日本維新の会の兵庫県議会議員、岸口実氏と増山誠氏は、去年の知事選挙の期間中、▽真偽不明の文書や、▽斎藤知事の内部告発文書を調査する百条委員会の非公開の音声を、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首へ提供したとして先週、百条委員会の委員を辞任しました。
岸口氏と増山氏、それに立花氏と電話でやりとりした白井孝明 県議会議員の3人は、午後1時から神戸市内で記者会見を開きました。
この中で、岸口氏は「県民に大変な迷惑をかけていておわびする。文書を渡す場に同席した以上、私から提供したということで結構だ。記載の内容が事実かどうかは判断がつかなかった。立花氏に会ったことは軽率で、党からの一定の処分の検討もある」と述べ、今後、みずから議員辞職などについて判断していく考えを示しました。
情報提供が知事選挙に与えた影響については、「全く関係がないとは言わない。選挙結果を踏まえると、立花氏が一定の役割を果たしたことはよく分かる。ただ、最後は県民一人ひとりの判断だと思う」と述べました。
また、増山氏は、音声を提供したことについて「ルール違反なので謝罪したい。私から立花氏に連絡し、カラオケボックスで会い、備忘録のような形で持っていた文書も渡した。立花氏は発信力がある人なので県民が知ることができるのではないかと思った。『立花氏が多くのデマを言っている』という意見には賛同しかねる」と述べました。
その上で「きょう、日本維新の会に離党届を提出した。議員辞職については有権者の声を聞きながら判断していきたい」と述べました。
3人が同じ時期に立花氏に接触したことについては、それぞれが連携はとっていないと説明しました。
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