね」。

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古性優作(大阪)が捲り切り、6度目のG3優勝を飾った。

完全優勝に王手をかけた郡司と山口拳矢(岐阜)の2人に人気が集まった決勝戦。打鐘とともに森田優弥(埼玉)が踏み出すも、先行していた山口が突っ張って激しくもがき合う展開に。最終2コーナーで古性が発進すると、最終バックストレッチで郡司も番手捲りに切り替え。しかし三谷竜生(奈良)のブロックもあり郡司はなかなか攻めることが出来ず、古性が押し切った。

人気の郡司が2着に破れたことで、2車単は8番人気の1−3、1810円。3連単は54番人気の1−3−2、1万4490円と万車券決着に。

古性優作が捲って6度目のG3優勝を飾った12R

6度目のG3優勝を飾った古性は、「(19年の)静岡記念ぶりに記念を優勝出来たので嬉しかった。思ったようなレースではなかったが、何とか展開が向いて良かった。僕は4車(ライン)つけているので、しっかり行くところで思いっきり踏み込むだけだなと」と喜びを語った。

レースについて聞かれると、「前を取らされたのが想定外だったので、ちょっと焦った。山口(拳矢)君の動き次第では突っ張らないと駄目だと思った。(踏み出してからも)一体感がなくて苦しかった。森田(優弥)君か山口が前を取るかなと思ったので、しっかり自分でレースを動かしてから……と思ったが、スタートけん制が入ったのが想定外だった。想定と違ったレースだったので、(仕掛けるのが)遅めになってしまった」と振り返った。

そして、「とにかく(近畿ライン)4人で上位独占できる走りが出来ればと思っていた。(同じ)近畿地区の記念なのでしっかりラインで決めて、自分が優勝出来ればと思っていたがラインで決められずに残念。勝ち上がり(の予選)で後輩が頑張ってくれたので、その気持ちも無駄にしないようにと思った。これからも一生懸命応援してもらえるように頑張ります」とメッセージを送った。