▽人類の教師釈尊。
釈尊が残した精神遺産は、智慧と慈悲である。
釈尊を語る人はいても、釈尊を実践する人はほとんどいない。
▽「人間性」と「希望」「生命力」こそが、現代の宝である。
▽芸術は「理解の力」である。
芸術は「友情の力」である。
ゆえに、芸術は「平和の推進力」なのである。
▽本質を見抜く力。
「世界を探求する力」「あらゆる視点を認識する力」
「考えを伝えるコミュニケーション力」「行動力」
▽地球的な課題に対する考え方は、人によって異なる。
国や民族によって思想や価値観が違うだけでなく、経験している感情や習慣もことなるからだ。
社会問題の解決のためには、これらの違いを尊重していかなければならない。
▽異なる複数の視点を認識し「新しい視点を生み出す」能力が必要だ。
互いの視点を共有するということは、双方向で考えを伝え合うだけでは充分ではない。
異なる個人の視点を認識し合うためには、視点を共同で創造していく力が大事になる。
▽芸術的な表現方法の意義を理解し、思想だけでなく、感情を創造的に伝える方法も探求すべきだ。
▽どんな状況からもあらゆる可能性を信じ抜くことだ。
また、他者の視点を受け入れる柔軟な心。
一つの物事に対して一心不乱に努力する誠実さや、目標に対して行動を起こす責任感を身につけることだ。
これらは知的な要件と言えるだろう。
▽道徳的な要件としては「智慧」「勇気」「慈悲」という観点だ。
▽私たちの世界は今、かつてないほどの難題に直面している。
その課題は、弱い立場の人々に不釣り合いな影響を与え、既存の不平等を悪化させている。
気候変動、生物多様性の喪失、自然災害も発生している。
洪水や記録的な熱波が示すような影響は計り知れない。
自然や人間が引き起こす課題は、複雑でかつ相互に関連している。
▽デューイが求めた<教育は実生活に即し、生徒とコミュニティーの個人的な体験に根差すべきだ>という哲学である。
つまり、学習とは「直接的な生活」を通じて行われ、高度な社会的活動である。