斎藤知事の“自称広報”PR会社女性社長が投稿動画を削除していた…落選の稲村陣営は刑事告訴
11月17日に投開票が行なわれた兵庫県の出直し知事選は、パワハラや公金不正支出疑惑に絡む告発文書問題が原因で失職した斎藤元彦氏が再選された。
SNSやYouTubeによる世論形成に加え「斎藤氏を応援する」として立候補したNHK党党首・立花孝志氏の行動も斎藤氏を後押したとみられている。
ところがこうした今回選挙の“象徴”が、選挙が終わっても物議の種となり、捜査を求める動きも出てきた。兵庫県の混乱はまだまだ続く…。
ネットの反応が恐ろしく、耐えられなくなった人が次々と離れていった
選挙戦は自民党県連の多数派や立憲民主党系の団体、連合などが推した前尼崎市長・稲村和美氏が序盤リードしていた。しかし、ネットの後押しで「疑惑は嘘で、斎藤さんはハメられた」という同情論と支持が急速に広まり斎藤氏が逆転勝ちした。
斎藤陣営が力にしたネットによる情報拡散が、新聞やテレビによる疑惑報道で生まれた斎藤氏のマイナスイメージを覆したことで、「オールドメディアが敗北した」という解説が飛び交っている。
斎藤氏自身も当選を決めた17日夜、「SNSを通じた選挙戦をご支援いただきながら広げさせていただいた。応援してくれる方がSNSを通じて広がるんだという、このSNSの本当にプラスの面をすごく感じたところです」と述べ、選挙でのSNSでの効能を強調している。
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