閉校の舞台芸術学院 創立70年の劇団青年座が受け継ぐ

2024年09月25日 11時22分35秒 | 社会・文化・政治・経済

舞台芸術学院は「舞芸(ブゲイ)」の略称で知られ、舞台芸術専門課程のみが設置された国内唯一の専門学校だが閉校となる。

前身は、復員してきた俳優の野尻徹が演劇活動の拠点として池袋に設立した「スタジオ・デ・ザール」である。

ところが、医師の父与顕ら家族が支援していたが、徹は1948年1月27歳の若さで他界。

息子の志を継ぎ俳優を養成しようと決意した父が 創設したのが「舞台芸術学院」である

タレントのうつみ宮土理さん(80)や舞踏家の麿赤児さん(81)、映画監督の山田洋次さん(92)、小説家の五木寛之さん(91)、俳優の役所広司さんらも通った。演出家で現学長の鵜山仁さん(71)も学院の卒業生だ。演劇界に限らず多くの才能が学んできた。

卒業生は1万人を超える。

近年は少子化の影響などで入学者が減り、新型コロナウイルス禍でその流れが加速。

継続的な運営が困難と判断し、77年あまりの歴史に幕を下ろすことを決めた。閉校後の校舎は、劇団青年座(東京都渋谷区)が拠点として使用する予定だ。

 


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