9月20日、途中からであるが午前3時過ぎから4時15分までCSテレビのザ・シネマで観た。
『ストリート・オブ・ファイヤー』(原題/英題:Streets of Fire)は、1984年製作のアメリカ映画。
劇中で死者が出ない映画でもある。『キネマ旬報』において、1984年度の「読者選出」外国映画ベスト・テンの「第1位」に選ばれた。
ダン・ハートマンの「アイ・キャン・ドリーム・アバウト・ユー」がビルボード・ホット100でヒットした。
高架と路地裏の町リッチモンドが舞台(ロケ地は主にシカゴ)だった。
あらすじ
人気ロック歌手、エレン・エイムが地元での凱旋ライブ中にストリートギャング“ボンバーズ”に拉致される。
彼女の大ファンのリーヴァは弟トムに助けを求め、エレンのマネージャー、ビリーがトムを雇うと申し出る。
トムは偶然出会った陸軍あがりの女兵士マッコイを相棒にボンバーズのアジトを急襲し、エレンを救い出す。
トムとエレンはかつて恋仲だったが、エレンが歌手を目指すために心ならずも別れていた。今回の救出をきっかけに再び心が揺れるが、トムが金のために自分を救出したとエレンが誤解し仲違いする。しかし、トムがビリーから謝礼を受けとらなかったと知り、二人の間にふたたび愛の炎が燃え上がる。
その一方、面目を潰されたボンバーズのボス、レイヴェンはボンバーズを率いて街を襲撃しようとしていた。その前に立ちはだかるトム。レイヴェンはトムに一騎討ちを申し出、トムも受けて立つ。一対一の壮絶な対決の末、トムが勝利する。ボスの敗北、住民の決起の姿をみてボンバーズは引き上げ、街に平和が訪れる。
エレンはトムに復縁を申し出るが、トムは「俺は君の付き人にはなれないが、必要な時には必ず来る」と言い、二人は再びそれぞれの道を歩むこととなる。ステージで歌う彼女の姿を見守りつつ、トムはマッコイと共に街を去って行く。
キャスト
役名 | 俳優 | ||
---|---|---|---|
トム・コーディ | マイケル・パレ | ||
エレン・エイム | ダイアン・レイン | ||
ビリー・フィッシュ | リック・モラニス | ||
マッコイ | エイミー・マディガン | ||
レイヴェン | ウィレム・デフォー | ||
リーヴァ・コーディ | デボラ・ヴァン・フォルケンバーグ | ||
エド・プライス署長 | リチャード・ローソン | ||
クーリー巡査 | リック・ロソビッチ | ||
グリーア | リー・ヴィング | ||
クライド | ビル・パクストン | ||
バード(ソレルズ) | ストーニー・ジャクソン | ||
レジー(ソレルズ) | グランド・L・ブッシュ | ||
レスター(ソレルズ) | ロバート・タウンゼント | ||
B・J(ソレルズ) | ミケルティ・ウィリアムソン | ||
ベビードール | エリザベス・デイリー | ||
運転士 | リン・シグペン | ||
ベン・ガン | エド・ベグリー・ジュニア | ||
スクワート | ハリー・ビア | ||
ハリー警官 | ピーター・ジェイソン | ||
ロードマスター | ポール・モネス |
スタッフ
- 監督:ウォルター・ヒル
- 製作:ローレンス・ゴードン、ジョエル・シルバー
- 脚本:ウォルター・ヒル、ラリー・グロス
- 撮影:アンドリュー・ラズロ
- 編集:フリーマン・デイヴィス
- 音楽:ライ・クーダー
音楽/サウンドトラック
- ダイアン・レイン本人は歌に意欲を見せてはいたのだが、冒頭と終盤の劇中バンド「ファイヤー・インク (Fire Inc.)」のコンサート・シーンでエレン・エイムが歌う2曲「ノーホエア・ファースト」「今夜は青春」は、作者ジム・スタインマンのお気に入りローリー・サージェント(バンド Face to Face のボーカル)とホリー・シャーウッド (Holly Sherwood)とによる吹き替えとなった。
- スタインマンのアルバム『バッド・フォー・グッド』にも参加したプロデューサーのジミー・アイオヴィンが音楽スーパーヴァイザーを担当した(後に『アメリカン・アイドル』でメンターとして出場者の指導も担当した)。ダイアン・レインがステージで歌う2曲に関しては、絶対的に一人の音量ではボーカルの厚みが薄くなるので、2、3人のボーカリストがユニゾンで歌ったものを電子的に合成して作ったと「Inside 'Streets of Fire'」の映像インタビューでジミーが述べている。
- 劇中に登場する黒人4人組ドゥーワップバンド、ザ・ソレルズの歌は、ウィンストン・フォードによる吹き替えである。ただし、サントラ・アルバムには、他の歌手が歌っているバージョンが収録されている。その中で最大のヒット曲「あなたを夢みて(I Can Dream About You)」は、作曲者である元エドガー・ウィンター・グループの ダン・ハートマン自らによるバージョン。
- 「今夜は青春」は、日本のTVドラマ『ヤヌスの鏡』主題歌「今夜はANGEL」として、椎名恵が歌いヒットしている。
- 「ノーホエア・ファースト」は、1986年に宝塚歌劇団の花組により、バウホールで上演された『グッバイ・ペパーミントナイト!』(安寿ミラ・真矢みき主演)のオープニングで用いられている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます