挨拶から始まる豊かな交流

2022年11月18日 12時54分02秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽死者と生きるとは、死者の思い出に閉じこもることではない。

今を生きること。

▽最初の挨拶は千金の値打ちがある―ゲーテ

▽あいさつは<一番身近にできる価値創造>かもしれない。

人間の交流は、気持ちよい挨拶から始めるからだ。

▽紛争・戦争とい大きな問題に対し、諦めに覆われるのではなく、今いる場所で自分にできる行動を起こす。

対話の力を信じるのであれば、その第一歩として、心が通う温かい挨拶にを心がけたい。

 


死刑執行された冤罪・飯塚事件: 久間三千年さんの無罪を求める

2022年11月18日 12時26分44秒 | 事件・事故
 
飯塚事件は、足利事件と同時期に同じ科警研によって行われた DNA鑑定が問題となった。鑑定の誤りが明らかになった足利事件は再審無罪となったが、無実を訴えていた久間三千年さんは死刑執行された。
本書は、有罪の柱になった1.血液鑑定、2.DNA鑑定、3.目撃証言、4.繊維鑑定について、その誤りを指摘し、一日も早い再審決定を求める。


プロローグ 飯塚事件のあらまし
第1章 飯塚事件・再審請求審の特徴と求められる審理のあり方
第2章 DNA鑑定 4つの鑑定データを精査する
第3章 血液型鑑定 真犯人の血液型は何か
第4章 目撃証言その1 警察官に誘導された供述
第5章 目撃証言その2 科学的に不可解なカーブの目撃
第6章 繊維・染料鑑定 情状証拠としての価値はない
 
 
 
この本を読むと、警察による杜撰な捜査が見て取れるが、なぜ杜撰な捜査になってしまったかが書かれていない。
飯塚事件が起きる前に別の女児行方不明事件があって、その時に最後に目撃したのがK氏だったそうで、この事件でも関与してるのではないか?ということでこのような捜査になったそうで。
逮捕されてずっと取り調べを受けてる流れで、前の行方不明の女児の上着が見付かるが、当時散々探しても見付からなかったのに、なぜか改めて同じところを探したところ、僅か25分で見付かったのもおかしな点。
そこら辺は語って欲しかったところ。本当に本事件に関心のある方なら、冤罪fileで取り上げられた「飯塚事件の底知れぬ闇」等も読んで頂きたいところ。
 
 
 
テレビでの特集番組を見て数年間関心を持ち続けてる事件です。ただし、争点の一つであるDNA鑑定の記述内容が、難しく、なかなか理解しにくかったです。余りもの速い死刑執行については強い疑問を感じるので、関心を持ち続けたいと思いますが
 
 

結論は冤罪では無い。被告のDNA鑑定結果は弁護団の努力により証拠能力を否定されたが、被害者血痕が被告所有の車から発見されている。
これで十分にアウトである。
弁護団は被告のDNA鑑定に拘りたいのだろうが、裁判所は他の証拠を総合的に判断して犯人性を判断している。
本書は裁判所が重視していない証拠にこだわっており、論点が噛み合っていない。
よって本書を読む価値はあまりなさそう。過去のDNA判定の精度の低さに感心あれば読むべきだが、今やDNA鑑定の精度は確立されており、一般人が過去を振り返る意味は薄い。
 
 
 
2008年、Kさんは無実を訴えていたにもかかわらず、死刑判決確定からわずか2年後、再審請求準備中に突如として執行された。弁護団は、もっと早く再審請求書を提出していれば、死刑執行はなかったのではないかと、悔悟と自責に苛まれながら、再審に取り組んできた。
弁護団は、有罪判決の柱とされた科警研のDNA鑑定や血液型鑑定が鑑定写真に加工する等の工作がなされたり、極めて非科学的な方法でなされているということや、目撃証言が警察官の誘導によって作られたものであること等を、この書で詳しく述べている。

この飯塚事件は、自白どころか直接的な物証さえない中で、DNA鑑定や目撃証言などによる7件の状況証拠を積み重ねて導いた有罪だった。状況証拠の中で最も有力とされたのがDNA鑑定だが、当時は導入初期で、精度も高くはなかった。この飯塚事件でその鑑定手法が用いられたのは、再審無罪となった足利事件の半年後だった。
死刑執行の1年後、再審請求審で、福岡地裁が科警研から、鑑定で抽出したDNAを撮影したネガフィルムを取り寄せ、弁護団が閲覧・謄写して法医学教授が解析したところ、確定審で証拠採用されたDNA鑑定書の写真よりも広い範囲が映っており、写真に焼き付けられていない部分にKさんのものでも被害者のものでもないDNAが確認された。
弁護団は、これが真犯人のDNA型であり、科警研が意図的にカットして焼き付けて隠蔽したとみている。
また足利事件では、DNA鑑定実験を100回以上は実施可能な量が残っていて、DNA再鑑定で無罪が確定したが、この飯塚事件では、採取された血痕が、捜査段階で全量費消され全く残っておらず、最新のDNA鑑定などによる検証が全くできないという。
更に、確定審で裁判所へ提出されなかった鑑定データや画像は担当技官の私物として扱われ、退職時に廃棄されて一切保存されていない。科警研の取り組みの杜撰さには唖然とするばかりである。

もう一つの状況証拠である車の目撃証言も、信用性は全くないという。
目撃車両の車種が、最初の報告書では「紺色ワゴン車」とされていたのに、その後の報告書では「ボンゴ車」に変化している。
目撃証言者は、バンとワゴンの区別すらできていない車についての知識が乏しい人物で、そのような人がボンゴ車なる名称を用いることなどあり得ない。
報告書を作成した警察官が、その2日前にKさんの車の見分をしており、目撃者の証言は警察官が見分した結果によって誘導されたものである可能性が高いという。
また「後ろを振り返ってダブルタイヤと確認した」という供述も、山道のカーブを運転中にそのような目撃は、到底不可能ということも、視線実験から明らかになった。
捜査本部は、早々にKさんを重要参考人と特定し、事情聴取前にKさんの車を下見して、目撃証言を誘導したと断じざるを得ない。

殺人事件のような重罪事件では、立件のハードルは高く、かなり怪しいケースでも証拠不十分で無罪となるケースもあるのに、このようないい加減な証拠で有罪にされ、死刑が執行されることがあるのかと、信じられない思いで読んだ。再審がきちんと行われることを期待する。

昨日の新聞に「飯塚事件 高裁も再審認めず」との記事があった。
弁護団は「すでに死刑が執行されたことが、裁判所が再審を認める大きな壁となっている。
それ以外に再審を認めない理由が見当たらない」と決定を批判している。
死刑執行後に再審無罪などということになったりしたら、警察への不信が爆発し、大混乱を起こすだろうから無理だろうとは思っていたが、残念である。死刑執行を急いだ理由も不明で、やりきれない事件である。
 
 
 
冤罪事件や死刑問題などについて書かれた本の一部で「飯塚事件」に触れたものはあったが、本書の特徴は、表題も示すように同事件に絞り、なおかつ非常にコンパクトで、読みやすいのが大きな特徴だ。

「飯塚事件」が多くの人たちの注目を浴び始めたのは、足利事件の再審決定以降と言っていいだろう。
同じ検査法によるDNA型鑑定が同じ時期に同じ方法で、同じ鑑定技官によって鑑定されており、それが証拠として採用されていたからだ。
また、久間三千年(表紙に名前が記載されているので実名とした)氏が一貫して無罪を主張し、再審請求を考えていたにも拘わらず、足利事件の再鑑定が行われるという報道があってから12日後、しかも死刑確定から執行までの期間が他のケースに比べ極めて短いにも関わらず、死刑が執行されたことも注目を浴び、冤罪を疑う人が多い要因となっている。

本書で飯塚事件弁護団は、疑惑の鑑定として取り上げられる機会が多いDNA鑑定だけではなく、他の証拠でもある、血液鑑定、目撃証言、繊維・染料鑑定などについて細かく検討して、目撃証言には誘導が疑われること、線維・染料鑑定は状況証拠として無価値だとし、久間氏の無罪を主張している。
事件そのものから四半世紀が経過していることを考えると、弁護団の熱意には尊敬の念を抱かずにはいられない。

ほかの方も触れているが、司法関係者、この事件の場合は警察や科警研の杜撰さには呆れてしまう。
また、刑事事件だけではなく、行政訴訟、民事訴訟などでも目にするいわゆる「ヒラメ裁判官」の存在も、冤罪事件とは無関係ではあるまい。
木谷明氏の『 「無罪」を見抜く――裁判官・木谷明の生き方 』を読むと、裁判で「無罪判決」を出すことが難しいという日本の司法の“空気”には怖ろしいものを感じる(中国では有罪率が98%だそうだが、日本の有罪率は99.9%)。
そういった意味で、この事件は日本の司法行政全般の問題とも深く関わっていると思わざるを得ない。

弁護団が提出した証拠などを判断するのは裁判所だが、死刑が執行された事件の再審開始は死刑制度を揺るがしかねないなどの理由、もしくは司法の無謬性、こういったことに拘ることのない判断をして欲しいと強く願っている。
 
 

DNAが汚染されたり、初動捜査で誤認逮捕してしまったのに、死刑が執行されてしまった。
真犯人とされる目撃者は、未だに福岡で生きているし、取材などを拒否し続けている。
 
 
 
 
 

人権擁護委員制度の位置付け 法務省

2022年11月18日 12時26分44秒 | 新聞を読もう

人権擁護委員制度の今日的意義

制度発足当初に比べ,社会の進展に伴って人権問題が複雑化し,また,新たな人権課題が生起している今日,人権擁護委員制度には次のような,より積極的な意義を認めることができ,人権委員会を中心とする新たな人権擁護制度の中で,人権擁護委員は一層重要な役割を担っていく必要がある。

そのためには,専門性を有する人権擁護委員を確保するための方策をも講じつつ,社会貢献の精神に基づき,熱意を持って人権擁護活動に従事する人権擁護委員を市町村単位で配置するという基本的性格を維持すべきである。

  ○  個人の尊厳に由来する人権は,国や地方公共団体による保障とともに,国民の不断の努力によって保持されるものであり,人権擁護における民間の活動は極めて重要である。人権擁護行政においても,人権擁護委員の参加により,民間人の視点に立ったより柔軟で身近な人権擁護活動の展開が可能となる。また,民間の活動が活発な分野・地域において,連携協力を円滑にする役割も期待される。
  ○  市町村という地域社会の中に配置された委員が,人権啓発,人権相談等に従事することにより,国が全国的・普遍的視野に立って行う人権擁護のための施策を地域社会に広めるとともに,人権救済におけるアンテナ機能を担うことなどにより,地域社会のニーズを把握することが可能となり,これを国の人権擁護のための施策にフィードバックさせることができる。
  ○  人権問題が複雑化し,また,新たな人権課題が生起する中で,特定の人権課題や法律,心理等特定の領域に専門性を有する人権擁護委員が,それぞれの分野で専門性を発揮することにより,人権擁護活動の充実強化が図られる。
 (2 ) 人権擁護委員の果たすべき役割
   人権擁護委員の果たすべき役割については,先の二つの答申において,それぞれ人権啓発及び人権救済との関係で明らかにしたところであるが,以下のとおり整理することができる。
  ○  人権擁護委員は,従来,人権啓発,人権相談及び人権侵害事案の把握を中心に活動してきたが,今後もこれらを基本的な任務として,一層積極的な役割を果たすべきである。
  ○  人権擁護委員が,この基本的任務の下で,その適性や専門性に応じて得意とする分野の活動に重点を置くことを可能とするための方策を講ずる必要がある(4(1)参照)。
  ○  一方,人権救済における調査及び処理に関する人権擁護委員の役割については,従来必ずしも明確でないところがあった。人権救済手続への関与には一定の専門的知識,経験,素養等を必要とすることから,適性を有する人権擁護委員が人権委員会からの個別具体的な要請に応じて行う特別の任務とすべきである。
  ○  人権擁護委員は,その性格に照らし,過料又は罰金で担保された調査権限を行使することはできないものとすべきである。

新型コロナワクチンの接種が原因で多くの方が亡くなっているというのは本当ですか

2022年11月18日 12時06分40秒 | 医科・歯科・介護

ワクチン後遺症の患者のほとんどの人が半年以内にはほぼ治癒し、重度の障害を残した人は一人もいなかった。

まれには、長期間寝たきりの状態が続いている人や、さらには死亡された人もいる。

しかしこういった人たちに対するきちんとした補償が行われているとは言い難いのが現状。

接種直後に死亡すれば、遺族が真相を知りたいと思うのは当然だ。

接種後の症状(副反応・心筋炎・心膜炎など)

副反応、健康被害、後遺症の違いについて

 
  主な症状
副反応 ワクチン接種後に現れる注射した部分の痛み、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢等の症状。接種の翌日をピークに発現することが多く、数日以内に回復。
健康被害 ワクチン接種後に起こる極めて稀な、脳炎や神経障害などの重い症状等。
後遺症 感染時の症状の有無に関わらず、感染から回復した後にも現れる強い倦怠感、味覚・嗅覚障害、せき・たん、呼吸困難、発熱、抜け毛等の症状。

-----------------------------------------------------------------------

厚生労働省

「ワクチンを接種した後に亡くなった」ということは、「ワクチンが原因で亡くなった」ということではありません。

接種後の死亡事例は報告されていますが、現時点で、新型コロナワクチンの接種が原因で多くの方が亡くなったということはありません。

「ワクチンを接種した後に亡くなった」ということは、「ワクチンが原因で亡くなった」ということではありません。人はワクチンの接種とは関係なく突然命を落とすことがあるため、ワクチン接種後の死亡事例が出た時は、ワクチン接種との因果関係を調査することが大切です。

新型コロナワクチンを含むあらゆるワクチンは、大規模な臨床試験で安全性が確認された後に承認されています。日本で使用されているファイザー社及びモデルナ社のmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンは、いずれも臨床試験において、ワクチン接種者とプラセボ接種者で、重い病気を発症した人や亡くなった人の割合に差がないことが確認されています(※1、※2)。

また、接種が進んでいる米国では、ワクチン接種後の病気の発生率と、接種を行わなかった場合の予想される病気の自然発生率を比較するなどの評価が行われています。これらの調査の結果、米国CDCは2021年6月時点で「死亡事例とmRNAワクチン接種には明らかな因果関係がない」と評価しています(※3)。

日本においても、副反応疑い報告制度により、ワクチン接種後の死亡事例が報告されていますが、こうした事例をみたときに、現時点でワクチン接種との因果関係があると判断された事例はありません(※4)。

また、新型コロナウイルス感染症の流行時における超過死亡(ある時点において全ての死因を含む死亡者数が例年より多かったことを示します。)についても、日本では感染拡大の時期、とりわけ2021年4~6月の時期に、一部の都道府県で超過死亡が確認されましたが、これは日本でワクチン接種が進む時期よりも前であったことが厚生労働省の研究班より報告されています(※5)。

ワクチン接種が原因で超過死亡が発生したという科学的根拠は、現時点において確認されていません。

それでもなお、決して予断を持つことなく、個別の死亡事例をみたときに「新型コロナワクチンが原因ではないか」、あるいは、症例数などをみたときに「新型コロナワクチンの接種後に特定の病気による死亡が特に増えていないか」など、引き続き、国内外で慎重なモニタリングが行われています。

こうしたことをまとめると、日本において、現時点で、新型コロナワクチンの接種が原因で多くの方が亡くなったということはありません。

 


映画『めまい 窓越しの想い』

2022年11月18日 07時42分17秒 | 社会・文化・政治・経済

CSテレビ(ムービープラス)で時々韓国映画を時々観ている。

11月16日、午前1時45分から映画『めまい 窓越しの想い』を観て、改めて韓国映画は面白いと思う。

映画『ラブ・フィクション』をはじめ多くの映画ファンが期待を寄せるチョン・ゲス監督が現代社会の生きづらさと希望を独自の視点で描いた本作。

映画とドラマの両方で活躍を遂げる若手演技派女優チョン・ウヒが主演を務め、仕事・恋・家族関係のストレスから耳鳴りとめまいに苦しむOLソヨン役を繊細な感情表現と体当たりの演技で見事熱演。

共演に第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、その他各国の映画祭で数々の受賞&ノミネートを果たした映画『LETO -レト-』で主役に抜擢されたユ・テオがソヨンと秘密の社内恋愛を繰り広げる上司役を演じ、第41回青龍映画賞で新人男優賞を獲得。

そして窓越しにソヨンと心の交流を深めていく清掃員の青年に繊細な眼差しが魅力的な新星俳優チョン・ジェグァン。

息苦しい日々を高層オフィスビルの中で耐えるOLと、窓の外をロープで縦横無尽に移動する清掃員。

予期せぬ出会いを果たした2人が紡ぐ、癒やしと優しさに包まれたロマンスがここに誕生した。

STORY

高層ビルにあるオフィスで働くソヨン。

契約社員としての生活、誰にも打ち明けられないジンスとの社内恋愛、毎晩かかってくる母親からの電話。

安定した生活を求めるソヨンを取り巻く環境は、どれも不安定なものばかり。

これ以上絶えることができないと、彼女の中で緊張の糸がぷつんと切れてしまう。

そんな時、オフィスの窓の外からロープにぶら下がったままソヨンを見つめる清掃員のグァヌと出会う。

 

誰かがみてくれてる

高層ビルのオフィスで働くソヨンは契約社員で契約延長は不明確、誰にも打ち明けられない上司ジンスとの社内恋愛、毎晩かかってくる母親からのグチ電話によるストレスから耳鳴りとめまいに苦しんでいた。
上司が社内倫理違反で会社をクビになり彼女が落ち込んでいた時、オフィスの窓の外からロープにぶら下がりソヨンを見つめる清掃員のグァヌと出会った。
彼は陰ながらソヨンを励ましていて、ある時上司からセクハラを受けていた時窓の外から助けた。2人の恋は発展するのか?という話。

ジンスはイケメンだけどクソみたいなやつだった。ソヨン役のチョン・ウヒは特別美人では無いが、なんか気になる魅力が有った。
一人で落ち込んでいても、誰かが気にしてくれてる事もあるという良い話だった。

 
 
 私は韓国の若手演技派女優チョン・ウヒが好きだ。

だからこの映画も楽しみにしていた。5月公開だった予定が緊急事態宣言により公開が遅れた。
この映画、今一つ評判がよくなかったのだけれど、私は非常によかったと思う。

よかったと思わなかった人は想像と物語が少し違っていたからだろう。
チョン・ウヒはこれまで本当に演じていてきついような役ばかりを演じてきた。役者のインタビュー番組(Youtubeで視聴)でも、彼女自身がそのように語っている。

しかも、彼女の演じる役は自身が孤立していたり、求めても相手に気持ちが伝わらない役ばかりなのだ。
彼女を一躍有名にしたのは「ハン・ゴンジュ 17歳の涙」(2013)の主演でだけれど、これは17歳でレイプされ、被害者なのに(であるが故に)周りから偏見の目でみられ、差別される少女を演じている。

しかも20代後半でその役を演じているのだ。「Sunny 永遠の仲間

 
 
心に闇と葛藤を抱える若い一人の韓国女性の生き辛さを描いた映画。

始終暗鬱とした映像。ヒロインはイイことも悪い(ツイテナイ)ことも心情は同じレベル。心的エネルギー30%ぐらいのところにいる感じ。でも、次長と過ごしている時だけは50%ぐらいの振りが上がる。観ていて退屈にならないのは描き方が上手いのかな?

清掃員のストーカー振りもラブストーリーの主人公になれば、OKなのね。

 
辛いことばかりが起こるけど、誰かが見守ってくれている...。エンディングはロマンチックでもあり、危なくもあり賛否両論ありそうですが、チョン・ウヒさんは素晴らしかったです。
 
高層ビルの42階のオフィスで契約社員として働くOLが、恋と仕事と親と体調に心を沈ませる2ヵ月の話。


モテモテバツイチ次長と秘密の交際をしているものの、その関係に不安を憶え始めた頃、めまいと耳鳴りに悩まされはじめ…。

あまり背景を描かれてはいないものの、仕事は出来るし人当たり良いし友人もいるしという主人公なのに、兎に角暗く鬱屈とした空気全開。ツイていないにも程がある。

サブタイトルとあらすじの通り、清掃員の男がついてまわり、どんな行動を起こしてどう結末に繫げるかだけど、まあオチは大方予想つくし、出来事をじっとりマッタリ積み上げて行くだけなのでまどろっこしい。

そこに来て25階から…の件は何の効果でしょう。
パワハラ、セクハラ次長はバカなのか?そもそも韓国では未だにゴンドラを使わない?

ちょっと悲しげなメロドラマ好きな

 
 
1人の女性の2ヶ月の人生を描いたドラマ

恋愛、職場、母親と。

ずっと雨が降っているような、決して幸せではない暗い話し。

そんな彼女を遠くから見守っていた彼と最後は、、、

70年代の日本の映画のようだ。